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  1. 市川三郷町議会 2020-12-02
    12月02日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 2年 12月 定例会(第4回)令和2年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和2年12月2日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第80号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について      議案第81号 市川三郷町後期高齢者医療に関する条例中改正について      議案第82号 市川三郷町介護保険条例中改正について      議案第83号 市川三郷町指定居宅介護支援等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例中改正について      議案第84号 市川三郷町国土強靱化地域計画について      議案第85号 新町建設計画の変更について      議案第86号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)      議案第87号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)      議案第88号 令和2年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第89号 令和2年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)      議案第90号 令和2年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)      議案第91号 令和2年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第92号 令和2年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)      議案第93号 令和2年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号)      議案第94号 令和2年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)      議案第95号 市川三郷町道路線の認定について      議案第96号 市川三郷町道路線の変更について 日程第4 一般質問 -追加日程- 日程第1 承認第15号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第2 承認第16号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第3 承認第17号 市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 2.出席議員は次のとおりである。(13名)       1番 秋山豊彦   2番 笠井辰生       3番 齋藤美佐   4番 丹澤 孝       5番 小川好一   6番 高尾 貫       7番 笠井雄一   9番 有泉 希      10番 松野清貴  11番 三神貞雄      12番 村松武人  13番 秋山詔樹      14番 一瀬 正 3.欠席議員(1名)       8番 川崎充朗 4.会議録署名議員       2番 笠井辰生   3番 齋藤美佐       4番 丹澤 孝 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名)  町長        久保眞一   防災課長      塩沢正也  総務課長      石原千秀   財政課長      薬袋和幸  町民課長      武田真一   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  望月和仁   つむぎの湯所長   内藤 勝  福祉支援課長    渡邉まゆみ  保育課長      渡辺浩志  農林課長      望月順二   商工観光課長    林 茂一  生活環境課長    丹沢宏友   土木整備課長    井上靖彦  まちづくり推進課長 渡辺 潤   会計管理者     保坂秀樹  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     木村竹実  教育長       渡井 渡   教育総務課長    望月利偉  生涯学習課長    森川規彦   政策秘書課企画係長 望月直人 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    海沼良明  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      芦沢順司  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月恵美     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(海沼良明君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(笠井雄一君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 鮮やかに赤や黄色に紅葉した木々も、いつの間にか散り落ち、新型コロナウイルス感染症第3波の真っ只中、早いもので師走を迎え、何かと慌ただしい時期となりました。 本日、第4回定例会が、召集されましたところ、議員をはじめ、関係者の皆さま方にはご壮健にて、ご出席をいただき、ここに開会できますことは、まことにご同慶に絶えないところであります。 さて、本定例会に提出される諸議案につきましては、後刻町長から説明がありますが、議員の皆さま方には、会期中格別のご精励をいただき、慎重審議を尽くされ、ともに納得ができあえるよう願うものです。 また、議会運営につきましても、特段のご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。 なお、8番、川崎充朗君より、本日、所用のため、欠席する旨の届け出が出されておりますので、ご了承願います。 また、政策秘書課長につきましては、欠席する旨の報告がありました。代わりに、政策秘書課の係長が出席しておりますので、ご了承願います。 ただいまから、令和2年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月の定例会以降の諸般の報告は、お手元に配付したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 はじめに、三郡衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 11月2日、三郡衛生組合議会第2回定例議会が、組合議場で開かれ、本町からは三神議員、齋藤美佐議員、笠井辰生議員、それに私、4議員全員が出席しました。 主な審議内容について報告します。 提出された3議案とも、令和元年度歳入歳出決算の認定で、全議案とも全議員の賛成で認定されました。 認定第1号 令和元年度一般会計決算については、歳入の収入済額は2,569万958円で、主な歳入としては各町からの分担金2,228万2千円で、そのうち市川三郷町分担金は368万2,259円で、全分担金の16.5%でした。 主な歳出としては、議会費が88万7,068円、総務費2,245万4,146円で、支出済額は2,334万2千円、実質収支額は234万9,744円で、次年度へ繰り越します。 次に、認定第2号 令和元年度し尿処理事業特別会計決算については、歳入の合計額は2億7,010万1,445円で、主な収入済額としては、分担金で2億3,295万4千円、使用料及び手数料が1,888万680円でした。分担金のうち、市川三郷町分は3,721万2,738円で、全体に占める割合は16%でした。し尿投入量は施設が造られた平成12年度と令和元年度を比較すると6,582キロリットルの減で、増減率は34.3%減となり、公共下水道の普及によるものと考えられます。 ちなみに、市川三郷町の投入量は1,276キロリットルで、平成12年度との比較では2,405キロリットル減で、旧三珠町分が約86%減、旧市川大門分が約52%減となっています。 歳出総額は2億5,833万9,920円で、そのうちし尿処理費が2億5,832万1,311円で、歳入歳出差引残高は1,176万1,525円で、次年度へ繰り越します。 認定第3号 令和元年度火葬事業特別会計決算については、歳入の合計額は1億8,136万2,940円で、主な歳入済み額としては分担金が1億6,163万6千円、使用手数料が1,657万9千円でした。 市川三郷町関係では、分担金が1,954万1,792円で、全体に占める割合は12.1%でした。 また、令和元年度の火葬利用件数は、市川三郷町が178件、利用料172万5千円でした。歳出合計額は1億7,485万8,889円で、主な歳出としては火葬場費で職員の給与および委託料などで、支出済額は1億484万4,872円でした。 また、施設改良のための財政調整基金として、7,001万4,017円積み立てました。歳入歳出差引残高は1,176万1,525円で、次年度へ繰り越します。 以上、3認定議案については、全議員の賛成で認定されました。 引き続いて、全員協議会が開かれ、事務局からふじかわ聖苑長寿命化計画および三郡衛生クリーンセンター長寿命化計画、つまり火葬場とし尿処理場の施設改善および改修のための業者による点検等を提示する中で、必要と考えられる経費と、そのための基金積み立てを進めていきたい旨の事務局としての説明がありました。 以上、三郡衛生組合議会の報告を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第10番、松野清貴君。 ◆10番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和2年第2回峡南広域行政組合議会定例会は、10月15日に開会され、本町からは秋山議員と村松議員と私、松野が出席しました。 今回の定例会では、専決処分の承認1件、補正予算2件、決算認定3件、すべて原案どおり承認・可決・認定されました。 審議等の内容は、次のとおりであります。 まず、承認第2号 専決処分の承認を求める件は、歳入歳出それぞれに196万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額を18億2,230万円とするもので、内容は新型コロナウイルス感染症対策に伴うもので、中部消防署南分署の仮眠室が狭く、ポンプ隊と救急隊を分けることができないことから、仮眠室での感染症クラスターを防ぐためプレハブをリースし設置するものでした。 また、各署等の室内換気扇の整備と救急業務終了時の除染のため、屋外手洗場の増設工事にかかる費用を追加するものでありました。 次に、議案第12号 令和2年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第4号)の件では、歳入歳出それぞれに695万2千円を追加し、総額を18億2,925万2千円とするものでありました。 歳入はすべて前年度繰越金となっており、歳出は4月の人事異動による人件費の組み替えと新型コロナウイルス感染症対策に伴う消耗品の追加が主なものでありました。 次に、議案第13号 令和2年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第2号)の件については、歳入歳出予算の総額は2億1,604万3千円から増減はありませんが、支出科目の財源更正を行いました。 次に、令和元年度峡南広域行政組合一般会計決算、介護保険特別会計決算、峡南ふるさと市町村圏特別会計決算について、代表監査委員より適正に処理されている旨、報告がありました。 以上で峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和2年9月定例会は、9月29日に開会され、本町からは笠井雄一議員と私、小川が出席しました。 本定例会に提出された議案は、補正予算2件、決算認定6件、同意案件1件でありました。 主な議案について、報告をいたします。 令和2年度ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)は942万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ16億1,351万4千円とするもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは委託料で、スチール缶処理運搬業務委託でありました。 次に、決算認定について報告いたします。 令和元年度一般会計歳入歳出決算認定は、歳入総額5,754万9,359円、歳出総額5,494万2,113円で、歳入歳出差引額は260万7,246円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金4,775万6千円で、主な支出は、総務費の5,394万2,475円でありました。 なお、本町の負担金は380万5千円であり、全体の7.97%でありました。 次に、ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額13億7,694万8,415円、歳出総額13億3,520万1,118円で、歳入歳出差引額は4,174万7,297円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金10億1,145万3千円で、主な支出は、ごみ処理事業費の11億2,700万9,620円でありました。 なお、本町の負担金は8,466万円であり、全体の8.37%でありました。 次に、地区公園事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額975万8,848円、歳出総額898万8,537円で、歳入歳出差引額は77万311円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金878万4千円で、主な支出は、地区公民館事業費の898万8,537円でありました。 なお、本町の負担金は70万円であり、全体の7.97%でありました。 次に、老人福祉事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額3,588万1,562円、歳出総額3,298万3,609円で、歳入歳出差引額は289万7,953円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金3,140万8千円で、主な支出は、老人福祉事業費の3,298万3,609円でありました。 なお、本町の負担金は250万2千円であり、全体の7.97%でありました。 次に、勤労青年センター事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額5,210万3,239円、歳出総額5,009万29円で、歳入歳出差引額は201万3,210円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金3,969万1千円で、主な支出は、勤労青年センター事業費の4,379万729円でありました。 なお、本町の負担金は451万円であり、全体の11.36%でありました。 同意案件につきましては、監査委員の選任について議会の同意を求める件で、議員選出の監査委員の辞職に伴い、新たに本町の笠井雄一議員が選出されました。 提案された議案は、いずれも原案どおり可決、認定、同意されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得ましたので、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和2年第2回峡南衛生組合議会定例会は、10月8日に開会され、本町からは川崎議員と私が出席いたしました。 本定例会に提出されました案件は、決算認定1件、補正予算1件でありました。 審議に入る前に、峡南衛生組合南部町議会議員の市川強議員の辞職に伴い、同じく南部町議会議員・望月光彦氏が、本組合の議員として選出されました。就任のあいさつをいただきました。 また、任期満了に伴い身延町の町長が当選、組合の管理者であり、望月幹也町長より再任されたあいさつがありました。 それでは、内容について報告いたします。 はじめに、令和元年度一般会計歳入歳出決算認定について、報告いたします。 歳入総額5億5,010万2,550円、歳出総額5億2,961万4,604円、歳入歳出差引額は2,048万7,946円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金で4億3,812万1,970円、および火葬・清掃・ごみ処理の手数料6,150万8,558円でありました。 なお、本町の負担金は5,108万7千円であり、全体の11.7%でありました。 主な支出は、衛生費3億8,066万1,287円、火葬費2,133万5,339円で、白煙防止用空気予熱器取替工事、ごみ処理施設の炉耐火物補修工事、焼却灰運搬処理委託料等でありました。 また、代表監査委員より8月18日行われた決算審査について、適正に会計処理が行われたとの結果報告がありました。 次に、令和2年度一般会計補正予算(第1号)について、報告いたします。 歳入歳出をそれぞれ、総額5億931万2千円とするもので、歳出では、総務費178万6千円の追加、衛生費185万8千円の更正、南部総務費55万8千円の更正、諸支出金は63万円の追加するものでありました。 主な支出は、余剰汚泥電源バルブの修繕および控室の修繕工事、2号炉空気予熱器の修繕の追加工事に伴う、総務費および衛生費の補正でありました。 提出されました案件は、いずれも原案どおり可決、承認されました。 また、11月27日には、令和2年第1回峡南衛生組合議会臨時会が開かれ、本町からは川崎議員と私が出席しました。 本臨時会に提出された案件は、条例制定1件、条例改正1件でありました。 開会後には、新聞等で報道がありました同組合元職員による贈収賄事件について、身延町長望月幹也管理者より組合議員各位に謝罪説明があり、警察の捜査が続いており、捜査終了後に組合としての最大限の対応をしていくとの説明がありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、峡南衛生組合情報公開条例の制定については、情報公開制度の適正な運用を図るため、制度化する必要が生じたため条例を制定するものでありました。 次に、峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例については、人事院及び山梨県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 提出されました案件は、いずれも原案どおり可決しました。 以上、峡南衛生組合議会の報告をさせていただきました。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、山梨県後期高齢者医療広域連合組合議会の報告をお願いします。 第6番、高尾貫君。 ◆6番議員(高尾貫君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 令和2年第2回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、10月26日、山梨県自治会館において開会されました。 今定例会に提出された案件は、専決処分の承認2件、決算認定2件、条例の一部改正案1件、補正予算案2件であり、いずれも原案のとおり承認、認定、および可決されました。 また、監査委員の選任について同意を求めることについても、原案のとおり同意されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 専決処分の報告および承認を求めることについての2件は、いずれも新型コロナウイルスに感染した者、または発熱などの症状があり感染が疑われる者に対して、疾病手当金の支給をするための条例の一部改正と、特別会計補正予算をするものでありました。 次に、令和元年度一般会計および後期高齢者医療特別会計の決算認定に先立ち、監査委員より決算審査の結果報告がありました。 令和元年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を5億5,814万214円、歳出総額5億3,974万2,258円、歳入歳出差引額1,839万7,956円を次年度に繰り越すためのものでありました。 また、令和元年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を1,055億6,661万3,878円、歳出総額を1,047億5,552万3,642円、歳入歳出差引額8億1,109万236円を次年度に繰り越すものでありました。 次に後期高齢者医療に関する条例の一部改正は、平成30年度の税制改正によって、令和2年分以後における給与所得控除・公的年金等控除・基礎控除内容がそれぞれ変更となることに伴い、保険料の賦課根拠を規定する条例の一部を改正するものでありました。 次に、令和2年度一般会計補正予算第1号では、歳入歳出それぞれ1,839万6千円を増額し、総額を5億5,265万円とするもので、歳入では前年度繰越金の計上、歳出では基金への積立てでありました。 令和2年度後期高齢者医療特別会計補正予算第2号では、歳入歳出それぞれ11億9,888万4千円を増額し、総額を1,058億618万円とするもので、歳入では基金繰入金および前年度繰越金の計上など、歳出では、前年度の概算交付金の精算返還金11億3,963万5千円の追加などでありました。 また、広域連合監査委員の選任が行われ、富士川町の樋口正訓氏が選任されました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  次に、山梨県西部広域環境組合議会の報告をお願いいたします。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  議長の命により、山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和2年第2回山梨西部広域環境組合定例会は、10月28日に開会されました。 本定例会に提出された議案は、決算認定に1件でありました。 審議に入る前に甲斐市、早川町、身延町において任期満了に伴う選挙が行われ、保坂市長、辻町長、望月町長が再選された旨の報告がありました。 それでは、決算認定について報告いたします。 令和元年度一般会計歳入歳出決算認定は、歳入総額1,382万1,673円、歳出総額792万3,217円で、歳入歳出差引額は589万8,456円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金1,062万6千円で、主な支出は、総務費の789万17円でありました。なお、本町の負担金は55万9千円で、全体の5.3%でありました。 また、議案説明後には、代表監査委員より決算審査について、適正に会計処理が行われたとの結果報告があり、提案された議案については、原案どおり認定されました。 以上、山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第2番 笠井辰生君 第3番 齋藤美佐さん 第4番 丹澤 孝君 以上、3名を指名します。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第6番 高尾貫君。 ◆議会運営委員長(高尾貫君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和2年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月24日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月2日から15日までの14日間といたします。この間、5日、6日、12日、13日を休会日とし、4日、7日、9日、10日、11日、14日を予備日といたします。 本日は、議案第80号から議案第96号までを一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は7人から通告がありました。 次に、3日、8日の2日間を各常任委員会の審査日にあて、3日を総務厚生常任委員会、8日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前9時から開議することといたします。 続いて、15日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ありがとうございました。
    ○議長(笠井雄一君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から12月15日までの14日間とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第3 議案第80号から議案第96号の17議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、令和2年市川三郷町議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また、平素、町行政の推進に深いご理解とご協力をいただいておりますことに併せて感謝を申し上げます。 はじめに、政府が急速に進めております行政手続きでのはんこ押印廃止に関しましては、2年前、2018年、平成30年1月に内閣官房情報通信技術IT総合戦略室策定の行政手続きの電子化の拡大、デジタルガバメント実行計画が1月16日閣議決定を経て、今日に至っております。 町といたしましては、同年、2018年、平成30年7月に印鑑活用印章制度の継続を求める要望書を自民党三役、内閣官房長官、総務大臣、法務大臣、IT担当大臣に直接手渡しました。 この席には、副議長でありました笠井雄一議長も同行していただいております。 2019年、平成31年1月に、内閣官房IT総合戦略室、内閣参事官はじめ、事務方9名が本町にお越しいただき、六郷はんこ業界を視察していただきました。 本年、2020年、令和2年10月、平井卓也デジタル改革担当大臣に直接要望いたしました。 また、同じ10月、山梨県町村会として、印章制度文化を守るための決議をいたしました。決議したことを周知するため、決議書を全国町村会と県関係国会議員に送付していただきました。 11月、自民党本部で自民党幹事長に申し入れ、はんこ押印は社会生活が整然と行われるための条理、秩序であることを訴えました。幹事長はこの秩序という点を繰り返しおっしゃってくださいました。 押印廃止は、本人確認や、証拠としての保証の必要性に配慮すべきことや、政府が推進する押印廃止に関しては、廃止するべきもの、残すものの明確な基準が決められていないこと、示されていない状況であることなど、十分な検証が必要であると考えます。 新型コロナウイルス感染症につきましては、東京など、首都圏、大阪、北海道など、都市部や全国的に急拡大しており、第3波が鮮明であります。 山梨県でも10月から再拡大しており、11月は128例、128人の感染が公表されております。これまでの最多月は8月の76人であり、8月の168.8%、3月から11月まで述べ344人であります。さらにインフルエンザとの同時流行に最大の警戒が必要であります。 本日、ご提案申し上げます案件は、条例改正4件、計画および計画変更2件、令和2年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算9件、道路線の認定および変更2件の17件および専決処分の承認3件であります。 それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議案第80号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 地方税法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第81号 市川三郷町後期高齢者医療に関する条例中改正について 租税特別措置法の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第82号 市川三郷町介護保険条例中改正について 租税特別措置法の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第83号 市川三郷町指定居宅介護支援等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例中改正について 指定居宅介護支援等の事業の人員、および運営に関する基準および指定居宅サービス等の事業の人員設備および運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第84号 市川三郷町国土強靱化地域計画について 本計画は、国土強靱化基本法が施行されたことに基づき、本町における国土強靱化に関する施策の総合的、計画的な推進を図るため定めるもので、市川三郷町議会基本条例第21条の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第85号 新町建設計画の変更について 本計画は、東日本大震災による被害を受けた合併市町村にかかる地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律が施行され、合併特例債の発行期限がさらに5年間延長されたことに伴い、新町建設計画の計画期間を、平成17年度から令和7年度までの20年間とするために計画の一部を変更したいので、市町村の合併の特例に関する法律第5条第7項の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第86号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ9,125万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ115億9,249万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費」は、町道岩間久那土線新設改良事業が1件であります。 第3表「地方債補正」は、追加1件、変更3件であります。 議案第87号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は直営診療施設勘定で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,639万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 歳入歳出予算の総額を7,639万6千円とするものであります。 議案第88号 令和2年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ3,329万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億5,971万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第89号 令和2年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ32万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,466万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第90号 令和2年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ44万5円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億5,023万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第91号 令和2年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ167万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億2,913万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第92号 令和2年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ88万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,096万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第93号 令和2年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ44万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,270万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第94号 令和2年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ97万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億5,048万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第95号 市川三郷町道路線の認定について 宅地分譲に伴い公衆用道路として町に寄付採納の申し出があったため、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案第96号 市川三郷町道路線の変更について 主要地方道市川三郷身延線黒沢バイパス開通に伴い、山梨県から旧道を町道として移管の申し出があったため、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由といたします。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件につきましては、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託します。 したがって、ここでは大綱的な質問をお願いします。 これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託します。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定いたしました。 ここで、暫時休憩とします。 再開は、10時57分とします。     休憩 午前10時56分-----------------------------------     再開 午前11時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 ただいま、久保町長から、承認第15号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、承認第16号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、承認第17号 市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについての3件が提出されました。 お諮りします。 これを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2、追加日程第3として議題にしたいと思います。 ご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2、追加日程第3として議題とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △追加日程第1 承認第15号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてから、追加日程第3 承認第17号 市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを一括議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第15号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第16号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第17号 市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 一括して提案理由の説明をいたします。 緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、専決事項は、令和2年人事院および山梨県人事委員会より給与改定が勧告されたことに伴い、関係する3条例の一部を改正するものであります。 以上のとおり専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  それでは、承認第15号 市川三郷町職員給与条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて説明をさせていただきます。 人事院および山梨県人事委員会より給与改定が勧告されたことに伴い、所要の改正を行ったもので、国においては11月27日に、県においては11月30日にそれぞれ議決されたことから、本町においても11月30日付で専決処分をしたものであります。 改正の内容は、給与において期末手当を0.05月引下げ、勤勉手当と合わせた年間支給分を4.5月であったものを4.45月に引き下げるものであります。 月例給については、民間との格差がきわめて小さいことから、改定はありません。 それでは、新旧対照表の3ページを合わせてご覧ください。 第1条関係ですが、第17条第2項は期末手当の引き下げを行うもので、一般職員の期末手当の乗率を「100分の130」から「100分の125」に、特定幹部職員については、「100分の110」から「100分の105」に、0.05月引き下げるものであります。 期末手当と勤勉手当の合計では、一般職員、特定幹部職員ともに6月支給分と合わせた年間支給割合「4.5月」を「4.45月」に引き下げるものであります。 第3項は、再任用職員の期末手当についての記述ですが、読み替え既定の改正を行うもので、支給割合の変更はありません。 適用日は令和2年12月1日です。 人勧に伴う影響額は一般会計、特別会計合わせて期末手当改定分で284万1,355円となります。 なお、今回は補正予算は行わず、3月補正予算で更正させていただきます。 次に、第2条関係ですが、第17条第2項は、第1条で期末手当の率を一般職で「100分の125」、特定幹部職員で「100分の105」に改定しまして、期末勤勉手当の年間支給割合を年4.45月にしましたが、来年4月以降の支給割合を均等化し、それぞれ「100分の127.5」「100分の107.5」とするもので、年間4.45月の支給は変更ありません。 適用日は、令和3年4月1日となります。 次に、承認第16号 市川三郷町長、教育長の給与及び旅費条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて説明をさせていただきます。 新旧対照表の5ページを併せてご覧ください。 この改正につきましては、市川三郷町職員給与条例にならって所要の改正を行ったものであります。 改正の内容は、職員同様に期末手当を0.05月引下げ、勤勉手当と合わせた年間支給割合を「4.5カ月」を「4.45カ月」に引き下げるものであります。 第1条関係では、期末手当の乗率を「100分の225」から「100分の220」に0.05月引下げるものであります。 年間支給割合は「4.5月」を「4.45月」に0.05月引下げるものであります。 適用日は、令和2年12月1日であります。 人勧に伴う影響額は6万5,090円となります。同様に差額は3月補正で更正させていただきます。 次に、承認第17号 市川三郷町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例中改正の専決処分につき承認を求めるものでありますが、この改正は市川三郷町職員給与条例の改正に伴い、所要の改正を行ったもので、この改正の内容は会計年度任用職員の給与および期末手当は、町職員給与条例を準用することが定められておりますが、昨年度までの臨時職員同様に、会計年度任用職員につきましては、年度途中で改正された場合でも、任用された年度の4月1日の給料、期末手当支給割合を適用するという改正を行うものであります。 これは、会計年度任用職員については、任用時に給料額を提示していること、それから1年以内の任用で、短期任用の者もいること等の理由によります。 それでは、新旧対照表の7ページを併せてご覧ください。 第4条、給料につきましては、今年度は改定がありませんが、次年度以降に向けて規定の整備を行うもので、ここではフルタイム会計年度任用職員の給料についての適用を翌年度の4月1日からとするもので、遡及適用はしないことを定めています。 なお、パートタイム会計年度任用職員の報酬についても、同条を適用します。 第15条は、フルタイム会計年度任用職員の期末手当および第24条パートタイム会計年度任用職員の期末手当は、年度途中で支給割合が改正された場合も、当該年度は対応せず、任用された年度の4月1日の支給割合とすることを定めるものであります。 会計年度任用職員については、給料、期末手当ともに人事院勧告による影響はありません。 以上で、承認第15号、16号、17号の説明とさせていただきます。 よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  国のほうの指示か知りませんけれど、やはり公務員の給与というのは、一般の国民給与に大きな影響を与えているわけです。そしてコロナ禍で大変な中で、こういう提案がされることに対して理解できないんですが、今の説明、私、一生懸命メモを取ったんですが、もう1回、具体的には、職員、それからいわゆる臨時職員の給与をいくら下がるのかをもう少し、具体的に教えていただきたいと思うんですが、もう1回、私、聞き漏らしたかもしれませんので、そのへんを確認したいのでお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  まず、職員ですが、給料の改定は、今回は民間との格差が極めて小さいということで、給料はありません。 それから、期末手当について、民間との比較によりまして、支給月数を年間分で0.05月引き下げるというものです。 それから、会計年度任用職員につきましては、任用当初、年度初めに給料額を提示して契約をしております。そういうことで、年度途中での変更はありません。当然、今年度は、給料の変更はもともとありませんでしたが、期末手当についても、今年度につきましては、会計年度任用職員については、年度初めにお約束した支給割合で支給させていただくという内容です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか、質疑はありますか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 承認第15号から承認第17号については、原案のとおり承認することに異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第15号から承認第17号は原案のとおり承認することに決定しました。 ここで、暫時休憩します。 再開は、11時25分とします。     休憩 午前11時15分-----------------------------------     再開 午前11時28分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第4 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか6名から通告がありましたので、順次発言を許します。 第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 時間の制約の中で、執行部へお願いし、1番目の質問は午後からさせていただきたいと思います。 2番目の質問から入らせていただけるわけですが、通告した2番目の質問ということです。 去る10月27日に開かれた臨時議会において、コロナ被害が続く中で、これまで実施されてきた中学生の給食費無料を来年3月まで継続するための補正予算が議決されました。 ところで、久保町長は町長選挙のときの公約で、小中学生の給食費無料化を公約されました。小学6年生までの給食費は無料化されましたが、中学生までの無料化は制度化されていません。選挙公約である中学3年生までの給食費無料化制度を実現すべきだと考えますが、町長の決意をお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えします。 中学生までの給食費無料化を今任期中に実現すべきについてでありますが、本町では平成30年4月から管内小学校に通学する町内在住児童の給食費を、町が全額負担しております。中学3年生までの給食費無料化につきましては、令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策による子育て世代の負担軽減を目的として全額無料といたしました。令和3年度につきましては、予算として年間約2,500万円が必要となる見込みでございます。今後の財政状況を踏まえ、精査し判断してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  他に質問はありますか。 一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  中学3年生まで、コロナ禍で無料にしているわけですが、やはり町長、公約されて任期もあと1年となったわけです。そういう中で、ぜひ中学、今、コロナのもとでの子どもたち、家庭は非常に助かっております。お母さんたちが臨時職員という人たちも多いわけですね。アルバイトで生活している。しかし、このコロナ禍の中で、家庭で、子どもたちを育てていくために、もちろん仕事をしたいけどできないという状況もあるわけです。 やはり、私はいい公約だっただけに、これを制度化していただきたい。2,500万円が必要だとおっしゃるわけですが、やはり身近な問題だけに、私はいい政策だなと思って、町長に賛同したわけです。ぜひ、そういう意味では、町長任期中、来年度からこれを制度化すべきであろうと思いますが、町長もいろいろとご苦労をなさって、勉強なさって来て、私もそういう家庭で育つ中で、本当に生活が大変な人たちというのは、なかなか理解、ほかの人たちは理解しにくいわけです。そういう意味で、もちろん全員を無償化するということ、無償化するからこそ、自然にそういう困っている子どもたちも助かるわけです。特定にとなると、非常にそのへんが難しいところなんですが、いい政策提言をされた、公約なさったんですから、ぜひ任期中に実現していただきたい。制度化することが大事だと思いますので、その点について、町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  思いは今、一瀬議員が述べていただきました思いで、まったく同じでございます。 町の予算を編成する際に、いろいろな要望事項を抱えて、それをほとんど実現しようとすると膨らむ一方で、歳入が圧倒的に足りなくなるということがあります。 毎年のことでございますが、必要な歳出を生み出すために、その財源ですね、できる限り切り詰めることができる財源をしっかり担保するというか、それをしっかりやらないと財政破たんになりますので、そのことを懸命にやっているところでございます。 ただし、今言った制度化ということについては、十分精査して判断していきたいと考えておりますが、基本的にはコロナ対策の中で、国もある程度地方創生臨時交付金のさらなる対策を国も考えておられるようですから、実質的にはその財源で当面は少し乗り切れるのかなと思っております。 いずれにしましても、給食費の無料化については、しっかり取り組んでいきたいという思いであります。ここでできる、できないという答弁はできませんけれども、しっかり精査して判断してまいりたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  大事なことは、町長の決意だと思います。そして、公約というのは、本当に大事なことです。選挙のときに公約したことを、どう守っていくかというのが、町長職にしてもそうでしょうし、議員の私たちにとっても大事なことだと思います。その重さを、やはりもう一度噛みしめていただく中で、実現していただくことをお願いして、この質問については、ここで終わらせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  続いて質問。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  3番目で通告している質問に移ります。 大塚地区の農業を守るために、中央市浅利地区へ建設を予定しているごみ処理施設の汚染防止および風評被害対策について、緊急な対応が必要と考え質問します。 全国を市場に農業による町の振興に貢献してきた大塚地区の住民にとって、浅利地区へのごみ処理施設の建設問題は大問題です。大塚地区住民の悩みを最小限に止めるための町長の行動が注目されます。 私は、町長が国、県への働きかけについて質問しようと考えていました。そんなときに、大塚地区区長会長、水利組合長、上野原区長の3代表が、それぞれの団体の要望書を山梨西部広域環境組合の田中久雄管理者に提出した。その写しを議長からいただきました。 要望書は、地域の切実な要望が詳しく記載されてあります。町長にも要請があったと思いますが、これらの具体的要望を実現させるために、町長はどのように行動される方針か伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  浅利地区へのごみ処理場建設における大塚地区からの要望を実現するための行動方針についてでありますが、今年10月21日、中央市浅利地区への新ごみ処理施設対策連絡会の役員の皆さまが来庁され、山梨西部広域環境組合に提出予定である「新ごみ処理施設建設に係る要望書」を持参され、町および町議会にも大塚地区の皆さまの懸念事項や、その情報を共有して欲しいとの話がありました。 大塚地区の皆さまは、新ごみ処理施設の建設に対して大変な危機感を持たれ、農家の皆さまはもとより、多くの地域の皆さまが心配されていることは町としても十分理解しているところであります。 今年4月からは、山梨西部広域環境組合も体制が整い、5市6町からなる担当者会議や、作業部会、検討委員会が定期的に開催され、現在は、事業の根幹となる基本構想を策定しております。 基本構想の策定後には、大塚地区への説明会を実施し、意見・要望等を拝聴し、検討していきたいと組合より伺っております。 町といたしましても、ご意見をできる限り反映し、不安が取り除かれるよう、山梨西部広域環境組合に対し、働きかけてまいります。 また、要望書の内容は、施設の安全性の確保はもとより、処理場における排水対策や豪雨時における浸水対策、周辺の交通対策、環境対策など多岐にわたりますので、組合に働きかけることはもとより、県関係機関に対しても十分な対策、対応をしていただけるよう、直接協議してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  新ごみ処理施設対策連絡会の土橋新会長の、管理者および組合議会議員宛の要望書には、具体的な要望が提示されています。町長、要点をお話になられましたが、私は、具体的に要点を話したいと思います。 第1に、排水の安全性確保と、具体的な排水方法については、2点挙げております。 1として、ごみ処理施設の排水は、大塚田んぼに流さない。2.水路等の定期的な検査で、水質汚染対策を行う。 2番目に、誘致予定地がハザードマップによると、集中豪雨の際に10メートルほどの浸水が想定されることから、大量の雨水対策と、ごみ焼却灰の安全保管について、具体的に8項目の要望が提示されています。 1として、雨量の定期的な測定およびピーク時の測定を実施する。2として、調整池の設置については、十分な機能確保を行う。3として、想定される10メートル程度の浸水に備え、想定浸水深以上の、かさ上げ等の対策を行う。4として、雨水の排水路として現在の排水路の拡幅、または新規排水路の建設を行う。その際、豊富クリーンセンター南の現排水路沿い、農道の補装を行う。5として、桃林橋地区にある湛水防除用排水機の能力向上または、新設を行う。6として、全面冠水の被害が発生するとき等、水害時の補償を約束する。 第3には、交通量の増加による周辺の交通対策について、2項目の要望が提示されています。 1つとして、搬入車両の集約化、専用道路、道路拡幅など、道路渋滞対策を行う。 2として、大塚田んぼの道路を搬入車両通行不可にする。 4番目の大気汚染、水質汚染、悪臭、煙害などによる風評被害対策としては、2項目の要望が提示されています。 1つとしては、十分な大気汚染対策と情報公開を行う。2つ目に、ごみ処理施設にかかわる風評被害等が発生した場合の真摯な対応と補償を行う。 5番目に、関係団体、組織が対応、対策する補助金についての要望としては、1点挙げられております。地区環境整備事業補助金の交付を行う。 6番目のその他といたしまして、1つとして、大塚田んぼへは笛吹川から取水しているが、想定外の大雨により、汚濁した排水等が笛吹川へ流入するとともに想定される大塚田んぼの用水をボーリングでの水源確保や、笛吹川沿岸畑地灌漑用水の利用等が可能となる対策のための援助を行う。2つ目に、施設稼働開始より約60年間の操業後は、現在地での建設操業はしない。 以上、6項目15点の具体的要望は、中央市浅利地区へ建設されるごみ処理施設に対する大塚地区の皆さまからの要望の概要です。 私は、この要望書を何度も読み返して考えました。大塚地区の皆さんの心配を少しでも少なくするために、市川三郷町として、町長を先頭に積極的に新ごみ処理施設対策連絡会へ、一つひとつ要望実現のために働きかけていかなくてはならないと思います。 そしてその責任が、私は町長にあると思います。 要望に対する見解と、決意をもう一度確かめたく質問するものですが、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最初にご答弁しましたように、地域のご要望というか、思いはとても理解ができますので、私の立場ではそのことが実現できるように取り組みますというふうに答弁しました。 今、議員が一つひとつ丁寧に話されましたけど、一つひとつを私がこの立場で、ここでどうする、こうするということは申し上げられませんので、組合として正式な対応をしてくれると思うんですが、ただ、それを待っているような消極的な姿勢ではなくて、積極的に物を申していきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  そのほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  当初は、この処理施設を建設するとき、3個方針があったわけですね。そして、浅利地区になって、私も一般質問で聞いたんですが、中央市とはいえ、一番被害を受けるのが市川三郷町、それも大塚地区なんですね。 本当に風評被害だとか、実際の被害だとか、大きいと思います。町長、決意を先ほど述べてくださいましたが、本当にほかの2カ所でなくて、ここに決まってしまった。決まってしまった中で、本当に具体的に、私、この要望書を読みまして、本当に具体的に考えて、住民の人たちが、将来のことまで考えて、要望しているということを、ぜひ町長に、住民の立場に立って、もちろん立っておられますが、積極的な働きかけをしていただきたいとことをお願いして、この質問を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。 再開は、13時とします。     休憩 午前11時50分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 引き続き、一般質問を再開します。 第14番、一瀬正議員。 ◆14番議員(一瀬正君)  それでは、午前中に引き続いて質問します。 最初に質問を予定しております。そこから始めたいと思います。 市川郵便局前の南線道路の南側へ建設する予定の自治公民館の建設計画は再検討すべきと考え、質問します。 9月定例議会の開会前の全員協議会で、担当課長から自治公民館建設予定地の図面が配布されました。 議員が意見を述べる場ではありませんので、ただ聞きましたが、重要な問題ですので一般質問いたします。 担当課の説明を聞いて、旧寿会館、中地区公民館がなくなるため、この施設を利用してきた周辺住民の要求による新自治公民館の建設かと考えました。 住民の願いに応えることは、行政にとって大事なことですが、この件は行政としては即対応ではなく、多方面から検討しなくてはならないのではありませんか。 第1に、これまでの町長の議会への説明では、旧寿会館跡には、市川代官所にかかわる歴史施設を建設する計画です。当然、この施設には会議室も設けられるでしょうから、これまでと同様に、周辺の住民の皆さんに利用していただくことができます。それまでは近くの自治公民館を利用できるようにするとか、空き家、空き店舗を一時的に町が借りて提供するとか、便宜を図れます。 第2に、自治公民館建設予定地は、公共施設を建設するにはもったいない場所です。三珠庁舎周辺の上野地区同様に、町外から移住してもらうには絶好な場所です。近くには幼稚園、小中学校、郵便局、駅、公園と、子育てに絶好な場所ではありませんか。人口増加策という点からも、賛成できません。 第3に、建設財源についてです。私は、八幡公民館建設に深く関わりましたが、建設費、備品購入費など、すべて国庫補助金で賄うことができました。あの時は介護保険制度がスタートする直前で、八幡公民館は介護予防施設として建設されました。現在もいきいきサロンとして高齢者の生涯づくりに利用していますが、維持管理費は八幡公民館の関係する区内の各組の負担金で運営しています。終息が見えないコロナ禍のもとで、町民の命と暮らしを守るために、困難な財政の中での町民への支援が求められている大事なときだけに、建設にかかわる財源はどうするのか疑問です。 以上3点が私に理解できないので、次の点について教えてください。 第1に、自治公民館建設予定地はどのような審議のもとで決められたのですか。私が指摘した旧寿会館跡地の新設まで、他の施設の利用などは考えなかったのですか。 第2に、建設予定地は他町から移住してもらうためには最適地であることは考えなかったのですか。 第3に、用地取得、施設建設にかかわる予定価格はいくらくらいを見込んで、その財源はどのように捻出する考えですか。お答えください。 次に、町条例に関わって質問します。 私は、この質問をするにあたり、自治公民館に関わる条例を検索して気づいた疑問点について質問しますので、お答えください。 第1に、自治公民館に関わる条例は、集会場等、設置及び管理に関する条例と考えるが、間違いはありませんか。お答えください。 第2に、集会所等、設置及び管理に関する条例の第2条、集会所の名所および位置の条文の中には、旧市川大門町の施設が1カ所も記載されていません。条例改正が必要と考えますが、いかがですか、お答えください。 第3に、先ほど八幡公民館の建設費について述べましたが、自治公民館の建設等の補助制度について伺います。次の点についてお答えください。 1.自治公民館の新築、改築、増築、修繕における町の補助制度はどのようになっているのか伺います。 2.自治公民館は、市川地区には69カ所あると伺ったことがありますが、新しく建設しようとしている自治公民館は、利用戸数は何戸で、建設予定面積はどのくらいで、用地購入費および建設費の予想価格は何円で、町として何円くらい補助することを考えていますか。それは自治公民館建設に関する補助基準によるものですか伺います。 3.コロナ禍で、先が見えない情勢のもとで、今、最も行政の重要課題は町民の命と暮らしを守ることです。そのための支援財源確保が必要なときです。その財源を使って、新自治公民館の建設補助財源にするのか教えてください。 旧寿会館跡地への歴史施設と新自治会館の新設は考えられないのでしょうか。人口増が見込まれる住宅地への新自治公民館建設が妥当なのか、行政へ再検討を求め質問するものです。 具体的にお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  新自治公民館の建設計画についての1点目、建設予定地の審議および他の施設の利用についてでありますが、建設予定地につきましては、地区からの要望に基づき総合的に判断いたしました。 また、他の施設の利用の件につきましても総合的に判断して適地としては、今回の建設予定地であると判断したものです。 2点目、他町からの移住地にすべきについてでありますが、ご指摘のとおり、少子高齢化・人口減少問題は本町にとっても大変重要な課題であり、定住促進事業など積極的に取り組んでいるところです。その問題の中で、地域コミュニティーの崩壊についても大変憂慮される課題となっております。ご承知のとおり地域コミュニティーは地域の相互扶助や文化継承などさまざまな機能の基盤となっており、特に最近では防災機能について大いに注目されているところです。 そのような点からも地域コミュニティーの基盤となる自治公民館の整備は大変重要だと考えております。 3点目、用地費、施設建設費および財源についてでありますが、用地費は2,532万3,900円、施設建設に係る費用は事業実施計画書段階の概算額になりますが、約4,780万円です。合計約7,310万円になります。財源は過疎対策事業債を見込んでおります。八乙女自治公民館建設においても活用しましたが、充当率100%、交付税措置率70%の財源です。 次に、自治公民館に関わる条例についての1点目、条例の確認についてでありますが、ご指摘の集会所等設置及び管理に関する条例のほかに、地域集会所設置及び管理に関する条例、地域コミュニティセンター設置及び管理に関する条例、および、介護予防拠点施設設置及び管理に関する条例があります。 2点目、条例改正についてでありますが、ご指摘のとおり、旧市川大門町の施設にかかわる記載はありません。このことにつきましては、町としても把握しており、現在、条例整備に向けて準備を進めております。 3点目、自治公民館の建設等の補助制度に係る1つ目、制度内容についてでありますが、新築に係る町の補助制度はありませんが、修繕に係る補助制度があります。その要領の名称は、自治公民館等修繕工事に伴う補助金支給要領になります。30万円以上の費用が掛かる修繕が対象となり、補助率は3分の1、補助金の上限は30万円です。 2つ目、利用戸数と建設予定面積等についてでありますが、まずご質問の中で自治公民館は、市川地区には69カ所あるとのご発言がありましたが、市川地区だけではなく市川三郷町全域で69カ所となります。 次に、新たに建設を予定する自治公民館の利用戸数ですが、その対象区域の世帯数としては11月1日現在で195世帯となります。 建設予定面積につきましては、延べ床面積を約170平方メートルとしています。用地費及び建設費は先ほど答弁したとおりですが、概算額の合計で約7,310万円です。地域が自治公民館を建設する場合、町からの補助制度等はなく、町にて建設を行うもので、最近の事例として、八乙女自治公民館、富士見自治公民館および八幡自治公民館も同様ですが、施設建設は町で実施し、その後の維持管理は地域の自治組織に委ねています。 3つ目の建設財源についてでありますが、先ほどの答弁のとおり、財源は過疎対策事業債を見込んでおります。八乙女自治公民館建設においても活用しましたが、充当率100%、交付税措置率70%の財源です。 最後に、歴史施設との併設等についてでありますが、中地区公民館跡地周辺は、市川代官所があった場所であり、その歴史は、非常に重要であり、また貴重な財産であると考えております。したがいまして、今後、その歴史的背景を生かした周辺整備の検討を十分に行い、事業を進めていきたいと考えております。ただし、重要な案件であるだけに、十分な歴史的資料の研究や検討も必要だと考えております。また、大型事業になりますので、施設整備等の時期につきましては、町全体の事業計画を俯瞰する中で、財政状況を勘案しつつ、決定していかなければならないと考えております。 一方、中地区公民館は耐震性の問題により、平成28年10月から一般利用を休止し、今年度解体することとなりました。すでに解体が終わっております。中地区公民館周辺の方からは10年以上前から継続して建替え等について地区要望をいただいているところです。しかしながら、利用休止から4年が経過してしまいました。集会所がない区域の解消は早急に行いたいと考えております。また、地域コミュニティーの重要性については、先ほど答弁したとおりです。 これらを総合的に検討し判断したものでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  少し突っ込んでお尋ねしていきたいんですが、予定地を決めるにあたってのことですが、先ほど、住民からの、地区からの要望があってということでありますが、私自身、地域に近い議員の1人ですが、私はこの件について知りませんでしたが、地域住民からはどのような要請があって、あの施設を決めたのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 地区要望といたしましては、先ほどの答弁にもございましたとおり、10年以上前から出ておりました。内容的には中地区公民館の老朽化に伴う建て替え、あるいは中地区公民館がなくなってからは、その代替え施設の建設ということですが、そういった形の中で10年以上前から継続して地区要望として出ているところでございます。 また、改めまして、今年度になりまして、5月の段階で地区から地区の区長、それから前組長、それからほかの育成会の会長等、代表者の方の連名で、自治公民館を建設してほしいという要望書が出されているところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  新自治公民館建設予定地については、どんなメンバーで事前審議、何回行われ、そしてどういう理由であの場所を選択したのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 土地といいますか、事業実施につきましては、ほかの事業と同様でございまして、町に事業実施計画書というものがございます。新規事業を実施する場合のプロセスといたしましては、事業実施計画を作成いたしまして、それにかかる審査の委員会に提出をしまして、審査をしていただく、ヒヤリング等を受けまして、それで実施の有無等について検討をしていくことになります。 そうした中でヒヤリングを受けまして、その審査委員会から回答が出ておりまして、事業内容を精査した中で、当初予算に要求をするものとしての審査結果をいただいているところです。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  その会議は何回行われ、メンバーはどういう人かという質問なんですが、お答えになっていませんので、もう一度聞きます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  事業実施計画につきましては、事務局は政策秘書課が行っております。審査委員は町長、それから政策秘書課長、総務課長、財政課長、それから企画係、財政係が審査委員会のメンバーというふうに把握をしております。 審査のスケジュールといたしましては、9月中旬に事業実施計画書を提出いたしまして、10月から11月にかけましてヒヤリングが実施され、11月25日に結果が通知されているところです。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  あの建設予定地は、私は、公共事業にはもったいない場所だと思います。そして、町の第1次、第2次総合計画、総合戦略に反する、本当に宅地として最適地であるということについて、その審議会、それから住民たちにとって、今までの中で、あの場所で異議はなかったのですか、そのへんを教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 用地の関係ですが、まず、地域の要望としては、今回の予定地でした。その要望の中で、育成会事業、福祉事業、防災時の避難拠点等、地域における活動拠点としての自治公民館が求められておりまして、そのためには一定規模の敷地が必要となります。 当該地域について、今回のようにまとまった土地が売りに出されるケースは、大変まれなことかと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私は、もうちょっとそのへんで、地域の人たちと、本当に地域の人たちが区長さん、組長さんだけで集約されてきたのか疑問に思うんです。 というのは、周辺に、それから町長が歴史資料館の建設も、町長、展望をもって計画されているわけなんですね。それに、近くにはまだ八乙女公民館を造った経過というのは、町民会館の中に、八乙女公民館を地域で造ってほしいといって要請があったとき、町民会館の1室、1階の会議室を、八乙女公民館にしようということで、それで町民会館の中に八乙女公民館があったんです。町民会館をつぶしたことによって、八乙女地区の自治公民館がなくなったから、そして、その代わりにということで、現在の八乙女公民館が造られたんですね。 私は、地域の先ほどの195世帯の方たちが、対象者だということなんですが、それまでの対応策があるではないかと、お金は確かに財源が、先ほど町長の答弁にありましたような財源があるかもしれませんけれども、私が先ほど質問したみたいに、コロナの問題で町にとってはお金が非常に重要なとき、いろいろな要求があるとき、違う方法があるのになぜこれをするのかという疑問です。私にとっても、この195世帯の近くの、私は議員でもあるわけです。しかし、私が思ったのは、もっとそういうような要求に対して、どのように応えていったらいいのかというところを、もっと考えなくてはならないのではないかということで、私は、この質問をすることにしたんです。 ところで、お尋ねいたしますが、この土地が審議をする中で、住宅土地として重要な貴重な土地であるということは、審議の中では出てきたのでしょうか。教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  先ほどの町長からの答弁のとおりでございますが、本町におきましては、少子高齢化人口問題は、大変大きな課題となっておりますので、定住促進事業等、積極的に取り組んでいるところだと考えております。そういった中で、住宅地としての価値というのも、大変あるかと思いますが、一方で、地域コミュニティーの維持という面で考えた場合、自治公民館というものが果たす役割というのは、大変重要だというふうな考えの中で、今回の判断があったものと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  そこでお尋ねなんですが、まさか、土地の購入契約は済んでいないでしょうね。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  土地の購入契約は済んでいます。 土地開発基金を活用して、先行取得しています。 ○議長(笠井雄一君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私がこの質問を、一般質問の通告を出したのは11月4日なんです。なぜ、11月4日に出したかというと、本当に考えてもらいたいから出したんです。確かに地域の要望を実現させるということは大事なことなんです。しかし、今、抱えている町のいろいろな問題を考えたとき、それに代わって住民要求を実現させる方法はないのか、近くの空き店舗、空き家を活用、一時的にできないか、近くにある195世帯の近くにある自治公民館の活用はできないのか、上地区、下地区公民館の活用はできないのか、いろいろな検討が、本当は私はされなくてはならないと思っているんです。 私はそういう意味で理解ができない。本当に真剣な検討がされたのかどうか、そのへんについて理解ができないわけです。 次に、財源に関わってお尋ねします。 終息が見えないコロナ禍のもとで、町民の命と暮らしを守るために、困難な財政の中でも町独自の支援策が求められています。そんなとき、どうして自治公民館を新しく、それもあの場所に造るのかというのが、正直な私の考えです。土地を取得するお金はどうするのか、先ほど、確かにそういうような資金がある、分かります。しかし、7,310万円をかけてやるということに対して、本当に私はそれでいいのかということを考えました。 八幡公民館建設資金の捻出を冒頭の質問でしたんですが、老朽化したプレハブ公民館を造り替えなくては、一番心配なのが建設費の問題でした。新建設地はお寺さんの土地を無料でお借りし、当時の県議だった高尾賢一氏と町長と、担当課長と私の4人で県へお願いし、建設費と備品、すべてを国庫補助金で賄うことができました。 町財政が困難な中で、どのような財政計画のもとで新自治公民館を進めていくか、本当にそういう意味では、私はもっともっと考えなくてはならないと思うんです。 八幡公民館がすべて国庫補助金で賄い、介護予防施設として活用を目的として建設された、そして現在もいきいきサロンとして活用し、八幡地区以外の人でも無料で使えます。でも、維持管理は、八幡地区の各組住民1人当たり、1千円を毎年、年額1千円で運営しているわけですが、新自治公民館の運営費はどのようにするのか、まず教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 ほかの、最近建設した自治公民館も同様でございますが、建設は町で行っても、建設後の維持管理、運営につきましては、地域の自治組織に委ねておりますので、今回の新自治公民館におきましても、建設後の維持管理、運営につきましては、地域の自治組織に委ねることになりますので、そちらで維持管理等をしていただくことになります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  旧市川大門町の自治公民館は、青沼隆三町長時代にほとんどが建設されました。社会教育、高齢者の交流にとって、自治公民館は必要と考えますが、今回、私が考えたことは、補助金交付の規定がないことです。ほとんどの自治公民館が老朽化しています。この機会に利用者数にある施設の面積、放送施設などの付帯設備、土地購入の補助の上限とか、自治公民館の建設や改築、増築、備品購入などに対する補助基準の条例制定が必要ではないかと思います。その点の検討はされているのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 補助基準を設けるとなりますと、建設主体は町ではなく地域が建設するということになります。そして地域が建設するものに対しまして、町が一部補助をするということになります。 少なくとも、近年ですね、建設した自治公民館には、そういったものはございません。 先ほどの答弁のとおりでございますが、八乙女自治公民館、富士見自治公民館、八幡自治公民館はすべて町の予算で、町が建設したものになります。 したがいまして、大きな方向転換、大きな地域負担の増大となりますので、担当課レベルで答弁すべきではないかもしれませんが、いずれにしても慎重に進めていかなければならない課題かと存じます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  先が見えないコロナ禍で大変なとき、行政として新自治公民館建設は簡単に進めるのではなく、財源だけでなく、将来の必要性を含め、あらゆる角度から詳細の検討が必要と考えます。 私は、答弁を聞いていく中で、本当にそうした中で要求を聞き入れながらでも、行政としてどうしたらいいのか、確かに町長のお住まいの近くの住民要求であります、町長にとっては重たい要求だと思います。しかし、地域住民との対話を通じて、困難な情勢を理解していただく中で、建設計画、私は中止すべきだと考えます。 本当にそういう意味では、今回の確かに9月の議会のとき、全員協議会で図面を示されて、こういうところに造りますといっても、12月議会にはそれにかかわる予算は何も計上されておりません。 私は、心配して、今言うようないろいろな点を心配して、それで11月4日にこの一般質問を作って提出したわけです。 見ていただいたのはいつか分かりませんが、私の心配というのは、これからこの町がいつ終息するか分からない、そういう中で財政を真剣に考えていかないとならない。先ほどの質問の中でも言いましたが、中学生の給食費、町長は公約されたんですから、それを制度化してほしいという、お金がないんです、2,500万。そういうような答弁もされているわけなんです。そういう大変なときだけに、私はもっと真剣さが必要ではないかと思います。 次の質問に移ります。 4番目に通告している質問です。 全国に誇る本町の三大地場産業の1つであるはんこが、手続き制度の見直し等で危機を迎える状況にあります。議会では、10月27日の臨時議会で意見書を衆参両院議長、総理大臣ほか、関係大臣へ提出することを決めました。意見書の要望項目の1に書いてあるように、社会のデジタル化の進捗や、情報格差の影響を受けることなく、本人確認の手段や意志の担保として有効である印章制度の維持を図ることが大事だと考えます。 また、要望項目2に書いてあるように、行政手続きの効率化を進める上での押印の省略がはんこ廃止といった印章そのものの存在を否定するかのごとき誤った認識を与え、印章産業に風評被害を及ぼすことのないようなど、4項目の要望が国政に反映されなければ、印章業界は窮地に追い込まれてしまいます。 この原稿を書いている11月3日の山日新聞と読売新聞には、河野太郎行政改革担当大臣が「押印廃止」と彫られた印鑑を、平井卓也大臣からプレゼントされたと、2人並んでSNSに投稿した。それに対する長崎知事の批判声明が掲載されていました。 はんこの尊さを一番理解している町の長として、知事と協力して国へ積極的に働きかけるときだと考えます。 町長が冒頭のあいさつでも言われ、これまでの取り組みもお話しなさいましたが、これまでの取り組み、そして今後の行動方針について教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  押印制度見直しに関するこれまでの取り組みと今後の方針についてでありますが、押印制度見直しにつながる政府の動きは、2018年、平成30年1月16日に閣議決定された「デジタル・ガバメント実行計画」に始まります。この情報を得て町では、2018年、平成30年7月、印章制度の継続を求める要望書を自由民主党三役、内閣官房長官、総務大臣、法務大臣、IT担当大臣に直接手渡しました。 2019年、平成31年1月には、内閣官房IT総合戦略室参事官はじめ、これは事務方でございますが、9名が来町し、六郷はんこ業界を視察されました。今年2020年、令和2年10月、平井卓也デジタル改革担当大臣に直接要望を行いました。さらに10月、山梨県町村会として印章制度、文化を守るための決議をしていただき、これを周知するため、決議書を全国町村会と県関係国会議員に送付していただきました。 また、11月、先月ですが、自由民主党本部で自由民主党幹事長に、はんこ押印は社会生活が整然と行われるための条理、秩序であると訴えました。一方、2018年、平成30年11月14日には国会にて、日本の印章制度・文化を守る議員連盟、これははんこ議連といっておりますが、設立されました。この議員連盟は政権の代わった現在も強い力となっております。 今後の取り組みですが、これまで以上に関係団体と連携を取り、情報共有して、町としても全力で取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長の取り組み、これまでの取り組みよく分かりました。 私は、大事なことは、マスコミを活用していくことの重要性だと思います。 11月27日付の県内版で、各紙が落款印ではんこをPRする市川三郷議会の報道をしました。笠井雄一議長を先頭に、はんこの町市川三郷町をアピールするとともに、はんこを守る議会の行動が、全国へ伝わるスタートともなりました。 10月15日付、読売新聞の県内版の山梨教育ホームページに、大月市立図書館長の仁科幸子さんが、「はんこ、大事な相棒」と題して、テレワークの普及で、はんこの文化を軽視する風潮があるようですが、私にとってはんこはとても大事な存在ですと、はんこを作ったときの思い出話や、はんこを作ってから20年間、何度も仕事の契約のはんこをありがたく押す機会に恵まれました。「はんこはかけがえのない相棒のようなものだと思います」と、文書の中で結びに書いておられます。 議会でも、笠井雄一議長が呼びかけ、市川三郷町議会はんこ議員連盟発足、峡南4町連携訴えの11月18日、山日新聞にこれも掲載されました。 私は、こういうようなマスコミを活用してやる仕事が、非常に大事だろうと思います。危機意識だけではなく、この機会にはんこの町としてのマスコミ報道も活用しながら、トップの町長が動き、働きかけることが大事だと思いますが、このマスコミ対策については、町長はどのような方針をお持ちなのかお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  大変必要なことだということについては同感でございます。 先般、自由民主党の幹事長にお会いしたときは、全国紙でございましたが、大きく取り上げていただいて、長崎知事と私の顔写真が大きく前面に出る報道をしていただきました。 できる限りのことはして、このことについては訴えていきたいと考えております。 長崎知事との話の中では、今、一瀬議員が申されましたように、できるだけ底辺を広げてこの運動を拡大してほしいというお話もされました。私に対してですね。ですから、できるだけ議会も、各会議も皆さんでおつくりになって、その行動について大きく注目されましたけれども、そういうことがひとつ大きなことだと思います。 そういうことで、底辺を広げる努力、議会は議会として、町村会は町村会としてできるだけそういう運動、機運を高めていくという努力はしていかなければならないと思っています。 マスコミに関することにつきましても、過日、記者ノートで山日新聞では私の記事を取り上げていただいていますし、そういう意味では、大変感謝しているところですが、今後も続けていきたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  本当にトップが動くということが重要だと思います。議会も懸命に、笠井議長を先頭に動いている、それが報道されて、私もうれしく思っています。 本当にそうしたことが新たな道を切り開くことに通じていくと思います。ぜひご尽力をいただきたいと思います。 5番目の質問に移ります。 六郷地区の福祉タクシー券に代わる高齢者、障がい者の支援策について質問します。 過日、六郷地区にお住いの88歳になられた方から、88歳になってタクシー券をいただいたが、六郷では利用が難しいので、何か代わる高齢者支援を考えてほしいという要望が寄せられました。 高齢者や障がい者に配布されているタクシー券制度が実施されたころは、三珠地区、六郷地区にもタクシー会社がありましたが、現在は市川地区に1社あるのみです。 タクシー券は、初乗り区間のみの助成なので、市川地区の人たちは助かっていますが、三珠、六郷地区の方たちにとっては、生活支援効果は、私に相談された方同様に低いと思います。 ある三珠在住の高齢の方は、コロナ対策商品券を使って、タクシーで市川三郷病院へ通院し、助かっているとの声も寄せられています。 福祉タクシー券は高齢者や障がい者、特に市川地区の人たちにとっては大切な制度です。88歳以上の人だけではなく、タクシー券が利用できる資格対象者への申請の働きかけや、利用宣伝をもっとしてほしいと思います。と同時に、私に相談してくださった六郷地区など、タクシー券の活用効果が薄い地域の88歳以上の方々への福祉タクシー券に代わる、生活援助の新制度を検討すべきだと提言するものですが、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  六郷地区の福祉タクシー券に代わる高齢者および障害者支援対策についてでありますが、町の重度心身障害者等タクシー利用料金助成事業につきましては、障害者など県補助事業対象以外に88歳以上のご高齢者、介護慰労金受給者まで幅を広げ、申請者に対しタクシー利用料金助成回数乗車券、いわゆるタクシー券を交付しております。現在、この事業の交付申請率が37%であることや、ご質問にある六郷地区のタクシー業者廃業以降のタクシー券利用枚数が減少していることを考慮し、事業の一層の有効利用を図る目的で、事業評価を行っているところです。 タクシー以外の支援として、六郷地区では、市川三郷町コミュニティバス事業の六郷線と循環線を運行しております。また、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、現在は活動を休止しておりますが、六郷地区のNPO法人みんなの広場が行う受診や買物などのサポート事業対象地域でもあります。 これらの現状を踏まえ、外出支援・交通手段の確保に係る関係課とともに、支援策を検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  88歳のお祝いのタクシー券だったわけですが、初乗り間サービスなので、タクシー会社が市川地区1社だけになったために使いたくても使えなくなっているというのが実情だと思います。 88歳以上の、六郷地区の人たちに、本当に喜んでもらえるような施策をぜひ考えていただきたいと思います。 それから、もう1つは、コミュニティバスなんですが、六郷地区から来ているのは、鰍沢口止まりなんですね。それに対して、市川三郷病院へ通う人たち、鰍沢口の階段が大変なんです。これもJR東海との話し合いという大きな課題があるし、私自身もJR東海と交渉をしたことがありますが、なかなかうんと言ってくれない。身延線は廃線にするよと、堂々と言うような状況でした。 そういう中でも、そのことも含めて、コミュニティバスを市川地区が、少なくとも市川三郷病院経由で役場へ着くような、そういう方策を取っていただくことも重要だと思いますが、その点については、どのような取り組みがされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  コミュニティバスの路線ですけれども、JR東海のほうではJR身延線と並行して走るところについては問題あり、放射線状に運行する分には、何ら支障がないんですが、そのことがネックになって、長い間、一瀬正議員とのやり取りでもそのことを答弁させていただいてきておりますが、なかなかそこがクリアできなくて、現在に至っているんです。 ただ、粘り強く交渉といっても、なかなか聞き入れていただけるような状況ではないので、何かほかに知恵がないか、それを何とかこれならできるというものを見つけ出せないかということで、担当課はじめ全職員、一生懸命考えているところでございますが、さらに知恵が出せるかどうか、またJR東海についても、あきらめずに繰り返しお願いをしていく。継続する、これが大事だと思いますので、ご指摘の点は十分理解しておりますし、また同じ思いでおりますので、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  本当に高齢者にとっての交通の便というのは大事だと思います。市川地区においても富士川病院へ行く人たちが、通う人たち、例えば高田地区、下大鳥居地区の人たちが、市川三郷病院へ来なければ乗れないということで、あのバスがスタートした時点で、私も質問しましたけれど、あのバス自体が途中止まってはいけないという中での補助金をもらってのバスであるということです。使用してから年月も経過している中で、新しい方法も考えていかなければならないと思います。途中で止まれば、本当に高田地区の人たち、それから黒沢地区の人たちにとって利用しやすい、富士川病院へ利用するのに利用しやすいということにもなりますし、市川三郷病院にも高齢者が来やすい状況が作れます。 タクシーが本当に、市川地区の人たちもそうですが、先ほど言った商品券を活用して病院へ行っているんですよというような方のお話、市川地区にもありますが、ただタクシー代が、高齢者の医療費負担は軽くなっても、タクシー代が大きな負担になっているという声は何人からも、私は聞いております。 そういう意味では、町長、そのへんのご検討もお願いしたいと思います。 それでは、6番目の質問に移ります。 生活が困難で国保税が払えない、滞納している世帯への市川三郷町独自の減免および支援策の強化について質問します。 山梨県社会保障推進協議会の資料によると、本町の場合、本年6月1日現在の国保加入世帯数は2,377世帯、滞納世帯数は122世帯、短期保険証発行が81世帯、資格証明書発行が15世帯でした。本町の場合、滞納2期以内なら正規保険証を発行し、滞納3期以上は、短期保険証を発行し、滞納が3期以上で催告等に応じない19歳以上に資格証明書を発行する。資格証明書の人が緊急に医療の必要がある場合は、その日から使える短期保険証を発行するが、必ず納税の催告とともに、後日、役場へ来るように指導している。以上が、山梨県社会保障推進協議会の市町村調査資料による数値でした。 私は、3月定例議会の反対討論でも指摘しましたが、国民健康保険の財政運営主体が平成30年度から市町村より都道府県に移管されました。国保加入者は4人に1人の割合で貧困、高齢化が進んでいるのに、国は国庫負担を削減し続け、国保税の高騰は止まらなくなりました。 中小企業従業員が加入している協会けんぽと比べ、家族数が多いと保険料が2倍にも高くなっています。 その要因が均等割り制度で、家族数に対する課税のため、多家族ほど負担が重く、均等割り廃止の自治体もあります。 終息が見えない新型コロナウイルス感染症の状況下で、経済の低迷は続いています。国保税の減免制度を分かりやすく町民に知らせるとともに、すべての対象者が制度を利用できるようにすることが大事だと思います。 先ほど、社保協への町の回答ですが、資格証明書を発行する人は、国保税を3期以上滞納している19歳以上が対象で、医療の必要がある場合の申し出があれば、短期保険証を発行しているとの町の回答でした。 また、滞納による差し押さえに対する社保協の町の回答によれば、預貯金の差し押さえが19件で、89万9,694円、不動産が2件で67万2,900円でした。預貯金があって滞納している人は待っているのではなく、払ってもらえるための行政のきめ細かい働きかけが必要ではないでしょうか。 新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波が、それにインフルエンザと不安が山積される中、保険証が手元にあることは、医療機関にかかりやすいとともに、早期診療、早期治療で命を守るとともに、国保会計の歳出削減にもつながることです。 資格証明書を発行している世帯に対して、短期保険証を発行し、速やかに受診できるようにすることが、今、大切だと考えます。そして生活保護の受給が必要かどうかも含め、行政が見、聞く中で検討することが必要です。 生活が困難で国保税が払えないで滞納している世帯への、町独自の減免および支援策の強化について、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  生活困難のため国保税が払えず滞納している世帯への町独自の減免および支援策の強化についてでありますが、現在、町では法令に即した減免制度として5つの減免制度を実施しています。まず、1つ目は、均等割、平等割の軽減制度で、世帯の所得に応じて2割から7割が軽減されるもので、1,345世帯が軽減を受けています。 2つ目として、非自発的失業、これは離職者の前年の給与所得を100分の30として算定する軽減制度があり、22世帯が軽減を受けています。 3つ目として、災害、疾病、収監等による納付困難者に対する減免制度として、2世帯が軽減を受けています。 4つ目として、被保険者が後期高齢者医療制度に移行することにより、被扶養者だった65歳以上の方が国民健康保険の被保険者となった場合の激変緩和措置制度で、8世帯が減免を受けています。 5つ目として、新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少が見込まれる場合等の減免制度で、32世帯が減免を受けています。 また、今年度予算で町は既に、法定外繰入金を5,953万8千円予算化しており、間接的に国保税の軽減を図っています。 このように、町では現行の減免制度を活用しながら、また、国保税の不足分を法定外繰入金で賄い、国保運営を行っています。そのため、町独自の減免制度の創設はできませんが、今後とも、生活に困窮している世帯については、生活保護制度等の活用を考えながら、福祉支援課、社会福祉協議会、税務課の連携を密にして、生活困窮者に寄り添った行政を行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  生活が困難な人たちに対する対応についてご答弁をいただき、また法定外繰入れとして5、953万8千円繰り入れているということも聞く中で、努力はしていると思うんですが、私は、行政にとって大切なことは、問題を抱え、苦しみながら懸命に生きている町民の状況を知り、どう援助するかを考え行動することだと思うんです。 なかなかキャッチしにくいと思います。そういう中で先ほど述べましたが、早期診療、早期治療で町民の命を守ること、そしてそれが国保会計の歳出削減にもなるわけですが、だからその情報をどうキャッチして、行政がきめ細かく、キャッチしてどう対応していくかということが、私は大事だろうと思います。 それには、病気になったら症状が出たら、速やかに受診できるようにする。しかし保険証がなかったり、お金がなくて躊躇してしまっているという世帯も、私は考えられます。そのためには、国保税を滞納している町民の状況を把握するための工夫と相談に乗れる体制、そして短期保険証を発行し、生活保護申請のための手助けということが、これから非常に重要になってくるだろうと思います。 そして生活が困難な家庭への、町独自の支援策、これが国保会計だけではない支援策が重要だろうと思います。 そういう意味では、ぜひ地域を知るための手法として、民生委員さんもおられますし、それから組長、区長さんもおられますし、滞納していると何か税金もそうなんですが、悪いことをしているみたいで、そういう人ほど役場へ相談に来にくいんです。それは私も、何件かそういう相談も直接受けました。「では、役場に一緒に相談に行くじゃんけ」ということもやってきたわけなんですが、何か罪を犯しているみたいな、そういう感覚もあることをぜひ理解していただく中で、十分な対応策を取っていただきたいと思います。 要望しておきます。ぜひご検討いただきたいと思います。 7番目の質問に移ります。 介護保険制度の改悪が続く中で、町民を守るきめ細かい町独自の施策が必要と考え質問します。 町の社会福祉協議会が発行した第1次市川三郷町地域福祉活動計画ダイジェスト版の3~4ページを読み、担当職員の懸命な努力がうかがえ、感謝しています。 私が今回、この質問をすることにしたのは、介護の社会化の期待を背負い、2000年4月にスタートした介護保険が施行後21年目になります。施行以来利用者数、事業者数が非常に増えてきました。 しかしその一方で、介護をめぐる厳しい現実です。経済的事情のための必要な介護サービスを利用できないケースは後を絶たず、家族の介護を理由とする離職者は、毎年10万人前後で推移しています。 介護現場では深刻な経営難と、慢性的な人手不足が続いており、事業の継続に支障が出かねない事態も生じているのではないでしょうか。 この質問を考えていた昨日、友人のお母さんが入所している介護施設が閉鎖する話を聞き、私の心配が現実になっているんだと、改めて思いました。 こうした状況を作り出したのは、政府がこれまで強硬してきた新自由主義に基づく給付削減一辺倒の介護保険制度改革であり、このたびの新型コロナウイルス感染症が介護現場にもたらしているさまざまな困難なことを改めて鮮明にしました。コロナ禍でいっそう明らかになった新自由主義の失敗、行き詰まりです。高齢者介護の領域では、政府がこれまで進めてきた、もしくは今後進めようとしている介護の再家族化、介護の互助化、介護の商品化、介護の産業化の流れに回収されない、みんなが求める真の介護の社会化とは何かという対抗軸を住民のもっとも近くにある町の政治に携わっている私たちが、改めて鮮明に打ち出すことが求められていると考えます。 さらに介護をめぐる現状の困難を打開し、介護保険が人権として介護保障を実現する制度のあり方や、ビジョンを大胆に構想していくことも、このような時だからこそ必要ではないでしょうか。 介護保険制度は20年経過する中で、これまで5度の大きな法改正が実施され、改正の目的として一貫して掲げられてきたのは、制度の持続可能性の確保です。しかしその内容は、先に述べたように利用者の生活の維持向上や、事業所経営の安定的な継続、介護事業者が長く働き続けることなどではなく、もっぱら給付削減と利用者負担の引き上げによって、保険財政の維持を最大限追及することでした。 この20年間は相次ぐ制度の見直しによって、給付サービスは削られ、利用者負担は引き上げられ、介護報酬は低く抑え込まれる一方で、介護保険料は右肩上がりに上昇し続けてきました。 国の政治を変えることが最も必要なことですが、国民のもっとも身近な政治として介護制度の改悪が続く中での町民を守るきめ細かい町独自の施策が必要ですが、町長の見解と方針をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  介護保険制度について町独自の施策の見解と方針についてでありますが、令和2年度は、令和3年から5年を計画期間とした、第8期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定年度であり、現在、第7期計画の評価や住民アンケート結果等から、検討を進めております。 中でも、町独自の施策として、住民の皆さまと関係機関で構成された「市川三郷町にあったらいいな!をつくる会議」から誕生した、「こまりごと手伝い隊」などの生活支援体制整備事業や認知症に係る事業の充実、介護予防事業、在宅福祉サービス事業、介護職員の確保対策を重点に、関係機関との連携を図りながら引き続き検討してまいります。また、併せて、介護サービスが必要な方が必要なときに利用できるよう、制度維持のため適正化対策も継続して進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。
    ◆14番議員(一瀬正君)  先ほど町長が答弁で言われましたが、町独自の施策、いろいろやっておられるということです。私、国保でもそうなんですが、こうした施策をどうしてその対象者、町民に知らせていくかという、きめ細かいようなPR活動というか、必要だろうなと思います。そのへんの工夫については、どのようになさっているかお答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、渡邉まゆみさん。 ◎福祉支援課長(渡邉まゆみ君)  ただいまご質問にありましたことでございますが、例えば計画が立てられたときには概要版ということで、計画の主だったものを示しましたものを、町民の皆さまにお配りをしております。また、細かな事業等については、包括支援だよりを定期的に作成しておりますのでその配布。また、民生委員さん、それ以外にもかかわる皆さま方にも町での施策についてのご説明をしております。そこからまた町民の皆さまにもお知らせをしていただいているところです。もちろん、今どきですのでホームページ等々にも掲載をさせていただいております。 そのほか、担当課だけではなく、いきいき健康課等、関連する課とともに、広く町民の皆さんにはお知らせする工夫をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今、コロナ感染問題でなかなかお年寄りが集まりにくいと思いますが、私の地域の八幡公民館活用してのいきいきサロンでは、社会福祉協議会の人たちが来て、お年寄りが集まった会で、いろいろな制度の説明がありますが、いいことだなと思うんですが、文書というのはなかなか高齢者、読むのが大変で、なかなか読まないんですよね。そういう意味では、そういう活用もぜひ行政として、今後、考えていっていただきたいと思います。やっているとは思いますが、その点についてお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、渡邉まゆみさん。 ◎福祉支援課長(渡邉まゆみ君)  ただいまありましたサロン等につきましても、社会福祉協議会と共同いたしまして、さまざまな介護予防事業等も、ともに行っております。その折に、できるだけ分かりやすくお伝えをしているところです。今後も、できるだけ分かりやすい表現と、それから何かチラシ等を作って、対応してまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひ、いろいろな工夫をして、お年寄りに知らせていって、また対象者の人たちが活用してもらうように努めていっていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は14時25分とします。     休憩 午後2時15分-----------------------------------     再開 午後2時27分 ○議長(笠井雄一君)  続いて、第12番、村松武人君の一般質問を許可します。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  議長の許可をいただきましたので、一般質問をいたします。 国土強靱化に関してどのような災害が発生しても、被害を最小限に抑え、迅速に復旧・復興できる、強さとしなやかさを備えた国土・地域・経済社会を構築すること。これが本来の目的であります。 近年は台風等、想定外の集中豪雨による大規模災害、特に土砂災害や大水害は多くの家屋や人災を引き起こし多大な国土被害をもたらしました。 しかし、想定外は1度、2度あってはなりません。災害に強い町づくり、自主防災組織の強化、多発する被害時に備えての避難場所の再構築等、幾つかの問題があります。 昨年は、県内に初めて大雨特別警報が発令され、中央自動車道や国道20号のほかJR中央本線などの幹線交通網が同時に被害を受けたため、旅客・物流が途絶え、県民生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。 また、南海トラフ地震等の巨大地震の発生確率の増加や、さまざまな自然災害の発生が危惧されております。国・県は国土強靱化政策に取り組んでおりますが、本町では防災・減災の指針となる国土強靱化地域計画策定はどのようになっておりますか。想定外の集中豪雨、水害等最悪な事態を回避するため、地域に応じた効果的な国土強靱化「自助・共助・公助」の調和のとれた計画策定が必要だと考えます。 策定には防災課だけでなく、インフラや医療など幅広い部門を巻き込んだ全庁的な議論が必要だと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。 国土強靱化地域計画につきましては、今議会に提案されておりますが、その前に一般質問として提出してありましたので、詳細につきましては、議案審議の中でお聞きします。基本的な考え方や推進目的、推進方法等理解するところでありますが、次の件についてお伺いいたします。 災害時の避難方法、避難場所につきましては、6月、9月議会におきまして、丹沢議員、齋藤議員、一瀬議員、また昨年は小川議員も質問しており本町では79カ所、三珠地区に20カ所、市川地区には32カ所、六郷地区には27カ所ありますが、水害時には使用できない建物もあると存じております。 避難場所と備蓄倉庫の関連についてお伺いいたします。 以前お聞きしましたが、現状の市川三郷町の大小備蓄倉庫の数と備蓄数量、何人分、何日であるか。長期にわたる避難の場合を想定しての飲料水、非常食、医療薬品等、他の備蓄品はこの状態で対応できるのか、またその体制ができているのか併せてお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  村松武人議員の一般質問にお答えします。 国土強靱化に関しての1点目、国土強靱化地域計画策定についてでありますが、国は、平成25年12月に強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法を制定公布し、山梨県においても平成27年12月には山梨県強靱化計画を策定、そして令和2年3月には見直しを行っております。 本町の強靱化計画は、国の国土強靱化基本法の第13条に基づき策定する地域強靱化計画にあたるものでありまして、本町の特性を鑑み、起きてはならない最悪の事態に備えるための、事前準備の計画の指針として策定するものです。 昨年度よりこれまで、職員による本部員会議や担当者説明会を実施し、また、有識者により組織していただきました地域計画検討委員会でも3回にわたり慎重審議をいただき、その後、パブリックコメントも実施するなど、幾度かの手直しのもと計画のクオリティを高め、想定される災害への対応に万全を期するよう全庁を挙げて取り組んでまいりました。 総務厚生常任委員会においてご審査いただきますが、山梨県においても適時見直しを行っていることから、本町においてもまずは計画を策定し、町民の皆さまの生命財産を守るために必要が生じた際には、速やかに改定していく考えであります。 2点目の、災害時の非常食等備蓄体制についてでありますが、防災倉庫等整備状況につきましては、防災備蓄倉庫は、三珠地区に5カ所、市川地区に8カ所、六郷地区に8カ所の合計21カ所を整備済みです。山間地域における孤立集落対策用防災備蓄倉庫は、三珠地区に6カ所、市川地区に11カ所、六郷地区に4カ所の合計21カ所を整備済みです。 今後心配される大規模災害等を想定した備蓄品等は、備蓄食料、アルファ米6万1,550食、備蓄飲料水、2リットルペットボトルは2万7,086本であり、現在想定される避難者3日間分を備蓄しております。 今後につきましては、備蓄品計画のもと順次配備してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  ただいまの答弁によりまして、備蓄倉庫は21カ所、それから孤立集団集落の備蓄倉庫、これは山間部、そこに21カ所で、42カ所、備蓄米、特にアルファ米、それも6万1,500、それから飲料水が2リットルのペットが2万7千本備蓄ということで、これは3日分との答弁がありました。 避難想定の人数ですね、また現在の避難想定されている場合には、特に新型コロナウイルスの感染等拡大をしておりますから、そういうものを踏まえてのことなんですけど、これは先日、富士川町でコロナ想定の訓練が行われたということで、新聞にも掲載をされていましたけど、過去にも市川三郷町でも大規模な災害の訓練をした経緯があるんですが、その以前と大分違いがあるというのは、今回の場合はコロナ禍ということで、コロナウイルスを踏まえた中でのことですから、大幅に災害の方法も変わっては来ているのではないかと思うんです。 そこでちょっと目にしたというのは、災害時のコロナウイルスを踏まえての災害ということでございましたので、段ボールのベッド、そういうものを設置する訓練ということもやったんですけど、当然市川三郷町でもそういうものはもちろん確保がしてあるし、今後もそういうものも十分活用をしていくのではないかと思います。 それからまた、25日、山日にも掲載しておりました東日本イノアックさまより、市川三郷町にポリエステルマットレス、被害の起きた場合には、災害場所で活用できるベッドというものを400枚寄付していただいたということですけど。市川三郷町の場合、ベッドとか、そういうものがどの程度あって、どういうところにそれは配置していて、どんな形でそれを活用していくのか、そのへんをお聞きしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  村松議員のご質問でございます、まず倉庫と備蓄品の配備でございますが、繰り返しになりますが、防災備蓄倉庫につきましては、本庁北側にある備蓄倉庫約延べ床面積40平方メートル、これは町内に先ほど言っていただいた21カ所、山間地における孤立型の防災倉庫につきましては、延床10平方メートルの大きさのものが山間地に10カ所設置しております。 各備蓄倉庫におきましては、備蓄米、乾燥米のアルファ米を6万1,550食、飲料水が2リットルペットボトル、繰り返しですが2万7,086本、3日分です。 人数ということで、人数につきましては震度6を想定した中で5,473人分の3日分ということであります。 続きまして、段ボールベッド、ポリエチレンベッドにつきましては、三珠支所の倉庫に段ボールベッド190台、先月、東イノアック様から寄贈いただいたポリエチレンマットは400枚、これも三珠支所に400枚を備蓄しております。 コロナ対策における段ボール製の間仕切り、パーテーションも180台、これも三珠の倉庫に備蓄しております。 場所は違いますが、生涯学習センターにつきましては、50台の段ボールベッドを配備しております。 以上であります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  本町における備蓄品等々の配備ということがよく分かりました。ですけれど、昨年、全戸に配布していただきました市川三郷町の洪水ハザードマップを見せていただきましたけど、町内では広い範囲の浸水箇所が非常に多いということでございます。その中に避難場所が存在をするという箇所が相当数あるんですけど、そこで地域内の指定避難場所と、避難所と連携をして、一緒に避難倉庫があるんですけど、そういうのはくっついているというか、そのようなところはどのくらいあるのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  ただいまの村松議員のご質問でありますが、防災備蓄倉庫で避難所が同一敷地にある箇所につきましては、22カ所でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  分かりました。 79カ所ある中で、22カ所ということですから、3割くらいということだと思うんですが、そういう場合に、水害が起きたときに、その避難場所と、災害の倉庫が一緒になっていると、そういう場合に、そこで昨年のように台風19号の被害などで、検証を踏まえながら、大規模災害時に対応できるだけの安全安心な拠点となる大型備蓄倉庫というか、現状の備蓄倉庫以外にそういうものをある程度用意しておく必要性が出てくるのではないかということでお伺いをしているんですけれど、これは相馬市で国の補助金を導入いたしまして、相馬兵糧蔵、そういうものを造ったと。これはおそらく東日本の災害時に大きな経験、災害があったということを経験を踏まえての施設だと思うんですけど、こういうものを全国的に、今いくつかやっているところがあるかもしれないし、そのへんは定かではないですけど、1例でもってそういうところがあったと。山梨県ではそういう備蓄倉庫の、これは1カ所ということではなくて、これは現状は市川三郷町の場合、非常に水がつくところに備蓄倉庫とか、避難場所があるわけですから、万が一のときには、水害のときにはそれはほとんど活用できなくなる可能性があるので、そういうものを県下ではあるのか、もし県下で何かあるのであれば教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  先ほどご説明させていただきました倉庫、孤立対策用の倉庫以外の大型の備蓄倉庫につきましては、本町には現在ありません。県内におきましては、甲府市の下飯田地区に、昨年の令和1年に防災拠点として延床面積180平方メートルのものを建築しております。 町におきましては、南部町の南部の道の駅に併設している大型の防災備蓄倉庫の拠点を延べ床面積350平方メートル、平成29年に総事業費として5,600万円ほどかけて竣工しております。 西桂におきましては、平成26年、2階建てのものを228.2平方メートル、総事業費約3千万円をかけて県内では実施しているところを聞いております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問ありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  これはおそらく各地区でも相当のお金がかかるし、水害だけしか活用ができないとかということで、これは疑問視されて、造らないところもあるかもしれないんですが、本町におかれましても、これだけ水害の場合は避難場所が水がつくということですから、そういうことも踏まえる中での、将来的に考え等があるのであれば、町長の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  国土強靱化ですけれども、事前防災というか、いろいろな公共の関係、社会資本の関係で老朽化対策だと思うんです。国は5年間で15兆円ということ、令和3年度から5年間、1年間3兆円という発表もありましたね。ですから、事前防災で国土強靱化を図る。本町の場合、今、芦川の護岸工事を2013年度、ですから平成25年度から2024年度、令和6年度まで12年間の事業でやっております。 先月、11月は、国土交通省の本省のほうへ3回出向きました。そして、令和3年度の予算の獲得にお願いに上がりました。ほぼ全額認めていただける状況のようでございますが、万が一芦川の右岸、左岸、右岸が決壊すれば旧三珠地区、左岸が決壊すれば本町。地形的にほとんどそういう避難所があったり、備蓄倉庫があっても、まず水没してしまうという地形です。 ですから、まず国土強靱化の事前防災をしっかり手を打つということだと思うんです。それから日本三大急流の最上川と球磨川がやはり氾濫していますから、富士川がということも言われておりますし、富士川も特に六郷エリアは、富士川の決壊の場合には被害が大きくなるということもありますので、事前防災をしっかり手を打つということだと思うんです、国土強靱化は。そういう意味で、国への折衝をしながら、きちんと対策が打てるように、町としては取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  今、町長のほうから国のほうで国土強靱化、15兆円という、今朝の新聞に載っていたんですけど、それで先ほど、国土強靱化の問題なんですけど、先に防災倉庫の話をさせていただきましたので、国土強靱化につきまして、少し聞きたいと思います。 国土強靱化といいましても、一口に言っても、計画策定と、特に市川三郷町も今回、策定をしていただいて、3日ですか、明日3日に総務常任委員会に付託をされるということでございますので、細かいことはその時点にお聞きしたいと思います。 ただこの場合、市川三郷町としたら主にどんな分野に力を注ぐのか、分かる範囲でよろしいですから、明日の議会で説明していただくと思いますので、分かるのであれば、分かる範囲だけでいいですから、一言だけでも、もし分かったら教えてください。分からなかったら、別にいいです。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  村松議員の国土強靱化地域計画の(案)でございますが、先ほどのお話もありましたように、明日の委員会で付託させていただきまして、審議をお願いしているところでございますが、本来ならば本日、政策秘書課長が答弁させていただくところでございますが、防災関係の主な目標、骨格などをご説明させていただきます。 国土強靱化地域計画につきましては、本件計画は、先ほど町長が申しました基本法案の第13条からなっておりまして、本町における最上位計画になっております。期間につきましては、本年から令和6年度までの5年間を予定し、推進してまいります。 主な目標としましては、①人命の保護、②に町の重要な機能が致命的な障害を受けない。③に町民の財産、公共施設の被害の最小化。④に迅速な復旧、復興を行うような内容になっております。 これらをもとに、重要なアクションプランを11項目から構成になっております。内容につきましては、建物の耐震化、BCP、業務継続計画などになっております。 これらの重要なアクションプランをPDCAサイクルを繰り返して計画を進めていくものになっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  これはたぶん国土強靱化地域計画の3ページの基本目標ということですね。その中で1から4まである人命の保護を最大限図りますとか、そういうことでございますね。これは十分分かりました。 本町における国土強靱化策定の案も明日、たぶん可決されると思いますけど、大規模自然災害に今後一番危惧されております南海トラフ地震、活断層などの直下型地震等々によります被害発生リスクが高まり、町民の生命、財産、保護および安全・安心な地域経済社会の確立をこれからも努めていただきたいと思います。 特に国の政策がはっきり決まりまして15兆円という中での地域の計画等も含まれるわけですから、これは全庁挙げて、町長はじめ全部の課、いろいろな課ごとに違うと思いますけど、そういうことで力を合わせて、できる限り発信をしていただきまして、県とか国に対しまして、多くの事業等をいただけるような形で、今後、活動していただければありがたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁をお願いします。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  土砂災害や洪水、それから特に本町の六郷エリアでは地すべり地帯、このことも先月、11月国土交通省へ行ったときに、神有地区の歴史等々を説明し、地すべり対策に対する支援もお願いしてまいりました。 本町にとっては、手を打たなければならないところがたくさんありますけれども、議員ご指摘のように、しっかり整理をし、どこをどういうふうに手を打ちながら、特に気象災害が常態化している昨今ですから、町民の命と財産を守るという視点で、それはご指摘のようにしっかり、対応をしていく。しきれないと思いますけど、精一杯やるしかないと思っております。そこは全力を挙げて、全庁を挙げて取り組んでまいります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  次の質問に入らせていただきます。 防災無線につきまして、数年前からの課題でありますことにつきまして、お伺いいたします。 市川三郷町の防災無線局の本部基地、各支局についてどのような系列になっておりますか。また、防災無線とは本来災害時に、住民にいち早く情報を提供伝達するための無線通信システム、内閣府を中心に省庁や公共機関などで構成される中央防災無線、消防庁を中心とする消防防災無線、都道府県や市町村で構成される防災行政無線などがありますが、災害時により早く正確な情報を提供する目的に、防災行政無線には大きく分けて2つの方式がありますが、わが市川三郷町では、屋外支局として屋外に防災無線マストを設置したスピーカーから放送する方式であります。 他の方法につきましては、後ほど伺いますが、市川三郷町全域、旧市川大門町、六郷町、三珠町の防災無線マストの設置数、および各地区の防災無線開設時期とその防災無線マストの開設費、その防災マストの設置時期につきましてお伺いいたします。 また、峡南地区の他町村におかれましては、この防災無線について、うちの町と同じような形態なのか、併せてお伺いします。 防災無線局、防災無線マストおよび防災無線機器の状況、耐用年数はどのくらいあるのか、老朽化等の問題は解決できているのか、現状維持で十分な対応ができるのかお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  防災無線についてでありますが、旧アナログ無線システムについては、合併前に旧三珠町は昭和55年、旧市川大門町は昭和58年、旧六郷町は昭和56年に整備を行い、経年変化した旧アナログ無線システム施設等を合併後の平成20年度に新デジタル無線システム施設に移行し運用を開始しました。 整備内容につきましては、親局を本庁舎に置き、三珠、六郷各支所には遠隔制御局とし、各中継局も整備を実施し町内各地区には屋外拡声子局を三珠地区27カ所、市川地区45カ所、六郷地区28カ所の、合計100カ所を整備しました。 また、峡南地域に隣接する各自治体のシステムについては本町と同様であります。なお、現在の施設は経過年数が12年を過ぎており耐用年数を2年ほど経過している状況ですので、一部の箇所で不具合など発生しておりますが、日々の保守点検を行い、安定した運用の維持管理に努めている状況でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  無線のマスト等のことはある程度理解をして、耐用年数等もある程度理解をしております。 先般、大同地区の防災無線マストが不具合というか、聞こえなくなったということで、その相当時間が実は経過し修理まで大分時間がかかったということなんですけど、それはお聞きをしたんですけれど、ただその場合、市川三郷町の全域にわたりまして、やはり防災マスト、スピーカー等々があるんですけど、他の地域ではそういう問題がなかったのか、そのへんちょっと教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  ただいまの村松議員の子局の不具合でございますが、黒沢地区におきましては、子局のシステムユニットの故障のために、長期にわたって不具合をし、地元の方に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げますが、今現在におきましては、システムを入れ替えして、安定して運用している状況でございます。 そのほかの地区につきましては、聞こえない、うるさいというような意見等々を聞いている中で、子局のシステムの故障という連絡対応は現在行っておりません。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  これは合併する前からの防災マストがあるんですけど、その後合併したときにアナログからデジタルになったということで、それを更新してからすでに10数年が経過しているということですので、それを考える場合には、耐用年数ももちろん2年くらい切れているということだったと思うんですけど、今後、これは今の状況のもので推移をしていくのか、そのへんをちょっと教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  現在の防災無線方式は改める必要があるんではないかと基本的に思っています。家の中で、その情報が受けられるようなことをしっかり考えていくべきだと考えています。 ただ、予算が膨大な予算を必要としますから、国がそういう施策に対する補助金等、しっかり研究して、町もある程度の覚悟をして、支出を覚悟して、町民の命を守るという点では、将来計画の中でそういう情報を受けるシステムを家の中で構築していく必要があるのではないかというふうに、考えているところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  実は、先般、大同地区の区長さん、それから組長会で、大同地区全体に発信をしまして392戸の各戸に、実はアンケート調査を依頼をしたんです。それで、そのアンケート検査のときに、392戸を対象に聞こえるのか、聞こえないのかという、そういういくつかのことを踏まえて発信をしたんですけど、そのときの皆さんの反応というものが上がってきておりますので、それだけ報告させていただきたいと思います。 大同地区全体で392戸の調査を行ったんですが、そのうち下大鳥居地区のアパートの17戸は回答がなかったんですが、360戸の回答をいただきました。そのアンケートでは、聞こえるとか、聞こえないとか、聞き取りがたいとか、聞こえるとか、その他、いくつかの項目で聞いたんですけど、聞こえると答えた方が37.15%、窓を開ければ聞こえるというのが31.28%、聞き取りがたい24.0%、まったく聞こえないというが5.87%、その他が1.68%です。この中でも聞き取りがたいとか、聞こえないとかというのを含めますと31%くらいがほとんど占めているということですよね。 それでこの調査をした方々にいくつかのことを聞いたんです。そのときに、どういう事由かというのをいくつか事由の中にはあるんですけど、その中で特に最近の住宅ですか、特に密閉をしているとか、そういうことでもって、家自体もしっかりしている家であるということから、なかなか外部からの音はほとんど聞こえないといううちも相当あったわけです。 そういうことで、一番解決方法はどういうことかなということを聞きましたら、先ほど町長がおっしゃいましたように、直接外から入ってくる音を聞くのではなくて、違う方法があるではないかと、こういう意見もありました。 特に防災時は、携帯電話とか、スマートフォン、それからメール、インターネット等で活用するという伝達方法というのが、今は相当出ていますから、若い方の場合は、そういう機能を活用して、十分に情報が吸収できると思うんですけど、お年寄りに関しましては、これは非常に難しいと、こういうことでございまして、その中で一番多く出た意見というのは、やはり個別受信機が必要性であるという、こういうご意見が相当ありました。 これには、今、町長がおっしゃいましたように、莫大のお金がかかるわけでございますが、この個別受信機に関しまして、大同地区で調査をしたんですけど、よその市川三郷町の他の地域では、このことに対して、防災のときの個別受信機とか、そういう話があるかないか、それだけ教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  村松議員のご質問であります個別受信機でございますが、本町には先ほど町長も答弁していただきました、平成20年度からデジタル移行の整備をしました。そのときには、町内の音が伝わる調査をしまして、伝わらない地域、山間地におきまして、町内59カ所の個別受信機を今、配置している状況でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問がありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  今、個別受信機を町のほうで貸し出しをしているということで、これは相当必要性があるということだから、いいと思うんですけど、私はできるのであれば、貸し出しでなくて、町、それから県、先ほど話が出ておりますけど、これは国とか県の助成金とか、補助金とか、何か対象があるのかなということを、これから見つけていただきたいということが、主なことになるわけでございますが、災害というものは、これからいつ起きても不思議はないということでございますが、災害時にどうしても情報をキャッチできないという、これが一番大きな問題が出るわけでございます。ですから、大きな問題が出るのには、どうしてそういうことが起きたかということは、やはり情報の伝達というのが正確に伝わらないということが一番大きな問題があると思うんです。 ですから、そういう場合には、町といたしましても、障がい者に先に優先的にやるとか、老人にやるとか、いくつか方法はあると思うんですけど、そういうことを踏まえる中で、これからの方針等々も十分に考えていただきたいと思うんですけど、そのへんは町長いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最近特に、各市、町、村もそうですけれども、この自治会というか、自助、共助、そこをしっかりやろうという機運ですね。それは自立防災というか、すべて町から、町からではなくて、その周辺が危険箇所や避難する場所や、みんな真剣に考えて、自立防災をするとか、そのためにコミュニティーが必要だという話を前にしたんですが、そのことがそういう機運が、結束を強めるというか、地域の、そのことがとても重要になってきているというように思うんです。 村松議員もそのことをご指摘をしてくださっていると思うんですが、これからは防災対策の中で、自助、共助の自治会というか、地域住民の結束を強めていただく、そういう施策をしっかり町としては支援をして、そういう地域を醸成していただくようなことに取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  何回もくどく言うようですけど、特に国、国土強靱化ということを大きく打ち出しているときですから、できるのであればそういう施策で、何かあるのであれば、そういうことを発信していただきたいと思います。 この質問を私がしたのは、以前、大同地区では亡くなりました妙学寺の住職が何か必要なものはないかという意見を出されたときに、個別受信機をということをお願いした経緯があったんですけど、その時はアナログからデジタルに変わるということで、1機が大幅に金額が上がってしまったということで、挫折した経緯があるんですけど。参考までに、個別受信機というのは1機どのくらいの金額なのか、もし分かるなら教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  個別受信機の金額でございますが、本体は5万円でございます。あと設置手数料につきまして2万円、地域におきましては屋外に設置するアンテナの大きさにおいて、8万から12万のアンテナをつけるという総額になりますもので、最大では20万弱くらいの金額に、1台あたりなっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほかに質問はありますか。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  金額もけっこうするものですから、全戸に配布ということはできませんので、この希望する方がありましたら、町当局でも補助金の対象はこのくらい、全額ということでなくて、多少補助をしていただければ、そういう方も購入というか、非常のときに役に立つということだから、買い求める方もいると思いますから、今後、そういう形の中で、計画等を進めていただきたいと思います。 以上で終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第12番、村松武人君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は15時30分といたします。     休憩 午後3時17分-----------------------------------     再開 午後3時30分 ○議長(笠井雄一君)  続いて、第1番、秋山豊彦君の一般質問を許します。 第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得ましたので、通告時間60分以内、質問をさせていただきます。 なお、議長にお願いしたいことは、私はちょっと体の体調が悪いし、また腰の具合もよくありませんので、立ったまま質問、答弁を受けますので、その点、よろしくご理解のほどお願いいたします。 なお、執行部におきましても、先ほどの話のように、体調がすぐれませんので、質問が重複する点もあろうと思いますが、その点、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 質問に入らせていただきます。 まず、通告しました不良品のマスクについて質問をさせていただきます。 町が配布したマスクは、「紐が切れて、厚くて付け心地が悪い。鼻のところの針金が飛び出してけがをした」などといった悪評判を耳にいたします。 私のところにも多くの町民の皆さんから「マスクを付けてスーパーに行ったら紐が切れてしまったので、買い物の途中で帰ってきた。」また、「会議の発言中に紐が切れて恥ずかしい思いをした。」等多くの苦情が寄せられています。 町長は、このマスクの不良品比率を、わずか1.46%と説明していますが、これでは、50枚のうち1枚が切れるかどうかという程度になります。 町長の部下である役場職員だけを対象にした調査で、正しい結果が得られるはずがありません。町民の皆さんは、この調査結果を信用するでしょうか。統計学に基づいて抽出した世帯数を対象に再調査すべきであると思うが、いかがでしょうか。 町長は、先の臨時議会において、不良品を納入した丸富と補償交渉を行っていると答弁していますが、どのような補償を求めることになったのかお答えいただきたい。 また、町長はこの問題に対し今後どのように対応していくのか併せてお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山豊彦議員の一般質問にお答えします。 町が配布したマスクの対応についてでありますが、マスクの不具合については、町にも「ゴム紐の圧着部分が取れる」などの情報が寄せられたことから、町内在住の職員124人を対象に調査を行い、休暇中の職員1人を除く123人から回答を得ました。調査に当たっては、「使用済みの物はその状況を、未使用の物は箱から出して、通常使用する程度に引っ張って確認してください。」との指示で行いましたので、信頼できる数字であると考えております。 結果は、123箱、6,150枚のうち、90枚、1.463%に異常が発見されました。 納入業者には、この不良品出現率から算定した枚数の補償を求め、10月20日に5千枚が納品されております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  納入業者の丸富がマスク100箱を補償したということは、このマスクは欠陥商品であったということを認めたということですね。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  納入したものの中に不良品があったということで、その不良品に相当する枚数を補償していただいたということでございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  丸富がマスク100箱を補償したが、誰が何を根拠にこれを決めたんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  この100箱、5千枚という枚数で補償をしていただいたわけでありますが、これにつきましては、先ほどの答弁もいたしましたように、調査対象として町内在住の職員を対象に調査をいたしました。その中で、123人からの回答、調査枚数は6,150枚となります。その中で、不良品の出現率が50枚ということで1.463%ということで、先ほども。90枚の不良があって、1.463%という出現率でございました。 この1.463という数字についてでありますが、職員を対象に行った調査でありますが、まずこのマスク調査の難しさということで、1箱50枚入りを調査、すべての枚数を調査しなければならないということで、使ってしまった部分、それと未使用の部分もあります。調査の中では、最初の回答の中では、何枚使ったうちではどうでしたとか、私が使った部分はこうでしたとか、そうではなくて、家族の使った分も全部調べてくれ、未使用の分も、本当は好ましくないんですが、一度出して調べてくれということで、調査を行いました。かなり信頼できる数字だと思っております。 それから、この調査対象が枚数が少ないということの中で、この信頼度について確認をいたしております。 そういった中で、確認方法としますと、県内の官公庁の各種計画などを手掛けているコンサルタントに確認を行いました。こういうサンプル数が少ない場合に使う方法ということで、今回の不良品の割合1.463%、この誤差の出る要因を詳しい計算方式はここで申し上げることはできないんですが、複数の数値を掛け合わせて補正する方法ということで出していただいた数字が、プラスマイナス58枚の誤差が出るというものでした。 33万5千枚に先ほどの職員から調査した1.463%、これが4,902枚となります。これにプラス58枚をしますと4,961枚ということで、誤差を考慮しても、5千枚でOKという判断のもとに、補償のお話をさせていただきました。 なお、この調査、誤差を算出する調査方法につきましては、このコンサルタントがあらゆる調査の際に用いている計算式ということで、内密な計算方法ということでありますので、計算に使った数値も、コンサル名も申し上げられませんが、信頼できる数字であると考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  総務課長は、私の質問に対して端的に答弁を願いたいと思うわけであります。 丸富が納めたマスクは、欠陥商品であったということを求めたということですか。それと同時に、このマスクは1枚売りのマスクを買ったなら、紐が切れたら枚数だけ交換すればいいかもしれませんが、しかしこのマスクは1箱単位で各家庭に配布されているので、この箱のマスクはいつ切れるか、どれが切れるのか分からないマスクです。こんな不安なマスクをして外出などできない。箱ごと新しいものに交換するのが当然です。なぜ、すべてのマスクの交換を求めなかったのか。答弁願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  すべての枚数が不良というふうには考えておりません。33万5千枚の中で、約5千枚に相当する部分が不良品という想定のもとで、補償を求めてきました。 そして、その補償を求めた品物につきましては、公費を使ってマスクを購入したということで、これから町で避難所ですとか、今後のコロナ、あるいは災害時等に使用するものとして、現在、在庫として管理をして、役立てていくということで考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  総務課長の言っていることは、私はよく分からないけれども、何回も同じこと、私に質問をさせないでください。 あのマスクは、1箱単位で買ったんです。だから1枚でも、2枚でも、ひもが切れるようなことがあるならば、だったら商店へ行って、商店からマスク1箱50枚を買ったと、その中に不良品が1枚、2枚あったら、あなただったらどうしますか。 私だったらその店へ行って、これはこの中にマスクが切れるのが何枚もあるといったら、箱ごと交換をしてくれるではないですか。私はそれを言っているんですよ。 答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  私どもへ実際に町民の皆さんから不良品が混入していたという情報をいただいたのは、直接いただいたのは6件とお手紙1通です。その中で、電話の方と、お手紙の方については、お手紙は無記名でしたので、対応できませんでしたが、電話の方については、情報をいただいただけで交換も結構ですということでした。直接町へ来ていただいたお2人の方については、不良品部分を交換という形でさせていただきました。ただ、箱ごと持参した方については、その箱ごと置いていっていただきましたので、箱ごとの交換もしております。 不良品につきましては、そういう形で交換をした部分もございます。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は、総務課長、私の言うことが理解していただいているのかどうか分かりませんが、私は箱の中に1枚、2枚、あったにしても、箱ごとで買っているんですよ、町は。だったら、補償してもらう時に、私は買った箱の枚数、すべて補償してもらうべきであると。それと同時に、このマスクの紐が切れたら、町民の皆さんは町に来て交換してもらうんですか。 町民の皆さんの中には、マスクが切れた、切れたという人はいっぱいいます。私も耳にします。 また、各家庭へ品物を納めている業者が、あっちへ行っても紐が切れた、こっちへ行っても紐が切れたという話を聞きます。ということは、町で調べた範囲はこれだけなんです。だけども、無償でもらった町民の皆さん方は、紐が切れたのがあろうと、これをなかなか、勇気のある人ですよ、町へ電話をかけたり、そして手紙を出す人、だけどももらったのだから、いいや我慢しろという人が多いんだと、私は思います。 そして切れたマスクがあったとしたならば、いちいち役場へ来て、交換をしてもらうんですか。1枚のマスクを。 ではどうやって、もっと町内幅広くですよ、マスクの紐はどうですかと聞きただしてみてください。必ずしやいっぱい、私は紐が切れたというような苦情が出てくると、私は思うわけであります。 まずはマスクが切れたたびに、役場に来て交換してもらうんですか、その点、答弁お願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  職員の中でも何枚か切れた職員もいます。そういう職員については、紐を結んで使ってくれた、あるいはホッチキスでつけて使ってくれた方もいます。有効に使っていただいたと思っておりますが、町には先ほども申しましたように、直接の情報とすれば、6件ということで、こういう対応を取らせていただきました。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  総務課長、苦しいような答弁をしていることが、私の心に伝わってきますが、先ほどから何回も言うように、職員はいいんですよ。役場の中の職員が交換して、町民の皆さんがわざわざ役場に来なければ、紐が切れましたよってもって来なければ交換してくれないんですか。 いっぱいいるんですよ。紐が切れたとか、そういう苦情は、私も議員をやっておりますので、町民の皆さんからこんなマスクが、私には気楽に話してくれます。こんなマスクがあったというようなことで、そのマスクを、その町民の皆さん方がわざわざ役場まで来て交換してもらうのか、そしてもっとマスクの切れた事自体を、もっと細かく把握して、今後の策を練るのかという、私は、総務課長、質問をしているんですよ。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めますか。 1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  一般に市販されているマスクの鼻の固定金具は、普通プラスチックでできているものが使われています。 しかし、このマスクには、先端がとがった切りっぱなしの針金が使われています。そのため、曲げると針金が飛び出してきて、けがをします。国民生活センターは、針金入りのマスクは、MRIの検査のときに、やけどをする事故が多発しているため、危険なマスクだと指摘している。 このマスクは、ひもが切れやすいばかりでなく、安全性の面からみても、欠陥商品です。町長はこれでも丸富に全品交換要求しないのですか。 いかがですか、町長にお聞きします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  私のつけているマスクもそうなんですけれど、一般的にこういうマスクだという認識でおります。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私、なんでしょうか。私の聞いているのは、安全性からも見ても欠陥商品である。町長はこれでも、丸富、全品交換、私は全部、1枚、2枚ではないんですよ。全品を交換したらどうだと、さっきから言っているんです、総務課長にも、だから、町長はどういう判断をしますか。こういうことを聞いているんです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  全品交換という根拠が。 全品交換という根拠をしっかり示さなければならないですよね。相手と交渉する場合には、だから例えば直接当事者だとしたらどうだろうかということを考えると、全品交換しますという根拠が示すことが難しければ、今のような対応だと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。
    ◆1番議員(秋山豊彦君)  根拠は、町長さん、マスクが切れているんですよ、現に。 要するに、欠陥商品なんですよ。 議長、答弁席を離れる許可をお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  暫時休憩とします。     休憩 午後3時37分-----------------------------------     再開 午後3時39分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  持っていけば、針金が出てとがっていてですね。これは、私は、欠陥商品だと私は思います。 ○議長(笠井雄一君)  秋山議員、声が小さくて聞こえません。 マスクを取って。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  すみません。町長のことを言っていて、私がマスクをしていて失礼しました。 よろしいでしょうか。 町長が、以前、マルアイに勤務していたとき、このような苦情があった場合は、どのように対応しましたか。 このマスクは、針金が飛び出す危険なマスクです。ただちに回収し、安全性の高いマスクを業者負担で全世帯に配布しなおすべきです。 町長さん、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  すべてを交換するということの根拠をしっかり示さなければ、話は成立しないと思うんですが。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は根拠を示しているつもりですが、まだ物足りないでしょうか。こんな針金が、ここへ触っただけでも、私の指に刺さります。これが、鼻に刺さってけがをしたという人が出ているんです。現実に。 だから私は、そういうふうに、私はどうするかということを、尋ねているんです。 町長、こんな粗悪品を売りつけられた、町長、町は、被害者です。なぜ、全品交換を求めないんですか。確たるこういう不良品だということは、ここに立証されているではないですか。いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  その使われている材質、材料によって、すべて不良品だというふうに認定することは、どうしてできるんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  どうしてできるということは、現に、何人もの人が、町長さんだって、その中にマスクは2枚切れたということを議会で発言したではないですか、委員会で、やっています。2枚切れたということは、私は、1枚ですか。1枚でも2枚でも、切れたことは間違いないことなんです。だから、針金がとがっている。町長さんでさえ、紐が切れたということであるならば、不良品です。ですから、先ほど私が言ったようにウエルシア、薬局屋さんへ行って箱を買った、1枚でも2枚でも出たら、行けば、すみません、交換をさせていただきます。これが当たり前のことなんです。それと同じなんです、町は。だから、私はこんなものを要するに売りつけられた町は、町民の皆さんは被害者なんです。だから私は、全品交換すべきである。こういうことを言っているんです。 私の言っていることが理解していただけないでしょうか。要するに、それとも町長さん、丸富を擁護するようなことが、しなければならない理由か何かあるんでしょうか。 要するに、私は、そういわざるを得ません。町長さんが、何か、私に聞こえるのは、丸富を擁護しているのではないかなというようにも、私は受け止められるんです。その点を明快にご答弁をお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員、まったくそういうことはございません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そういうことはないというのであるならば、それは丸富に話して、交渉するべきなんです。100箱向こうが持ってきたということは、要するに不良品だということを認めたから、はじめて持ってきたと。枚数が云々ではないんです。1枚売りではないんだから、1箱単位で買っているんですから、そこを私は、町長さんに先ほどから粗悪品を売られたのではないかと、町は被害者ですよと、町長さん、丸富を擁護することはないですよと。何か擁護する理由があるんですかと。私は聞いているんです。 ただちに丸富と交渉をして、すべて回収して、やはり安全性のものを、町民の皆さん方に配っていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  次に入らせていただきます。 次に、随意契約についてでありますが、去る11月6日、市川三郷町他3町で構成する峡南衛生組合の元職員が、贈収賄事件で逮捕されました。 この事件は、職員が、親しい業者と随意契約を繰り返すことにより発生したものであります。 このような、随意契約は、町長が意中の業者と勝手に契約することができるため、不正が発生しやすい制度です。 そのため、地方自治法は、この運用を極めて厳しく規定しています。法律では、50万円以内の物品を購入する時、または緊急で競争入札をする時間がないときしか、随意契約を認めていない。町長は、随意契約をした理由を、「緊急であったため、十分な見積期間が取れなかった。」と答弁しているが、建設業法施行令第6条では、「見積期間を5日以内に縮小できる」と規定している。 マスクの契約は、見積依頼から開封まで6日ありました。したがって、見積もり期間が取れなかったという理由は成り立ちません。むしろこの条項を適用すれば、競争入札ができたのに、なぜ、競争入札にしなかったのか、不思議でたまりません。その理由をお答えいただきたい。 また、丸富とマルトの2社を選んだ理由、指名参加願いに紙類と届け出ているからだと答弁しているが、なぜ紙類がマスクの取扱品目になるのか、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  随意契約についてでありますが、競争入札にしなかった理由は、5月の臨時議会でもご答弁いたしましたが、新型コロナ感染症蔓延防止対策として、一刻も早く町民の皆さまへマスクをお届けしたいという一心で、地方自治法施行令第167条の2第1項第5号にある「緊急の必要により競争入札に付することができないとき。」を適用し,随意契約としたものであります。 本件に係る見積期間は、建設業法施行令第6条第1項に当てはめると、10日以上必要となります。「ただし、やむを得ない事情がある場合は、5日以内に限り短縮することができる。」とされていますが、本町ではこれまで競争入札の場合は、建設業法のただし書きを適用せず、適正な見積期間を取って執行してきました。 本件につきましては、町民の健康を守るため、緊急の必要があると判断し、同法のただし書きにより、見積期間を短縮しての随意契約といたしました。 また、見積期間の数え方は、見積依頼日、入札日を除いて計算していますので、本件に要した見積日数は5日となります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ありがとうございます。 再質問の中から、端的にもう少し質問をさせていただきます。 まずは随意契約について、当然、支所、ならびに傍聴している皆さん方、私にも随意契約について分かるように、また皆さんにも分かるように説明をいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  地方自治法では、契約の3原則として、公平性の確保、経済性の確保、適正履行の確保が挙げられているわけですが、それらの契約の方法として、一般競争入札、指名競争入札、随意契約、競売りの4つの方法に限定して契約を行うこととなっています。 それで、随意契約ですが、随意契約とは、競争の方法によらないで町が任意に特定の相手方を選択して締結する契約方法を言います。 これでよろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  何か、よく分かったような、よく分からないような、傍聴の皆さんがよく分かったのか、分からないのか、何か私も財政課長がこんな問題は、あなた専門家だから、即随意契約とは何かといったら、ぱっぱっと、いちいち書類を見なければ、ひっくり返さなければ分からないということはよくないですよ。 財政を任されているんですから、あなたは、もっとしっかりとした把握をして、答弁をしなければいけないと、私は思います。 間違っていますか、私の言っていることが。 私の顔を、えらい睨みつけて見ているけど、私は間違っていますか、聞いていることが。 私は、峡南衛生組合の贈収賄事件が、随意契約の規定が厳格に適用されなかったために起きた事件だと思うが、町長はどのように考えているのか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  先の臨時議会では、管理者はじめ副管理者も、秋山議員ご承知のように、立って謝罪を申し上げました。基本的には、決済、はんこですね、最終的に決済する区分が明確でなかったということで、管理者まで決済が回ってこなくて、その任の長のところで最終決済で、その随意契約がされたということが大きな原因ではないかというふうに思っております。 決済区分を明確にするということも大きな理由ではないかと思っております。今回の秋山議員がご質問いただいているこの関係は、5月22日の臨時議会で、議会の議決案件でありましたから、議会に提案し、議長の判断で表決し、議決をいただいております。 ですから、随意契約で、その決算印だけで執行したというのには、全然これは当てはまらないと思っています。議会の議決を経ておりますので、そこは皆さまもご承知おきいただきたいと思います。 議長の命により、表決をし、議決をいただいたということです。 それは、議会にとっては最も重い採決でありますから、そこはご承知いただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これから町長にお聞きしますので、今、そこまで答弁、これから私が聞いていきますので、その都度、端的に答えてください。 法は、随意契約は緊急のために競争入札をする時間がないときにだけできると。分かりますか。規定しています。 あと1回言いましょうか。 法は、随意契約は、緊急のために競争入札をする時間がないときにだけできると規定しているんです。このような随意契約ができる絶対条件は、緊急性があるか否かでした。 町長は、緊急性がなくても見積もり期間が十分に取れなければ随意契約ができると思っているんですか。 もうちょっと、私は詳しく、大丈夫ですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員もご承知だと思いますけど、当時、スーパーに並んでもマスクが買えないという状況が続きました。そして、議員のお名前は申し上げられませんが、議員からも、町長、マスクを町民の皆さまにというご助言もいただきました。それで、マスクを考えたと。 ですから、時期がずっと後半になって、マスクがある程度手に入るようになってからのときではなくて、当時思い立ってやろうとしたことは、スーパーに並んでも手に入らないときでありましたから、そして3密もそうですけど、マスクがとてもコロナ対策には有効であるという時でございましたから、一刻も早くお届けしたいという、その一心で、このことをさせていただいたところでございます。 そういう点で、ぜひご理解をいただきたいという思いでございます。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そういうふうに、町長さんは答弁をなさってくるなと、私は自分なりに考えていました。 では、これから質問に、なおかつ再質問させていただきます。 法律が認めている緊急性とは、私が理解しているのは、法律が認めている緊急性とは、台風で堤防が決壊し、下流の集落が流されてしまうようなときのことを、私は法律が言っているんですと。分かりますか。法律が認めている緊急とは、台風で堤防が決壊し、下流の集落が流されてしまうときのことを言っているんです。 マスクの購入が、これほど緊急性があったと思いますか。 私は思いません。 答弁願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  堤防が決壊して、下流域の住民が洪水に流されるようなときに、随意契約をするですか、逆に。そんな時には専決ですよ。すぐに対応しますよ。 随意契約をして、それでやるんですか。 それは解釈が違いますよ。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長は先ほど、緊急で町民の人たちに一時も早く配布しなければ困ると言っていたではないですか。だから私は、何が緊急なんですかと、緊急というものは、法律でこのことを緊急だと言っているんですよと、私は質問したんです。 こんな大事なこと、財政、あなた課長、答弁できるの。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  法律の解釈で、緊急の必要性により競争入札に付することができないときということは、先ほど秋山議員が言われた、堤防の決壊等も含まれますが、電気とか、機械設備の故障による応急復旧の場合も含まれたり、今回の感染防止、感染発症時において、緊急に行わなければならない、蔓延防止のための対応策も考えられます。 それからあと、OAシステムとか、インターネットを通じた申請申告システム等の町民サービスを提供している場合で、緊急に復旧をしなければ、町民生活に多大な損害や、利便性低下が生じる場合などが当たると思います。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  それは、コロナが発生して、3月、そのころには確かにマスク、必要なんです。緊急なんです。 課長、配布したのは何月ですか。 私は、どうしても急いで、マスクを配らなくてはいけないということの時期ではないと、その町が配布した時点では、あちらこちらで1箱1,000円とか、1,200円とかで売っていました。あちらこちらですよ。肉屋さんでも売っていましたよ、私は驚きました、店舗の前で。そのときが、なんでマスクを配ったときが緊急性なんですか。 私には、総務課長、何か喋りたいようだから、答弁願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  町でこのマスクの配布を考えを固めたのは、4月下旬でした。ちょうどこの時期は、本町でもマスクを調達するということで、いきいき健康課が発注をしておりましたが、まったくマスクは入ってきませんでした。 4月30日に、やっと1,500枚、それから5月29日に、別の会社から1万枚という、お願いをしておいても、こういう枚数しか入ってこない状況でした。そういう中で、この33万5千枚の計画をしたわけでありますが、マスクの納品は6月3日に予定どおり納品になりまして、6月4日に郵便局へ引き取り、6月5日から郵便局に配布をお願いしたわけでありますが、6,655箱という対応ということで、私どもも宅急便は翌日、遅くても数日後には届くと思っておりましたが、ここで7月7日までかかってしまったという、ここが想定外に時間がかかってしまいましたので、早く届けられた町民は6月5日に届いておりますが、遅かった方は、7月7日までかかってしまったということで、結果的には町民の皆さまのお手元へ届くときには、単価は下がっていたかと思いますが、計画した時点ではそういう状況でした。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  では、マスクの価格調査をしたのは、4月中旬にしたといっている職員がいる。思い立ってから、1カ月以上、むしろそれ以上、町民の手元に着いたのは経っていますね。 すぐに実行に移せば、時間は十分あったと思います。なぜ、その場しのぎの、総務課長、ことばかり答弁するんですか。 4月の中旬であれば、随意契約でなくても入札ができたのではないかと。私は、なんで随意契約を慌ててしなければならないかと。十分に時間があったと思う。調査をした時点では、十分に時間があったと思います。 答弁しますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  4月下旬に計画した時点では、どこにお願いしてもなくて、やっと1,500枚だけ入ってきたという状況でした。次は、入ったらいつでもほしいという中で、5月29日に1万枚だけです入ってきたのが。こういう状況の中で計画をしまして、4月下旬に計画をしましたが、5月15日、予算成立まで半月かかったわけでありますが、すでに5月1日には議会を招集して、準備を進めてきたところであります。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長は、このマスクの随意契約は地方自治法施行令167条の2のどの条項を適用したのか、もう一度丁寧に説明をしていただきたい。私にも、手元に167条の書類が手元にあります。 しっかりとした答弁を願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  今回のマスクの随意契約の適用条文ですが、地方自治法施行令167条の2第1項第5号の緊急の必要によるものということで、緊急の必要により、競争入札に付することができないときのという条文を使いました。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  先ほど私は、何回もお聞きしているんですが、今、財政課長から第5号をしているのでないかと説明を受けたのですが、緊急性がそんなにあったのかなというふうに、先ほどから何回も私が聞くように、本来ならば、入札をしなければ駄目なんですよ。随契なんてことは、よほどでない限りは駄目なんです。だから先ほどから何回も押し競饅頭、やり取りをやっているんだけれども、このマスクがそんなに緊急性が、もう町のお手元に着いたときには、今言ったように、7月1日ころに届いたところもあると、その時点ではいっぱいマスクなんて出回っていたんですよ。そして4月時点で調査した、1千枚しか取れなかった、1万枚がいつだって言っているけれども、どのアンテナの範囲で調査をしたんですか。 私は、その範囲だったら、1千枚でも、1万枚でも手に入る確信を持っていました。どの範囲で、どうやってこの調査をしたんですか、どこで調査をしたんですか。調査した書類提示を願います。 ○議長(笠井雄一君)  一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。 再開は16時40分とします。 なお、会議時間の延長について、皆さま方にお願いします。 都合によりあらかじめ延長します。     休憩 午後4時30分-----------------------------------     再開 午後4時43分 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  何か質問をし、答弁を聞いていると、お互いに見解の違い、受け止め方の違いということで、このままいつまでやっても時間が経つばかりで、私の持ち時間がありませんので、先ほど休憩のときも議長から前に進むようにとお叱りを受けましたので、次の質問に入らせていただきます。 議会が、先ほど町長さんが話したように、議会の承認を得ていると、議決を得ているというような答弁をなさって、ここで私が町長さんにお尋ねします。 議会が議決をしているので問題がないということは、先ほど問題ないと、議会が認めていると。 私は、日本国憲法に、違反していても、憲法に違反していても、議会が議決すれば、憲法違反にならないということですか。 答弁を願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  私が申し上げたのは、議員皆さんが持っていらっしゃる議員必携、これは全国町村議会議長会が出しているものですが、その41ページに議決権というところがありまして、決定した議会の意思、議決はもはや議員個々の意志から独立したものとなり、議会全体の統一した意志ということになる。たとえ、議決と反対の意思を表明した議員であったとしても、その議会の構成員である以上、議決の宣告があった時から成立した議決に従わなければならないことになる。さらに議決した事項は、議員を拘束するばかりでなく、町村長等、執行機関はもちろん、内容によっては住民に対しても同様であり、さらに内外に宣明されたその町村の意志になるわけであるというふうに、議員必携では書いてあります。 ですから、表決での賛否の議決というのは、それだけ議会にとって重いものでありますから、その手続きを経ておりますということで申し上げただけで、それ以上のことでも、それ以下のことでもございません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議員必携に書かれていることは、私も十分承知をしていますが、先ほど町長さんは、議会の議決をいただいているということを、先ほどおっしゃいましたので、だから私が、いわば憲法に違反していても、議会が議決すれば、憲法違反にならないということですかと、私は聞いたし、また、議会は、法律の範囲内で議決するものだと、私は思います。 私は、契約に至る手続きが法に違反していないかと町長に聞いているんです。手続きが、その前、議会に出すそれが、手続きが違反していないかということを聞いているんです。 答弁願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  していないということで、議会に提案をさせていただきました。 すべて二元代表制、よく言われますけれども、私ども執行者は、提案権と執行権が与えられております。ただ、提案権の後に、議決していただかないと、すべて予算も事業も執行できません。 議会でご判断されたことですから、議決の云々につきましては、むしろ議員の皆さまに関わることですから、そこで十分お考えいただきたいと思います。議決されたことまで、執行部のほうにどうかといわれることは、これはちょっと違うのではないかと思います。議員一人ひとりの表決によって、議決をいただいて執行しているわけでございますから、そのことが間違ってはないというふうに申し上げたところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そうすると、町長は、あくまでも議会で議決していただいているので、間違っていない。手続きは正当だと、こういうふうにお考えですか。 あまりやっていると、議長にお叱りを受けますので、端的に答弁を願います。 私は違反しているかどうかと聞いているんですよ。私は違反しているから、違反しているんではないですかと、町長さん。 町長さんは、先ほどは、議会の皆さんから議決を頂戴しているから、だから私は間違いなかったと、こういうふうに私は受け止めたから、だったら。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  違反をしていることを承知で議会に提案することはありません。 違反していないということで、町民の命を一刻も、守るための手立てとして、一刻も早くお届けしたいと思いから、そうした思いから、これを議会に提案させていただいたところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  言えば、町民の皆さんの命を守らなければ、急がなければならないというような答弁の繰り返しでありますが、そうなんです。われわれ議員も町民の皆さん方の命は最優先です。守るのが当然なんです。だけども、随意契約までして、要するにマスクの購入しなければならなかったのかと、こういうことに問題点があるんです。 私は、1日、2日ずらしても、要するにちゃんと入札をしてやれば、間違いなかっただろうと、峡南衛生組合を見てください。随意契約を繰り返すごとに間違いが出てきたんではないですか。だから、私は、随意契約がいいのかどうなのかと、随意契約を競争入札と、一般競争入札ができたではないかと、なんでそんなに町民の命を守るため、なんとかかんとかといいますが、私は要するに、町民の命を守るときは、先ほども私は、何回も繰り返していますが、法律が認めている緊急とは台風で堤防が決壊したり、先ほど言ったように、下流の住民が、集落が流れてしまうようなときのことを、法律ではそれを言っているんですよ、緊急と。だけども、今の町長の答弁、先ほどから聞いていると、これに緊急は私は、当てはまらないと思います。 見解の相違、考え方の違いであろうと思いますが、私は、随意契約はよくないだろうという、私の見解です。 次の質問に入ります。 随意契約の予定価格はどのようにして決めたのか、また、予定価格をいくらだったのか、まさか丸富から聞いたのではないでしょうね、予定価格。 だから予定価格は町が定めた予定価格はいくらだったんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  予定価格は1箱税抜3千円で計画をしました。 それを決めた根拠としまして、先ほども説明させていただきましたが、とにかくどこへ発注してもマスクが入ってこない状況でした。そういう中で、4月30日に1,500枚入ってきた単価は、1枚83.6円でした。1箱あたり4,180円になります。でもこれも1,500枚しかこないという数字です。 次に入ってきたのは、5月29日まできてしまいました。そういう中で、インターネット等でも調べました。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  予定価格を入れたデータが手元にあると思いますから、予定価格を決めたデータを私の目の前に提出してください。 予定価格のデータがない限りは、予定価格は作れないではないですか。どうやってやるんですか。決めるんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  今、その途中であったわけですが、そういう中でインターネットなども見て、これは県内の企業が出しているもので、1枚75円という単価がありました。あと、埼玉県の業者が出しているものの中に、これは4月のマスクの相場ということで、3月23日のインターネットで見たものですが、この中で4月の期間中は安くして、1枚60円、高くして1枚90円程度となると分析するというものも考慮に入れて、1枚60円という、50枚で3千円、そういう単価を決めました。データはございません。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は、データを出してくれと言っているんですよ。予定価格を、インターネット云々ということを聞いているのではないんですよ。手元にデータがあったら、データをここに提出してほしいと、こういうことを言っているのを、60円だ、70いくらだということを聞いているんではないんですよ。 次に入ります。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  指名参加願いを提出している中で、この3社以外に、マスクを取り扱う業者はなかったんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  業者決定につきましては、町に指名参加願いが出ている、これは物品、役務の提供というくくりの中でありますが、この業者が16社あります。その中で紙加工品、これを扱う業者の中で2社を選定いたしました。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  総務課長、16社も町内業者であったんですか。町内業者で紙類を扱う、マスクを扱う業者があったんですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  この物品役務の提供というくくりの中で、役務の提供ですので、運送業ですとか、清掃業とかも含まれております。この16社の中で紙加工品を扱う業者は、3社でございました。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  確か委員会ですか、そのときには、丸富とマルト、あと謹吾商店というようなことが、私の記憶にあるんですが、そうでなくて、3社というのは、2社というのは、そこから指名参加願いにマスクという項目はあったんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  マスクという項目があったという発言はしたことはないと思いますが、マスクという紙加工品という部類です。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  理解はできないけれども、理解します時間がないので。 次に、5月の臨時議会で、総務課長は見積り業者を決めたのは、総務課長と政策課長と財政課長であると答弁していますが、これに間違いはないですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  そこはすみません、訂正させていただきます。 業者を決めたこの計画を決めたのは、私と政策でございます。財政課長には発注方法、入札、随意契約、そこのところの意見を聞いておりました。 訂正させていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  財政課長、議場で、総務課長、議場で答弁するのにですよ、そもそも軽々にですよ、訂正させてください。もっと責任をもって答弁しなければいけないのではないですか。 では、お聞きしますが、これは町長にお聞きします。 丸富とマルトを選んだのは、今言った2課長、町長はそれを決裁しただけですね。 分かりませんか、言っていることが。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  決済はいたしました。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  要するにあくまでも総務課長と政策秘書課長が決めたということで、持ってきたものを町長が決済したと、こういう理解でよろしいですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ほとんどのものが決済は町長決済になっております。こればかりではありませんけれども、町の予算、事業についての決算は、私のほうで本町の場合は行っております。
    ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  それは当然です。町長の印がなければ前に進みません。それは当然のことです。 ただ、この2社を、2社に決めたときに、町長は決済するまで気が付かなかった、分からなかったんですか。それを私は聞いているんです。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  説明を受けましたので、説明を受けた後、決済をしております。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は、この2社を町長が選択するように指示したのではないかと、私は思っているんです。 なぜかというと、町長から過去に指名業者の差し替えを指示されたという職員が大勢いるんです。町長に持っていけば、これはこうだ差し替えを言われたという職員がいるんです。だから私は聞いているんです。町長が指示したんではないかと。町長、正直にお答えください。町長の答弁によっては、2名の課長が、懲戒免職になる可能性もあります。職員を生かすも殺すも町長の答弁次第です。もう一度お尋ねします。あなたが2社を選択するように指示したのではないですね。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  私がそうしたということを、ちゃんとお示しいただけますか。聞いただけでは分からないですよ。かなり大きい問題ですよ。この議場でそういう発言をされるのは。ちゃんとそれを示してください。 それは駄目ですよ、そんなことを。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そういうことが耳に入ってきているんですよ。この町長には、もう私はついていけないと。だから早期退職で辞表を出している職員もいるんですよ。だから私は言っているんですよ。よくそんな強いことが言えますね。あなた、胸に手を当てて考えてください。あなたが正直な答えをしない限りは、前に進みませんよ。これは、職員に懲戒免職に関わる問題なんですよ。だから指示したか、指示しないかと、私は聞いているんです。 私に、何もかも、この議場で、質問の責任でやりますか、過去のことから何からやりあいますか。それだったら私は受けて立ちますよ。質問しますよ。 私は、退職間際のこの課長に、責任を転嫁するのではないかと、また、なおこの3人の課長の中には、今年度末に早期退職をするという人もいると聞いています。この問題が原因ではないですか、違いますか。 ○議長(笠井雄一君)  秋山議員、当局のほうから答弁があるそうです。 暫時休憩とします。     休憩 午後5時06分-----------------------------------     再開 午後5時07分 ○議長(笠井雄一君)  秋山豊彦君。 随意契約の見積もり期間について伺います。 先の臨時議会において、マスクの見積期間は10日以上と答弁をしているが、このマスクの見積もり期間は6日しかない。この答弁との整合性はどうなっているのか伺います。 また、町長は、契約承認の臨時議会を5月22日に開催しているが、疑問点が2つあります。 まず第1に、見積期間が10日といいながら、議会の開会は、5月26日以降になるはずだが、なぜ、5月22日に開会することができたのか。 第2に、本来、契約承認議会の招集告示は、仮契約が成立してから行うべきであると、しかし町長は、見積書の提出もされていない5月15日に招集告示を行っています。 なぜ、見積依頼から7日後に臨時議会を開会しようとしたのかお答えいただきたい。また、随意契約といえ、不調になることもあるのではないか、それなのに、なぜ発注と同時に議会招集をすることができたのか、説明をしっかりいただきたい。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  随意契約の見積期間についてでありますが、先にお答えさせていただきました、10日以上の見積もり期間は、競争入札を行う場合の期間であり、緊急を要したことから、期間を短縮しての随意契約で執行いたしました。 なお、先ほども回答させていただきましたとおり、本件の見積日数は5日となっております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長が入札も終わっていないうちに議会招集をしたのは、入札が不成立になる可能性は全くないと思っていたからですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 答弁は、一括して答弁をさせていただきます。 町長からの申し出です。 ◎町長(久保眞一君)  なぜ、見積依頼から7日後に臨時議会を開会しようとしたのかについてでありますが、いったん招集した議会が取り消しや延期ができないことは承知しております。議会招集の告示を行ったのは、随意契約が成立することを見込んでのものでありますが、万が一、不調等により提案ができなくなった場合には、開会後に理由をご説明し、ご了解をいただくことになったと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は、納得いきませんね。臨時議会が万が一不調になったとき冒頭でお詫びをするなんてことが、そんなことが通りますか。おかしいではないですか。 私は、とても不思議でなりません。 入札が不成立になる可能性がないと思ったのは、町長が事前に予定価格を漏らしていたからではないですか。 だから要するに不調になる。いわば不成立になるなんてことはないと思って、もしあった場合は、臨時議会の冒頭で陳謝をするなんて、そんなことはあるんですか。 私は、このことについては納得ができません。 私ばかりではないです。この議場にいらっしゃる議員さん、また職員の皆さんも頭をかしげる部分が多々あろうと、私は思っております。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今の質問したことは、一切ございません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ではなぜ、不成立になる可能性がないと思っているんですか。ふつうは、不成立になる可能性もあるではないですか。議会招集、見積もりと同時に議会招集をかけるということは、よほど自信がない限りは、私は、そんなことは開会できないと、私は思います。 だから私は、予定価格を漏らしたのではないかと言わざるを得ないから、私は聞いているんです。 総務課長ではないんだよ、町長に聞いているんだよ、あなたに聞いているんではないんだよ。あなたが予定価格を漏らしたの。私は、今、町長に質問しているんですよ、あなたではないんですよ。 町長に聞いています。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  何度も申し上げましたように、ご指摘のようなことは一切ございません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  だったら、なぜ同時に議会招集できたんですか。 ○議長(笠井雄一君)  この件については、総務課長が答弁するそうです。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  先ほどの答弁の中でもお答えさせていただきましたように、随意契約が成立することを見込んでおりましたが、万が一不調等によって提案できなくなった場合には、開会後に理由を説明し、ご理解をいただくことになったと考えておりますという答弁をいたしましたが、本町におきましては、契約案件の招集につきましては、今回のこのマスクに関する契約だけではございません。こういう招集の仕方をしたのは。平成28年1月1日から現在までを調べて見ましたら、契約案件に関わる議会招集が9件ありましたが、そのうちの6件については、入札前に招集をしております。 特に入札日にこだわった招集は、これまでもしてきておりません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  時間がありませんので、まだ納得しませんが、前に進みます。 落札額はいくらだったのか、また、落札率は何%であったのかお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  落札額は1,909万5千円で、落札率は95%でありました。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  また驚きですね。 生涯学習センターのときも入札の落札率が99.8%、そして今度はマスクの購入が95%、例えば、私が言うまでもなく、1千万円の予算で950万円、ぴったり、そんな90%以上を超えるなんてことは、私も過去に建設、土木をやっていましたので、落札率が95%、90%というのは夢の夢です。これは、予定価格が漏らしていなければ、こんな金額は出てきません。 90%だ、95%なんていう高い率の数字は出てきません。 納得がいきません。こんなことが公然として行われていいんですか。 私は、よくないと思います。大切な大切なお金なんです。いつもいつも、私が言わせてもらうように、大切なお金なんです。納得ができません。 ○議長(笠井雄一君)  秋山議員に申し上げます。 一般質問の途中ですが、通告された発言の制限時間が迫っています。 まとめをお願いいたします。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議長、それはよく分かっていますが、大事な大事なことなんです。多くの町民の皆さん、また国であれば国民の皆さん、だけども国へわれわれは消費税を払っています。自分の金と同じなんです。それが95%の確率で、ああそうですかと下がれますか。私は、自分のいただいた1時間以内を切れたにしても、こんなことは納得できません。 私は町長が、価格漏洩した疑いがあると思います。ある理由は3つあります。 1つ目は、見積もり依頼と同時に、先ほど言ったように議会が招集できたこと。価格漏洩をしたからではないかということ。それから、高い確率で業者が予定価格を知っていなければできない。 3つ目は、違法な随意契約をしたのは、町長であり、町長は有力な支持者である丸富に落札させるためではないかと、私は疑いを持ちます。 もしそうであるならば、これは法に地方自治法で、法に違反をしている、官製談合というんです。官製談合。群馬県でも、先般の新聞に官製談合が載っていました。これは官製談合と、私は言わざるを得ません。 答弁できないと思います。 前に進みます。 町長は町民のために。 ○議長(笠井雄一君)  秋山議員、ちょっと待ってください。 町長が答弁するそうです。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  まったくそういうことはありません。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  その言葉は信用できません。 次に入ります。 町長は、町民のため、町民のためと言っているが、すべて自分のためではないかと、町民のためなら、より安全なものをより安く購入して、町民の皆さんに配布するべきだと。それなのに、あなたは、支持者の業者から粗悪なものを高い値段で、しかも法律違反までして契約をしている。 あなたは、自分のために町政を行っているのか、これは町民に対する背信行為だと、言わざるを得ません。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  生涯学習センターの関係で、秋山豊彦議員は、議会報告のような形で、新聞折り込みをされました。 街宣活動もありました。しかし、9月の決算認定では、表決のときに真っ先に秋山豊彦議員は、予算執行が可否なく、間違いなかったということで、賛成されております。 自分のなされたことに対して、間違っていたということを、9月の決算認定で、ご自身がお認めになっているんです。 そのことを、町民の皆さまに、豊彦議員はどのようにご説明なさるんですか。決算認定はそれだけ重要なものです。その、これまでの経緯からして、反対されると思っていましたが、真っ先に賛成された。これはとても重大なことであります。 そのことを平気でこの場でおっしゃっておられるから、これは本当にそういうことはありませんということを申し上げているんです。もしそうだとしたら、事実を明らかにしてください。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長、これだけのことを私があなたに質問しています。そして官製談合ではなかったかと、業者と癒着があったのではないかと、私はあなたに言っているんです。質問しているんです。それであるならば、町長、私を、あなた、名誉棄損で訴えなさい。法廷で闘いましょう。そして同時に、前の議会で、私がそれを言ったとき、秋山議員、名誉棄損で訴えますよと、あなたは発言をしている。間違いなくしている。 だったら、どうぞ私を名誉棄損で訴えてください。法廷で闘いましょう。 町長さん、日本国は法治国家ですよ。法の番人を甘く見ると大きな間違いですよ。甘く見てはとんでもないことですよ。 ○議長(笠井雄一君)  質問に戻ってください。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これは町民に対する背信行為だと思います。 町長、申し訳ないと思いませんか。お伺いします。反論すると私もやりますよ。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  先ほど発言されておられます内容については、価格を漏らしたとか、それは全くありません。もしそうだとしたら、その証拠をお示しいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そういうふうに私に取られるようなことをしないでください。 私は、どう見ても価格を漏洩して、漏らしたのではないかと、私は、私の要するに考えの中で、質しているわけであります。 そんな95%なんて確率で、そんなにぴったり当てるようなことは、なかなか私は、高い確率で落札するなんてことは、普通であれば考えられません。ですから、私は何回も言うように、それは町民に対する背信行為ではないかと思います。 いかがですか。 総務課長に言っているんではない、町長とやっているんだ。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 答弁は同じ答弁だそうですので、秋山議員、了解していただけましたね。 次に移ってください。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  以上です。 次に入ります。 町民体育館の利用状況について伺います。 昨今、健康志向の高まりにより、新町民体育館のオープンを多くの町民の皆さんが待ち望んでいました。しかし、町民体育館を利用したスポーツ関係者から、「この体育館で運動をすると肉体的に苦痛が大きく、膝や腰、足首などを痛めてしまう。」という話を聞きました。 また、スポーツ関係者は、「この体育館の床で頭を打ったら大けがをしてしまうと」と、かつて、日本建築学会は「体育館の使用感について」という論文の中で、体育館の使い心地を左右する最も大事な要素は、床の弾力性と床のすべり具合であると述べています。 しかし、利用した方々は、「この体育館の床には弾力性がなく、ジャンプしたり踏み込んだりすると足腰に衝撃があって危険だ」と言っています。 町長は、こうした苦情を耳にしていますか。また、この体育館の床の構造は、どのようになっているのか教えていただきたい。 次に、施設を建設するに当たっての考え方についてお尋ねします。 およそ、新しい施設を建設するときには、建設時点で最高の設備を備えた施設を造ることだと言われています。そうでなければ、すぐに時代遅れの施設になってしまいます。 町長は、体育館の建設費を2億5千万円増額したときに、「安かろう、悪かろうの施設では困る。いいものを造るために増額する。」と答弁しています。 しかしながら完成した体育館は、旧町民体育館より面積は小さく、機能も劣り、冷暖房もない施設です。旧町民体育館は、昭和61年に開催されたかいじ国体の空手会場として建築されたものです。しかし、新しい体育館は、この町の伝統である空手とはおよそ無縁の床が、コンクリートの体育館に成り果ててしまいました。 町長はなぜ、このような危険な、しかも時代遅れな、町の伝統も捨て去る体育館を建設したのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町民体育館の利用状況についての1点目、苦情を耳にしているかについてでありますが、報告は受けておりませんし、直接も聞いておりません。 2点目、体育館の床の構造についてでありますが、生涯学習センター体育館の床は、一般的には弾性スポーツ床シートという体育館などに使用される、優れた衝撃吸収性と反発性を兼ね備えた安全性の高いスポーツ施設向けシート床材で、株式会社ABC商会が取り扱うレックスコート、クリヤマ株式会社の取り扱うタラフレッグススポーツフロアなどがあり、日本国内はもちろん世界中のスポーツ施設の床に採用されており、アスリートから子どもたちまであらゆる層の人たちに愛用されています。 従来の一般的な体育館の床は、鋼製床下地+耐水合板t、これの意味は厚さですが、15ミリメートル+サクラフローリングt18ミリメートル張りですが、生涯学習センター体育館の床は、コンクリートの上に弾性スポーツ床シートt6.5ミリメートルを直貼りしています。 施工実績としては、味の素ナショナルトレーニングセンターをはじめ、日本国内の各地域のスポーツ施設に採用されており、海外ではクロアチアの「ハンドボールワールドカップ2009の会場の床をはじめ、世界各国のスポーツ施設の床に採用されています。 弾性スポーツ床シートの特徴としては、1つ、スポーツに適したボール反発性、一般的な衝撃を吸収する床はボールの反発が少なくなり競技床として不適となりますが、フローリング床を凌ぐボール反発性を備えています。 スポーツ用床材規格はボール反発性が90%以上を要求されますが、生涯学習センター体育館の床の弾性スポーツ床シートは99%となっています。 2.転倒衝突時の硬さ試験、G値、意味は衝撃値でありますが、コンクリート直貼りの場合は、G値は100G以下が望ましく、生涯学習センター体育館の床の弾性スポーツ床シートは、G値が92となっています。 3.防滑性、ご質問の床の滑りについてですが、屋内体育館の床の滑りの最適値C・S・R、意味は滑り抵抗係数の値と許容範囲について、生涯学習センター体育館の床の弾性スポーツ床シートは基準をクリアしています。 3点目、施設を建設するに当たっての考え方についてでありますが、まず、質問の中に体育館の建設費を2億5千万円増額するときとありますが、体育館を含む生涯学習センター全体の建設に係る予算を増額したものであります。 次に、面積についてすが、旧町民体育館の延床面積は2,418.28平方メートル生涯学習センター体育館の延床面積は2,631.60平方メートルで旧町民体育館の延床面積よりも213.31平方メートル広くなっており、30数年前に建設した旧町民体育館より面積は小さいというご指摘は当たりません。 次に、機能についてお答えします。生涯学習センター体育館の機能は車いす利用者観覧席を2階に確保。多目的トイレを設置。集会などのイベント時に対応できるように壁面収納ステージ、簡易な音響設備を設置。 軽い運動で体力づくりができるウォーキングロードを2階観覧席ギャラリーに設置。体育館の四隅に階段を設置して四方向避難ができるように計画。 防災倉庫の設置等、旧町民体育館にはない機能が設備されていますので、旧町民体育館よりも機能が劣るという指摘は当たりません。 次に、空調設備についてお答えします。 アリーナ空調の要点として、1.競技等に影響を及ぼすような気流を発生させない。2.エアーデッド、ここでは空調が届かない場所の意味、発生させない。等が基本となります。 その上で基本設計時に新体育館に空調設備を設置するかどうかを検討した結果、イニシャルコストが約1億円、ランニングコストが年間約490万円かかり、また、近隣の町村の体育館の空調設備の設置状況を調査した結果、設置されている体育館がなかったので生涯学習センター体育館に空調設備を設置することを断念した経緯があります。 したがって、30数年前に建設した旧町民体育館より面積は小さく、機能も劣り、冷房整備も暖房設備もない時代遅れの体育館を建設したという指摘は当たらないと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  とても今、町長の答弁には、まったく私は納得ができないんです。私がこうしてこの、本会議で一般質問に立つ以上は、私もすべて調べてあるし、また、設計事務所にも問い合わせを何社もやって、いわばコンクリートの上に6.5ミリの。6.5ミリというのは町長さん、1センチもないんですよ。それを張り付けた体育館なんてものはありますかと。これはあくまでも体育館ではないんですか。多目的広場であったにしても、要するにいろいろな種目ができなければ多目的ではないんです。体育館といえば体育なんです。 体育がそのコンクリートの上に床材を6.5ミリ、1センチも満たないほどのものを張り付けて体育ができると思いますか。 この体育館については、使用したスポーツのことも、また指導者までが、あの体育館は、とても県外から子どもを呼んで競技ができる体育館ではないと、私は確認を取っております。 そして、なおかつ設計事務所にも当たりました。何社も当たりました。設計事務所だったら、要するにこんなことはイロハのイの字だと、コンクリートの上に床材を張り付けて、体育館なんてことは考えられませんと、こういうことを言っています。 なおかつ、この床材を張った業者、床材の専門業者、これにも私はお伺いを立てました。この業者は、要するにとても業者もびっくりしているわけであります。本来であれば、この業者は床材専門の業者なんです。その床材専門の業者が、体育館の床というものは、大引の上に根太を入れ、その上に耐水ベニヤを張り、耐水ベニヤの上に床材であるフローリングを張るのが一般的な工法だと言われています。 私は全部確認、今、あれですか、生涯学習課長がこれを調べて、町長に、今の町長の質問の答弁だと、私は思いますが、町長が全部調べてやったわけではないと思いますが、本来ならば、体育館というものはこういう工法を使わなければ、体育館ではないんですよ。 ○議長(笠井雄一君)  秋山議員に申し上げます。 一般質問の途中ですが、通告された発言の時間が、あと5分ほどになっていますので、まとめをお願いいたします。 どうぞ、続きをお願いします。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  とても考え方の違いで、私はこれ以上、体育館の質問をすることはできません。私は私なりに調査をしているんです。だけども、こんな本会議場にでたらめな答弁をいただいたならば、これ以上、質問はできません。 だけども、町長はそういう見解で、そのようなことを述べていると思いますが、時間があと3分ちょっとしかありませんので、私はこの質問につきましては終わりますが、私は議員に当選をさせていただいてから、2年3カ月が経ちます。そして本議会も9回出席をさせてもらっております。だけども、町長の2年3カ月間、姿勢、そして行ったこと、そして議場での答弁、そのようなことを聞いて、とても私は納得がいきません。 追求するならば、またこの席で話をさせてもらうならば、町民会館の跡地の高校に無償で提供した問題、また町立保育園建設にあたる綜合設計というのを、私は質問しましたが、この疑惑、そして生涯学習センターの不明瞭な2億5千万円の増額、そして今回の欠陥マスク、随意契約、そしてこのコンクリートの床の体育館など、数多くの疑惑が、私は考えられます。とても町長を、私は町長として、私は今の町長が町の町民のためになっているとは、私は思いません。 ですので、私は、私の考えの中で、町長は町民の皆さんのため、ためというけれども、先ほどから何回も言うように、自分のためです。 ですから、私は笠井議長に、ただちに町長は辞表を出すべきだと、私は考えます。 答弁もいりません。私はこれから先、任期いっぱい、町民の皆さんのために、勇気をもって頑張ることをお誓いいたします。 お誓いしながら、私の一般質問を終わらせていただきます。 ご清聴、ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これで1番、秋山豊彦君の一般質問は終わります。 ここで暫時休憩とします。 再開は17時55分とします。     休憩 午後5時43分-----------------------------------     再開 午後5時56分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第5番、小川好一君の一般質問を許します。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  5番の小川好一の一般質問をさせていただきます。 本町地場産業のはんこを守る運動についてということで、本町には、山梨県の伝統産業である、はんこと花火と和紙があります。 政府は行政手続きによる押印省略と、はんこの廃止を打ち出した。このため本町の主要産業であるはんこが苦境に立たされております。 長崎知事は、この動きが始まると同時に国に対し、はんこを廃止しないよう要請をしてまいりました。 また、本町議会でも11月2日、印章議連を設立し、デジタル化との共存をめざし、近隣の峡南4町の議会にも呼びかけ、印章議連の設立をお願いしたところでございます。 全国屈指のはんこの産地である本町は、誰よりも早く、そして誰よりも熱心となるべき、町の主要産業であるはんこを守る運動の先頭に立って、運動を展開すべきであると考えております。 以下の2点について伺います。 1.今までの反対運動の行動内容と対応は。 2番目として、町として今後どのような運動を展開していくのかについて伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  小川好一議員の一般質問にお答えします。 本町地場産業のはんこを守る運動についての1点目、今までの反対運動の行動内容と対応はについてでありますが、一瀬正議員の質問に対する答弁と同じ内容になりますが、押印制度見直しにつながる政府の動きは、2018年、平成30年1月16日に閣議決定された「デジタル・ガバメント実行計画」に始まります。この情報を得て町では、2018年、平成30年7月、印章制度の継続を求める要望書を自由民主党三役、内閣官房長官、総務大臣、法務大臣、IT担当大臣に直接手渡しました。2019年、平成31年1月には、内閣官房IT総合戦略室参事官はじめ事務方9名が来町し、六郷はんこ業界を視察されました。 今年2020年、令和2年10月、平井卓也デジタル改革担当大臣に直接要望を行いました。やはり10月、山梨県町村会として印章制度、文化を守るための決議がなされたことを周知するため、決議書を全国町村会と県関係国会議員に送付していただきました。 また、11月、自由民主党本部で自由民主党幹事長に、はんこ押印は社会生活が整然と行われるための条理、秩序であると訴えました。 一方、2018年、平成30年11月14日には、国会にて、日本の印章制度・文化を守る議員連盟、はんこ議連が設立されました。 この議員連盟は政権の変わった現在も強い力となっております。 2点目、町として今後どのような運動を展開していくのかについてでありますが、押印廃止は本人確認や証拠としての保証の必要性に配慮した上で要否を考えるべきことや、婚姻届にははんこを押せるようにし、はんこが注目を集めている今、歴史や技術など尊い文化を知ってもらう良い機会と捉え取り組んでまいります。 今後ともこれまで以上に関係団体と連携を取り、情報共有をし、町としても全力で取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  今回の定例会では、3名の方がはんこの関連質問に立っておりますが、非常に関心を持っているということをご理解いただければいいのかと思っております。 一瀬議員の答弁にもありましたけど、マスコミの利用、これは非常に大事ではないかなと思います。後半、町長から決意の言葉をお願いをすると思いますので、よろしくお願いいたします。 今まで反対運動、内容聞きましたけど、新聞の記事も載っておりました。それを読みながら質問をしているわけですけども、経過としては、町長が県へ出向くとか、国へ出向いて請願したというのは、合計5回になるんですか、7回になるんですか、そのくらいになろうかと思いますけど、今までの経過を経過として、今後の対応をお願いしたいと思います。 いろいろ新聞記事の中で、長崎知事の話とか、上川法務大臣の話とか、いろいろありますけど、そうはいっても国が打ち出している押印廃止は、本町の主要産業である印章業界に大きな打撃を与えている。 こうした中で、長崎知事はいち早く政府や自民党に対して、印章産業が存続できるよう、活発に活動していただいているということで、今日までどのような内容は、具体的にもう少し発信をしたらいかがかと思うんですけども、その細かい内容、例えば困るんだよということを、もう少し具体的に町長のほうから発言していただけませんか。 お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最近ですけど、総務省がこういう見解を出しております。訴訟になったとき、誰が市町村の窓口に来たのか追跡できない。はんこが必要だということです。地方公共団体への住民監査請求や、議会の解散請求手続きなどでも、押印の存続を求めたというように、総務省の見解があります。 一連の手続きから、押印をなくす代わりに、署名を残すことで決着したとあるんですが、これも不思議で、同じ字は書けないということです。 まったく同じ字を書くということはできない。だから昔の武家社会では、花押というのが非常に重要で、それぞれ花押というのを持っていて、その本人だということをという、そのことを証明するものがあったんですが、署名を残すことで決着した、例えば具体的に言えば、右手で書いていた人が、右手で書けなくなったときに、左手で同じような文字が書けるかというと、これは書けないです。 はんこでしたら、右手で押すのも、左手で押すこともできるんですね。ですから、具体的に何を省略というか、何が廃止できて、何を残すべきかということが、国でまだ定まっていないところがあります。 このことについては、自由民主党本部の幹事長にお会いしたときに、いくつか具体的なことを申し上げたし、そこではそれら一つひとつに、やはり十分な検証が必要だというようなことを申されました。ただ、総理を筆頭に、自民党がそのことを推し進めようとしているから、なかなかこれは止められるものではないという思いがします。 ある程度デジタル化が、この時代とともに必要になってくると思います。 その中でも、はんこ、押印がある程度、被害が最小限で残せるようなことを、しっかり考えられるかどうかということで、いろいろと無い知恵を絞りながら、一生懸命やろうとしているところですが、過日、議会のほうで議長を中心に落款印を作って、新聞で大きく報道されたということは、とても意義のあることで、こうしたことの積み重ねではないかと考えております。 町としましては、業界や議会、関係する皆さんと力を合わせて、一瀬議員の質問に答弁させていただきましたように、底辺を広げていって運動を展開するということが、とても大事です。 それから、マスコミの皆さまにも、このことを理解して、できるだけ最初はんこ廃止、小川議員もそんな表現ですが、はんこは廃止ではないんですね。押印廃止なんです。だからマスコミも最初は、はんこ廃止、はんこ省略で、はんこはいらないよというような表現になってしまっているんですが、このことはマスコミの皆さまも、はんこは残るので、押印廃止、押印見直しであるという、正確な発信をしていただきたいと思いますし、高い技術を持つ、歴史ある文化を大事に残すということは、とても大事なことであるというふうに思っておりまして、そういう意味では、全力を尽くして取り組んでまいります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  新聞記事でありましたけど、はんこの廃止が相当あるというように伺っていますけど、一番ショックなのが、婚姻届と、離婚届ははんこがいらないよという、こんなところから始まってしまったもので、泡を食ってしまっているんだけど。そんなことで、こんな発言もありました。 しかしながら、先月の11月5日の木曜日に、「クローズアップ現代」、これはNHKで10時から特集を組んだんですよね。その中で、実印と認め印があるではないかと、このへんをもう少し整理しながら、運動なんかを展開していったらいいではないかと、このような話もありましたし、また押印をそういうことで、持ち回りみたいなのをやりましたよね。やはりその時には、上司のところから回っていきますので、役場とすれば、係長、課長、町長というように回ってくる、そこで職員との話ができたり、今回の仕事の決済はどうだったとか、その内容はどうだとか、こんなことが文化として日本には生きておりますから、そういうことをアピールしながらやっていけばいいのではないかと、私はそのように感じました。 それで、先にも述べましたけれども、本町議会でも印章議連を設立ともに、議員の14名、全員ですけど、落款印をアピールして、努力に努めているということで、町と議員、また職員も含めて、そんなこと、何か運動の展開ができないかということも考えてみたいと思っております。 さらに、町長はトップセールとして、この産業を守るために、長崎知事とどのような連携を取っていくのか、そのへんを聞かせてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今、自民党三役とか、省庁の大臣に時間を取ってお会いしていただくというのは、直接はできないです。 あくまでも山梨県経由で、そういう日程調整をしていただいて、長崎知事とほとんど行動を共にしております。独自にそういう方々に、町独自で交渉をして時間をいただくというのは、まず不可能です。ですから、あくまでも山梨県と協力しながら、特に長崎知事とは連携しながら、いろいろなことを取り組ませていただいているところであります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  今、町長から答弁がありましたけれども、県と協働しながら、また国へも強力に要請をお願いしたいと思っております。 それでは、次の質問に移ります。 2点目の、山梨西部広域環境組合の今後の対応についてということであります。 令和2年10月26日付けで、中央市浅利地区への新ごみ処理施設対策連絡会の土橋会長より、田中管理者と福田議長宛に要望書の提出があり、また久保町長と笠井議長宛に、その要望書の写しが提出されました。 令和13年度からは、市川三郷町を含めた5市6町の約32.6万人分のごみ処理施設が稼動します。 また、処理場までの搬入搬出の交通体系は、峡北地域100台、中巨摩地域180台と峡南地域50台で合計330台となり、復路を考えると660台の関係する車両が走行します。 この地は耕作者にとっては、命の綱ともいえる優良農地に隣接しており、米作は勿論のこと、特産の甘々娘と野沢菜、ナスの主要栽培地域でもあり、このように栽培されています。 以上の観点から提出された要望書につきまして、地元住民の声を町として、どのように聞き入れ関係機関に働きかけの行動を起こしていくのかということです。 1点目としまして、処理場と隣接する大塚地区要望書の対応について、2点目は町として今後どのような運動を展開していくか。 以上、2点についてお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君、 ◎町長(久保眞一君)  山梨西部広域環境組合の今後の対応についてでありますが、これも一瀬正議員の質問に対する答弁と同じ内容になります。 1点目、処理場と隣接する大塚地区要望書の対応についてでありますが、大塚地区の皆さまは、新ごみ処理施設の建設に対して大変な危機感をもたれ、農家の皆さまはもとより、多くの地域の皆さまが心配されていることは町としても十分理解しているところです。 今年4月からは、山梨西部広域環境組合も体制が整い、5市6町からなる担当者会議や作業部会、検討委員会が定期的に開催され、現在は、事業の根幹となる基本構想を策定しております。基本構想の策定後には、大塚地区への説明会を実施し、意見・要望等を拝聴し、検討していきたいと組合より伺っております。町といたしましても、ご意見をできる限り反映し、不安が取り除かれるよう、山梨西部広域環境組合に対して働きかけてまいります。 2点目、町として今後どのような運動を展開していくのかについてでありますが、要望書の内容は、施設の安全性の確保はもとより、処理場における排水対策や豪雨時における浸水対策、周辺の交通対策、環境対策など多岐にわたりますので、組合に働きかけることはもとより、県関係機関に対しても十分な対策、対応をしていただけるよう直接協議してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  1問目の回答ですけど、地域と交流を図っていくということでありますので、今後、やっていただきたいんですが、実はこの施設については、山梨県のごみ処理広域計画というのに基づいて建設されるということで、県内を3つに分けたブロックで、1ブロックなんですけど、この前、議案第90号で、西部広域環境組合設置条例というのがあると思いますが、提案された昨年の12月議会において、町長は提案理由の中で冒頭、この件についてお願い申し上げます。ぜひ可決をしていただきたい。このようなことが議事録に残っております。 そんなことで、この内容を見ますと、13年後の市川三郷町全体のごみ処理を町単位ではできないことになりますのでと、こういうことになっていますね。これは、この条例を可決しなければ、本町だけでごみ処理施設を設置しなければならないという趣旨の説明をしているんですけど、本当にこのように町長は思っていたのか、そこを聞きたいんですが。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  11市町で、最終的には3カ所に絞り込んだんですが、1カ所は要求額が大きすぎて、それは組合としては対応できないということで、3カ所のうち1カ所は、最初の段階で、そこは除くということに決まりました。大田和と浅利地区の2カ所に決まりまして、なかなか決定ができなくて、最終的には11市町の市長、町長で賛否ではないですけれども、決めようということまでいきました。 お1人は、大田和、浅利両方とも賛成できないからということで、棄権をされました。残る10人で賛否を管理者のもとで図りまして、正直言って、私もかなり反対のことをお願いしたりして、5対5の同数だったです。それで決まらない状況の中で、その中の市長が、管理者である田中市長のお考えを伺ってからにしようではないかということで、その時に田中市長のほうからは、大田和とは次に建て替えるときには、この周辺には施設を造らないという約束を結んでいる。それに違反するので、訴訟問題等のことが当然考えられるので、浅利地区でというご発言がありました。その後、採決したら、それでも私のほかに2人反対をしてくれましたが、7対3で浅利地区に決まった経緯があります。 徹底して、浅利地区への決定は、私としては地元の皆さまの思いを伝えるべく動きまして、反対をしました。 しかし、決定した以上は、それを尊重しなければならない。先ほど議会の表決の議決ではないですけれども、その会議の中で決まったことですから、それからなおかつ決まったことに反対してやるということになれば、その構成員としてはそこから離れてというようなことも、場合によってはあり得るので、その場合には1町だけでそういう施設ということは不可能ですと、そういう意味で申し上げたところであります。 ただし、その大塚地区の場所について、大塚地区の皆さんが、いろいろなことを心配事を出しておりますから、それをしっかり支えて、そのことが1つでも多く実現するように取り組むことが、私の仕事だというように、現在は思っております。 それから、小川議員は地元でいらっしゃるから、あれですが、過去にあそこを、例えば洪水になったときに、水深5メートルから10メートルみたいな表現があるんですが、県が旧町時代に大塚工業団地をあそこに造っているんですよね。今、県が来ておりまして、その半分は埋め立ての中にいろいろなものが入っていたということで、埋め立てをやめて、太陽光発電が設置されていますけど、当時あそこを工業団地として考えたということは、当然浸水域であって、今回も同じ問題を抱えていたんだけれども、当時、そういう計画が進んでいた。ですから、総合的に判断して、やっぱりいろいろなことを考えていかなければならないという側面もあります。 いずれにしましても、大塚地区の皆さんの意に沿って、実現できる、できないは申し上げられませんが、できる限りのことはしていきたい。特に今度の西部環境組合には、丹澤孝議員が議員としておられますから、力を合わせて、地域の要望をかなえられるように取り組んでまいります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  いろいろな経過で決定したように思いますけど、大田和地区が5で、浅利地区が5、1人は鏡中条の関係ですから、南アルプスの金丸市長は退席した。このような状況ですよね。いろいろ調べると、結果的に浅利地区が7名、大田和地区が3名、この3名の中に市川三郷町の久保町長が入っているということで、最後には満場一致で可決された。このようなことがうわさで聞いているんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  決定した以上は、そのことを尊重しなければならないということであります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  満場一致で決まったというようにうわさで聞いているんですけども、くどいようになりますが、もし浅利地区に決定したといったときに、当然要望書が出ていますよね。その要望書をどうしようかということを、町長さんは提案しなかったんですか。そこを聞きたいんです。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  申し上げられませんが、いろいろなことを申し上げて、反対をいたしました。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか、質問はありますか。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  当該地区となった浅利地区は、広域環境組合に公民館の建設、バイパスの新設、施設周辺の道路の整備、地域振興費年間120万円、これを合わせて16億円を要求しているんです。隣接する大塚地区については、回答ゼロなんです。そこをどういう交渉してくれんたんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  中央市の浅利地区の条件は、まだ決定しておりません。 まだ非公式の段階ではないでしょうか。決定しているんだったら管理者会とか、議会で承認される手続きがあるんですが、まだそこまでいっておりませんから、申し上げられません。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  うわさかどうか分かりませんけれども、昨年だと思いますが、浅利地区の区長会、組長会で16億円があるけれども、ほかに要望はないかというチラシまで入って、組長会議をやっているんですよ。そしてその中には、バイパスの道路、拡幅する道路含めて、全部地図に載っているんですよ。そういう文章を入手しましたけれども、それが決まっていないからといって、浅利地区の皆さんが動きますか。動かないと思いますよ。 16億円あるから誘致しましたということになってしまうんですよ。 しかしながら、うちの大塚地区は条件も、何もなく、町長が言ったと言っているけれども、漏れ伝わってこないんです。 田中市長も言っていましたよ。この案件については、いろいろなやり取りについては、私一存ではいけないと、地獄まで持っていくと言っていましたけどね。そのくらい、固いんですよ、みんな。だから、もう少し皆さんとひざを交えて話をするといったけど、時すでに遅いんですよ。もう少し早く、町長が腰を上げて、大塚の皆さんと討論していただければよかったかなというように思うんですけど、いかがですか、今になって。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  基本的には大塚地区の皆さんは、条件を出すということになると、それを認めたということになるから、最後の最後まで条件を出さないという姿勢ではなかったですか。小川議員。 要件を出すことによって、受け入れたことになるから、最後まで条件は出しませんということできていたんではないでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  私の持っている資料は、令和元年12月15日に第1回目の要望書を出しました。それは、回答書もあります。この回答書は、令和2年1月20日付の回答書です。条件を出す後に、決まった後にこういう要望を出したんです。決まる前ではないんですよ、ここは。もう少し調べてみてください。
    ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  先ほど答弁をしたとおりであります。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか、質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  中央市の浅利の新ごみセンターは、要望書は出しているのは2回です。先ほど言いました元年の要望書と、この間やりました令和2年1月20日の要望書、この2つしか要望書は出ておりません、組合のほうへは。 だから、前もってみんなが要望書を出したというのはありません。したがいまして、浅利地区に決まってから、行動を起こしたわけです。そんなことで、町長の勘違いかもしれませんけれども、こういう資料があります。後ほど見ておいてください。 大塚地区への補償交渉になると思いますけど、隣接する大塚地区は、施設の建設に反対をしてまいりました。 町長は対策連絡会が取りまとめた地域要望の実現に向けて、どのように組合と交渉する考えがあるのか。説明をお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  大塚地区の皆さんの要望されているその内容、それからお気持ちは最大限尊重すべきだと思っております。 それに向かって精一杯取り組んでまいりたいと考えているところであります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  そのようにお願いをしたいと思います。 この中で、令和元年12月10日の議事録がありまして、この中で要望は公民館の新設、浅利バイパス、地元対策費が年間120万円ということで、田中会長はこういうことを言っているんです。浅利バイパスは、念願でありましたと。念願だった、造るのが。しかし県に要望しても実現しなかったと。今回は、市の事業として実施しますけども、広域組合で負担をすることになります。こういうことを言っているんです、田中会長が。裏替えせば、このバイパスを造るのが目的で誘致しているような発言なんですよ、ここは。これをどう思いますか、この田中会長の発言を。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  田中市長さまが発言されたことに対して、私がどうとか、こうとか申し上げる立場ではありません。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  私が申し上げたいのは、こういうことに術中にはまってしまったのではないかということが、私なりに思えたということであります。 それから最後になりますけど、町長が15項目にわたって要望書の協議の先頭に立って、対策連絡会議と、情報を共有しながら、事柄の解決に向けて、重たく言えば環境組合と対峙をしなければならないと、このように思っておりますので、決意の一端を述べてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  議会も同じ責任を負っているんですよね。町長が、町長がって、確かに責任はありますけど、議員も同じなんですね。力を合わせて住民要求が実現するように頑張っていくということではないでしょうか。ぜひ、一緒にやりましょう。お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  昨年の議案の90号について、反対が否決されましたけれども、私は反対の立場だったんですけど、その中で可決の発言として、議会として発言をしていくよと、こういうことを言っていました。町長、それは、私たちも一生懸命やります。ですので、一緒にやりましょう、協力しましょう。 以上で終わります。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第5番、小川好一君の一般質問を終わります。 ここで、消毒をいたしますので、暫時休憩といたします。     休憩 午後6時38分-----------------------------------     再開 午後6時39分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 続いて、第4番、丹澤孝君の一般質問を許します。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  本日、2つの項目について質問をさせていただきます。 まず、町「歴史資料館」の整備をというテーマで質問いたします。 市川三郷町は歴史・産業・文化に関する多くの財産を持つ町です。 町の歴史、文化、産業や町にゆかりのある偉人などについて紹介した冊子やパンフレット等の作成への取り組みも、町や複数の民間団体で行われてきています。 町におけるさまざまな対外的な文書等でも、歴史や文化に触れた表現を多く見ることができます。 町第2次総合計画では、「自然・歴史・文化を活かした『にぎわい』づくり~子どもたちの未来へ伝統と安心をつなげて~」を基本方針として掲げています。 町ホームページの町長あいさつでは、「甲斐源氏発祥の記念碑が立つ平塩の岡、市川代官所、陣屋が置かれていた旧跡、市川團十郎発祥の地、花火、和紙、はんこなどの地場産業、大塚にんじんやとうもろこしの甘々娘に代表される農産物、市川百祭りをはじめとして地域で大切に守られてきた文化など、町には誇れる資源が多々あります」と紹介しています。 町施設としては、印章資料館や歌舞伎文化資料館などでは具体的な歴史経過や詳細内容に触れることはできますし、町図書館本館では町に関連する書籍や町ゆかりの方の書籍コーナーも設けられました。 ただ、残念ながら町全体を網羅した「歴史・文化・産業・人」を理解できる情報を発信している場所はありません。 このような場所は、観光面の拠点や町の特徴や魅力の発信拠点としての位置づけだけではなく、次代を担う世代がふるさとの歴史を理解し、愛着を持つことに関しても必要な施設であるものと思います。 町第2次総合計画、「第3部基本計画」の『誇れるまち、ふるさとを愛するまちづくり』では、(1)として、ふるさとキャリア教育の推進、幼年期から本町の自然・歴史・文化を実感できる教育環境の充実が必要です。とし、その主な事業では、本町独自のふるさとキャリア教育の方向性の検討としています。 また、青洲高校では、「地域に学べ「青洲学」」として、「峡南地域の歴史、文化、産業(花火、和紙、宝飾等)などを学習テーマとしてカリキュラムに組み込み、「峡南地域学」+「総合的な探求の時間」によって実施されています。高校ホームページでは、その目的を「地域の特性に根差した防災教育および地域の歴史文化や地場産業などの地域に対する理解を深める学習を通して、ふるさとを誇りに思い、将来、地域のために課題解決に取り組む資質・能力を育成していきます。」と紹介しています。 このような「ふるさとを愛するまちづくり」に資する観点からも、町に多々ある「歴史・文化・産業・人」の誇れる資源を理解できる資料館の存在が必要であるものと考えます。 市川三郷町としての「歴史資料館」の整備を望むものですが、見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えします。 町歴史資料館の整備についてでありますが、ご指摘のとおり、本町には既存の施設として印章資料館、歌舞伎文化資料館、考古資料室、民俗資料館、図書館本館地域資料室などがあり、「歴史・産業・文化・人」を理解できる情報発信および観光にも資する施設として活用しています。また、次代を担う世代がふるさとの歴史を理解し、愛着と誇りを持ちキャリアを形成することも大変重要であると考え、ふるさとキャリア教育の推進にも取り組んでおります。併せて、従来から独自の郷土学習教材を作成し、郷土の「歴史・産業・文化・人」等を網羅した基礎の学びについても推進しております。今後は、既存の施設を活用するとともに、ふるさとキャリア教育とも連携する中で、郷土の歴史等の情報発信や学びの推進の強化を検討してまいります。 また、今後計画を検討している中地区公民館跡地周辺の歴史的背景を重視した周辺整備事業におきましても、これらの既存の事業との連携も踏まえた中で検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  代官所跡地整備の中でということでしたが、そこに至るまでの事務的なことで少し伺いたいと思います。 たぶん生涯学習課の関係になると思うんですけど、町民会館にはさまざまな文化財が保存されて、保管されていたと理解をしています。今、ifセンターなどに移設されたんだと思っていますけど、どのようなものが教育委員会として保管、管理されているのか。また、例えばそういうものを展示するような機会を持つ計画があるのかという点を教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 旧市川大門町民会館では、古文書などの歴史資料や江戸期、明治期の古民具、また、書画なども保管をしておりました。 古文書につきましては代官所の古文書や、明治期になるとその当時の役所の記録簿などが中心となっております。それらについてですが、閉館に伴いまして、古文書や書画などにつきましては、生涯学習センターの倉庫に移転をいたしまして、古民具は歌舞伎文化公園内にある民族資料館に移転を行いました。 今後の展示等なんですけど、書画などの中に、渡辺青洲さんなどの書画などもございまして、生涯学習センターオープンの際に、図書館の隣にある会議室におきまして、青洲展を開催しましたが、そのときに展示を行いました。またそういった機会があれば、展示等の活用も行ってまいりたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  またちょっと違う観点で、教育総務課になると思いますが、伺います。 先ほども述べましたけど、総合計画ではふるさとキャリア教育の推進を掲げています。主な事業として、ふるさとキャリア教育の方向性の検討ということで挙げておりますが、これまでも小学3年生、4年生を対象とした、小学校の先生方が作った、私たちの町というタイトルの冊子、91ページくらいの冊子があって、それに基づいて、暮らし商店街、仕事、町の今と昔の構成ということを小学生の参考資料として、ふるさと教育が行われていると理解しています。それも踏まえて、現在、キャリア教育もある意味されているんですが、総合計画で町独自のふるさとキャリア教育の方向性の検討というふうに述べておりますが、その検討状況がどのようになっているか、その点を教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  教育総務課長、望月利偉君。 ◎教育総務課長(望月利偉君)  ふるさとキャリア教育につきましては、平成29年度3月に策定されました市川三郷町第2次総合計画において、ふるさとキャリア教育の推進が掲げられ、平成30年8月10日に研修会を開催しております。その際、推進委員さんの選任等をしておりまして、各学校それぞれでふるさとキャリア教育を実践させていただいています。 先ほど、議員さんからもありました、小学校3・4年生につきましては、私たちの町という資料を使いまして、町探検等も行いながら、各町のいろいろなことを学んでいるということでございます。 また、中学校におきましては、職場体験、または進路学習という中でキャリア教育というものを進めております。 今年度につきましては、教育長と校長とで学習会を実施しておりまして、ふるさとキャリア教育推進協議会の設立に向けて、今、意見交換を行っているところでございます。 また、設立につきましては、現在、準備中というところでありますが、来年度には推進協議会、ならびに研究委員会、こちらを発足させまして、こちらの会を開催していきたいと考えております。 まだ具体的なところまでは至っておりませんが、今年度中には各学校で実施しております、ふるさとキャリア教育に関連する諸活動の一連の活動、こちらにつきましても一覧を作成するなどしまして、体系的なものを、こちらでも把握する中で、今後のふるさとキャリア教育の推進に努めたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  あまりしつこくするつもりはないんです。確認をさせてください。町独自のキャリア教育ということについては、来年度から検討を始めるという説明の理解でよろしいですか。 ○議長(笠井雄一君)  教育総務課長、望月利偉君。 ◎教育総務課長(望月利偉君)  そのとおりで、来年度から協議会を立ち上げまして、そちらで具体的な内容については詰めていきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  町独自というところを、ぜひ魅力あるものをまとめていただきたいと思います。 このテーマをあまりしつこくするつもりもないので、まとめとしていきたいんですが、少し具体的な説明で長くなってしまうかもしれないんですが、確か数年前、県の博物館で、「医は仁術」というテーマで、展示がありました。そこで紹介されていた江戸時代に後期に、医学の発展に貢献した県内医師の方々の中に、市川代官所の御殿医、お医者さんが複数紹介されていました。 例えば、今、コロナの関係で新聞でも取り上げていますけれども、約200年前、江戸時代に天然痘やはしかなどは、人から人に移る伝染病だと指摘して、患者を隔離することで予防策を講じるように提訴した橋本白寿という方がいます。先見の明がある医師がこの町にいたことは誇れるものだと思います。 また、1860年、万延元年に日米友好通商条約締結の遣米使節団として訪米して、世界を一周した広瀬保庵という医師がいます。広瀬保庵は世界1周から帰国した後、日本列島が真ん中にある、当時として本当に珍しい、環海航路新図という世界地図を作成しています。 一昨年、県立博物館でも展示されています。江戸時代末期に作成された地図をぜひ展示して、町の本当に誇りとして、多くの人に見てもらう価値があるものだと思います。 ほかにも市川代官所に関連する医師が複数紹介されていました。このような方々のことは、地元でもあまり知られていないというようなことだと思いますので、多くの方に功績を知ってもらう機会を、ぜひ設けることができればというふうに思っています。 個別のテーマはきりがないのでこのくらいにしたいと思いますが、質問のまとめとして、もう一度町長に見解を伺いたいと思います。 現在、県立博物館で「未来へ伝えたい甲斐の国の宝物」という展示を県立博物館の開館15周年記念として特別展が開催されておりまして、本県の文化財の素晴らしさと、それを守り伝えていくことの大切さを改めて伝えるということをコンセプトとしています。 歴史的な資産の展示ということだけではなくて、こういう施設があることによって、通常だと処分されてしまうような、各家庭にある文化的価値のあるものを、寄贈を受けたり、収集保管する機能を持つということにつながります。 ということで、町の魅力や歴史を発信する場所として、歴史的な資産を伝えていく機能を持つ場所として、歴史資料館、名称はいろいろな名称があると思います。豊富は郷土博物館、南アルプス市では人物展示室というような名前でしていますが、そういうもののぜひ取り組みをお願いしたい。先ほど、代官所跡地の整備というようなことがありましたが、時間がかかる新しい施設の整備ということは、時間がかかると思いますので、例えば当面の対策として、ifセンターを活用して、展示イベントを定期的に開催するとか、そういう取り組みも並行して進めていただけたらということで、民間団体も共同して、こういうふうな取り組みをしていただいて、町がこの点に力を入れていることを発信するということが、文化財の散逸を防ぐ面では必要だと思いますので、もう一度町長の見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  とても重要なことを発言していただきましたけど、本町にとってその部分が一番今まで反省点としては、もう少しいろいろなことができたのではないかという思いもあります。 しかしながら、現在、立ち止まって見たときに、それらを考えたときに代官所の周辺整備ということがありまして、その中にそういう関係の建物が造れればと思っています。 しかしながら、この代官所周辺の整備につきましては、10年くらいかかるのかなという思いが、今はしております。 一つ、町道矢作上野線三珠陸橋ですが、あれも合併したときに旧三珠町長の水上町長さんから、引き継ぎ事項の中に入っておりまして、旧町時代の計画があったんだけれども、実現しないと。やはり完成した年を考えますと13年くらいかかっているんですね。それから籠鼻川浦線、これは町道ですが、これも旧町時代から計画があったものが、令和3年度で完成する。やはり10年以上かかるという事業であります。特に代官所の周辺整備はしっかりとした検証をし、どういうふうな構想でそこに整備をするかということは、町民の歴史観の醸成をしっかりした上で、町民の合意をいただきながら造るということが望ましいというふうに考えております。 そのためには、まずやるべきことは、代官所に関する書物、冊子なんかを発行して、代官所の価値を町民の多くに知ってもらうような、そういう活動をしたり、天台百坊のことや、甲斐源氏発祥の地のことや、先ほど丹澤議員がご指摘のようなことも含めた、まとめたそういう冊子が発行できれば、町民の皆さまにそういう意識の向上や醸成ができ、その上に立って代官所の周辺整備までこぎつけられればと、そんな思いがいたします。その間は、何も手を打たないというのではなくて、ifセンター、図書館の中にそういうコーナーを設けるとか、あるいは2階の会議室等もありますから、特設展を開くとか、いろいろなことは知恵を出してできるのではないかと思いますけど、基本的には本町の尊い歴史を、やはりしっかり掘り起こして、後世につないでいく、引き継いでいくということは重要なことであると、そのことでは、丹澤議員とまったく同じ考えでおります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  これでまとめといったんですが、今の町長の答弁を伺って、代官整備が10年くらいかかる。確かに難しい問題、財政的にもあると思いますけど、前も代官所整備の質問したときにも言ったんですけど、近所の人は家を直すかどうかというところとか、いろいろな悩みも抱えていますので、ぜひいろいろな工夫をしながら、できるだけ円滑な進捗を対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ぜひ最後にまとめで言われたようなところで、並行して、町民の意識高揚も含めてですし、民間のそういう団体とも協力しながら、そんな取り組みをぜひよろしくお願いいたします。 次の質問にまいります。 ifセンター前、県道整備時に無電柱化の実現をというテーマで質問いたします。 三郡立体東交差点から三郡東橋東交差点間の生涯学習センター、ifセンター前の県道は、交通量が多いにもかかわらず、道路幅が狭く車両の交互通行や歩行者の通行にも危険を感じる道路となっています。 その対策として、生涯学習センターの開館や青洲高校開校による通学利用の高校生の増加などに対応する町からの要望書提出に基づき、県による道路拡幅事業化の運びとなり、拡幅工事実施に関する地域説明会が行われるなど、工事実施に向けた検討・準備が進められているものと理解しています。地権者や地域の方々の理解を得ながら、円滑な事業進捗を望むものです。 さて、近年の災害では電柱倒壊による長期間の停電が各地で発生しています。特に大規模地震発生確率の高まりや昨年の千葉県など「経験したことのない暴風」を伴う台風の多発による電柱の倒壊の危険性が心配されます。電柱の倒壊は、停電だけでなく、避難路の確保への影響も懸念されます。 平成28年には、無電柱化の推進に関する法律、一部の方の資料は電柱の誤字がありますが、訂正をよろしくお願いいたします。が定められ、防災、安全・円滑な交通確保、景観形成・観光振興などの面からも無電柱化の推進を図るとされています。 費用面などの課題はあるとは思いますが、特に災害時への備えとして、現在計画中の道路拡幅に際しては電柱の地中化などによる「無電柱化」を強く望むものです。 つきましては、まず、県におけるifセンター前県道の拡幅事業に関する計画の概要について伺います。 次に、現在の計画上無電柱化が明示されていない場合、県に対して無電柱化の実現を要望することが望ましいと考えますが、見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ifセンター前県道整備時に無電柱化の実現についての1点目、拡幅事業に関する計画の概要につきましては、県道市川三郷富士川線、三郡橋東地内の道路拡幅計画ですが、生涯学習センターを利用する歩行者・自転車交通の安全確保、青洲高校に通学する生徒の自転車交通の安全確保を考慮し、沿線住民の方々との意見交換会、事業説明会を経て、事業化の実現に至りました。 事業の早期実現を図るため、南側のみ歩道設置をし、現状の道路幅員5.5メートルを車道部8メートル、自転車歩行者道3.5メートル、全幅11.5メートルの道路拡幅を延長500メートルで計画しております。今後の予定ですが、峡南建設事務所で、本年度用地測量補償調査、令和3年度用地取得、令和4年度工事着手の予定であります。 2点目の、無電柱化の実現の要望につきましては、電線を地中化することで、災害時の電柱の転倒による家屋の損壊、道路交通の妨げがなくなり、景観の向上にも繋がります。一方、地上への電柱設置に比べ、無電柱化は、事業費のコスト増と事業期間も長くなり、また、地上に設置する変圧器の置き場所等の問題があります。 これまで、沿線住民、町、県で協議を重ねた上で、現在の設計に至っており、すでに用地測量補償調査の発注を終えている現状では、無電柱化への計画変更は大変難しい状況であります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  工事の概要ということで、確認をさせていただきます。 工期については、このような調査で来年度用地取得、それから令和4年度建設ということですが、南側、北側にどういう道路を造るかというところで、7月の地域説明会で説明された内容を、私も見せていただいたんですけど、具体的には土木整備課かもしれませんけど、南側、ifセンター側には、歩行者と自転車が通行可能な道路と、自転車専用道路を新設するというように、私、資料では見たんです。北側は、歩道はなくて、自転車専用道路を造るというふうに理解をしていますが、そういう理解でよろしいかという確認をしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、井上靖彦君。 ◎土木整備課長(井上靖彦君)  議員さんのおっしゃるとおり、車道部分が8メートルあるんですけど、その中に自転車の専用のレーンを端側に付けまして、両側付けます。これは青洲高校に通う生徒たち、自転車で結構スピードを出していかれるということの中で、車道部分に自転車帯を、南側、北側、両カ所、そして歩道の部分、3.5メートルあるんですけれども、これは歩行者が歩く部分と、あと自転車でもスピードを出さずに交通ができるということを想定の中で、歩道の自転車、歩行者の歩道にも自転車レーンを設けて、自転車レーンは計3カ所設けます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  最後の3カ所というのは、先ほどの繰り返しになりますけど、南側と北側に自転車専用道路を1本ずつ造りますと、そして南側のもう1本は、歩行者と自転車が両方通れるような道なので、自転車を3カ所という理解でよろしいですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 土木整備課長、井上靖彦君。 ◎土木整備課長(井上靖彦君)  おっしゃるとおりでございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  先ほど、もうすでに無電柱化は難しいというような答弁なんですが、まとめとして伺いたいんですけど、今年9月、警察署の企画で、小学生の目の横にカメラを装着して、子ども目線で通学路の安全、どこが危険かというようなことを調べるということがありました。富士見団地から市川小学校まで、小学生が通学したと、先週のNHKのニュースで、その活動と取り組みを放送していました。発見した危険な個所については、歩道などに飛び出した枝とか、歩道に穴が空いていた場所、それからプランターについて、町ですぐに対応をしたという説明がありましたけど、ただ、文教通りの電柱が立っている場所は、小学生が車道にはみ出して歩かざるを得ないということで、この点については、すぐに解消ができるというものではないというような説明がありました。 そこで、質問のifセンター前の道路の関連に戻るんですが、拡幅後は文教通りとは異なりますけれども、通行の邪魔になるということでは同じだろうと思います。 村松議員の質問にもありましたけど、国土強靱化というところで、さまざまな取り組みがされて、長崎知事も防災や災害対策への事業化を優先するというような発言もありました。 この点を含めて、災害対策、防災対策というような観点で、もう一度県とのやり取りの中で強く要望をお願いできないかなと、当然工期、費用というような課題はありますけども、現在はトランスの設置場所が街灯の上に持っていくとか、また低コストの手法などが、さまざま考えられているということですので、この機会に、ぜひ無電柱化を実現していただきたいということで、必ずしも県道なので、すべて町、県がやるということではなくて、町の対応ということもある場面でてくるような話も聞きましたけれども、このせっかく新しく道路を工事するということですので、今一度県との調整なり、また工法のいろいろな工夫の中で、いろいろな課題を解決していくというふうな取り組みをしていただきたいということで、まとめとしまして、再度、町長の見解を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  無電柱化については、本当にやりたいというか、やっていただきたいという思いは同じです。 今月の後半に、知事と会う機会がありまして、これは西八代縦貫道の関係で、お会いしてお願いをする件があるんですが、このことも話題に挙げていきたいと思っています。 ただここで、令和4年度着手です。このことによって、どのくらい遅れが出るのかもきちんとやりたいと思っています。これは新潟市で、移設されたバス停付近は危険ということで、住民が訴えていたんですが、このことができずに女子高校生が交通事故で亡くなったというのがあるんですね。 今の道路の形態でいくと、青洲高校の生徒の交通事故の危険を一番心配しているんです。だから早くそこが拡幅されて、生徒、住民の安全が確保されればという思いが強いものですから、そのやってほしいことなんだけれども、どちらをどうするかが、ですからそのへんも確認した上で選択していきたいと思いますし、可能かどうかも対応してみたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  そのほかに質問ありますか。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  1日も早くと、道路の拡幅を実現したいという思いは共通ですので、そのことは前提におきながらということにはなると思いますけれども、先ほど言いましたように、いろいろな工法が、最近出た技術的にも検討がされているというようなことですので、ぜひ、両方の課題が、費用と工期の課題も解決できるような案を、ぜひいろいろな知恵だしをしながら県とも、取り組みをお願いしたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第4番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 消毒のため、暫時休憩といたします。     休憩 午後7時14分-----------------------------------     再開 午後7時20分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 続いて、第3番、齋藤美佐さんの一般質問を許します。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  皆さま、遅くまでお疲れさまでございます。 本町は、手話言語条例の町ですので、はじめのあいさつのみ、手話でさせていただきます。 齋藤美佐です。 よろしくお願いいたします。 まず、今回のインフルエンザの予防接種拡大ですが、若いママから喜びの声を伺っております。大変ありがとうございます。 それでは、一般質問を大きく2点にわたってさせていただきます。 女性の視点を生かした防災対策について。 近年の激甚化、頻発化する自然災害への対応として防災、減災、国土強靱化対策が叫ばれておりますが、いつ起こるか分からない災害の備えとして本町としても、住民の皆さんを対象にした地域防災リーダー養成講座の開催や、さまざまな防災講座等を開催してくださり、本当にありがとうございます。 6月には風水害、地震対策ガイドブックの全戸配布をしてくださり、その中にはマイタイムライン記入シートも入っており、昨年の3月議会でマイタイムラインを町として進めていただきたいと質問させていただきましたので、心から感謝しております。 町民の皆さまが水害と、地震の時と分けて自身の避難行動計画として各自が書き込み、マイタイムライン記入シートを活用していただきたいと思います。 また、今年3月の教育土木委員会で質問させていただきました、想定浸水深、洪水時に想定される水の高さの表示も本町10カ所の電柱に設置してくださいました。 県内初の取り組みとなり、目に見える公共表示として防災意識も高まり好評であり、心より感謝を申し上げます。 今年は、私自身防災士も取得いたしまして、先日は甲斐の国防災リーダーのフォローアップ研修を受講し、救助についての座学や、浸水対策の土嚢づくりと積み方の実働訓練。全壊、半壊家屋からの救出訓練や止血法などを学び、大変勉強になりました。 このような防災の研修等に参加していつも思うことは女性が一割もいないことです。災害時は、女性のしなやかさも大変重要になるので防災について女性がさらに力をつけていただくことが自助、共助につながり、防災に対する地域力になっていくと確信しております。 また、避難所においては女性が守られるスペースを確保していただくなど、女性の目線からの声を拾い、発信するところも大切であると考えます。そこで女性を対象に、基礎から地域のリーダー育成までつながるような防災訓練研修、講演会を開催してはいかがでしようか。本町のお考えをお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えします。 女性の視点を生かした防災対策についてでありますが、政府では、大規模災害に備え、自治体が作成する防災計画において、女性の視点を反映させる指針を作成しています。本町においても、市川三郷町地域防災計画の基本理念に、男女双方の視点に配慮した防災を進めるため、防災に関する施策等の決定過程および防災の現場における女性の参画を拡大し、男女共同参画の視点を取り入れた防災計画を確立することが必要であると掲げております。 今後、各関係機関を通じて女性のご意見をいただきながら、防災訓練、研修、講演会等の実施に向けた調査検討を行い、女性の視点を生かした防災対策を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 各種団体等への調査検討していただけるということで、大変感謝をいたします。また、政府の女性の視点を作成する指針、また男女共同参画とのご答弁もいただきました。 大規模災害に備え、各自治体における女性の視点などを盛り込むとのご答弁でしたけど、どのような視点をもとに、本町の防災計画に反映させていただけるか、お分かりになりましたらお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  ただいまの質問の齋藤議員の国の指針等でございますが、まず内閣府の男女共同参画局による男女共同参画の視点からの防災の復興ガイドラインというものが、本年度5月に決定しております。 この内容の一部にございます、第一部の7つの基本方針の中の2番目には、女性は防災復興の主体的な担い手であると掲げてあります。 先ほども、町長ご説明がありました、本町における防災計画の中に総則篇の中の第3章、防災の基本理念および施策の概要には、女性の参画の拡大、女性の視点を取り入れた防災体制の確立をする必要があると明記されております。 このような段階で、女性皆さまの方々から、ご意見をいただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 ガイドラインで5月に決定等のお話もご答弁いただきましたけど、おおむねの計画、予定など分かりましたらお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  本年度につきましては、このコロナ禍の中で、11月末時点ですが、防災講座等を20回ほど開催させていただいております。この中には、先ほど冒頭で、齋藤議員がご説明していただきました、防災士を取得していただきまして、お力をいただいて、本町における防災関係の男女比でございますが、合計で105名いるうちの男性が74名、女性が105人に対して31名の3割を本町には大勢の方が女性として防災関係に携わっていただいております。 先ほど説明した、今後も防災講座を進める上で、防災リーダーなどからご意見をいただきながら、講座の後にはアンケートを行い、女性の視点からの意見が吸い上げられるように進めてまいりたいと考えます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  たびたびすみません。 女性のための女性のみの防災講座というのは、開催をしていただけるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  今後の女性に向けた防災講座でございますが、先ほどもご説明しました各団体の民生委員さん、日赤の方々の女性の団体から意見をお聞きしながら、女性に向けた防災講座の立ち上げを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  安心いたしました。ありがとうございます。 またぜひ、本年9月に本町で開催していただきました令和2年度の地域防災養成講習会には、学校の教頭先生とか、保育所の園長先生や、また子育て支援センターの職員さん、数々の女性も参加していたので、またその方々からの意見も取り入れていただきたいというふうに思いました。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  今、議員がおっしゃるとおり、学校関係の先生方、中には保育士さん、看護師さん等おいでになりますもので、そちらの団体からも意見をお聞きしたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 冒頭、触れさせていただきました、全戸配布をしていただいた防災、洪水ハザードマップをもとに、現場で目視できる洪水時の浸水深のサインについて、見える化をしていただきまして、町内の各所に設置していただき、新聞には県内初というふうにありまして、町民多くの方々に対しまして、防災意識の向上につながっているというふうに考えます。 そこで、この事業についてですけど、本年度に続き、来年度はどのような考えでいらっしゃいますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、塩沢正也君。 ◎防災課長(塩沢正也君)  議員のご質問であります町内の各箇所に電柱に洪水ハザードマップをもとに、浸水想定深を明記しました。浸水深8メートルから10メートル等のような看板を、今年は10カ所設置させていただきました。何件かは問い合わせがあって対応をしたところでございます。来年につきましても、引き続き、なるべく公共施設など、多くの方の目につくところに、防災士会と協議しながら、設置してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 今も課長がお答えいただきましたように、多くの方の目につくようなところに防災意識を高める上でも、また浸水深の見える化をよろしくお願いいたします。 本町の町民の皆さまが、防災力が上がって、災害に強い市川三郷町を目指して、次の質問に移らせていただきます。 コロナ禍で冷え込んだ地域経済の活性化を目的といたしまして、地域通貨の取り組みをしている自治体が増えております。電子地域通貨とは、限られた範囲や店舗で利用できる通貨のことです。 本町の姉妹町である西伊豆町も、電子地域通貨「サンセットコイン」を導入しております。観光客等が釣った魚を町の産地直売所で査定して地域通貨に交換する「ツッテ西伊豆」も9月から展開し、全国に情報番組で取り上げられるなど滑り出しも好調のようです。 サンセットコインは、5月に消費喚起策として導入し、西伊豆町の飲食店など130の協力店舗で使用でき、新型コロナウイルスで落ち込んだ景気の回復策として町民全員に1万円分を、地域通貨で配布。商品券の印刷、配送、管理等の直接コストと通貨運営に必要な事務作業などの間接コストの負担が軽減でき画期的です。不正利用もなく、このシステムを導入いたしますと、加盟店では電子システムを用いて、簡単に決済、精算し、業務負担が大幅に軽減されます。 先月、本町のこのモニターツアーに応募して、私も「ツッテ西伊豆」を体験させていただきました。イサキを9匹釣って895円となり、スマホアプリにサンセットコインを入れてもらい、それで鰹節を買いました。その地域ならではの地域通貨の使い道があると思います。 地域通貨のパイオニアである、岐阜、飛騨地方の「さるぼぼコイン」、長崎県内の関係離島市町での「しまとく通過」等、他にも地域通貨が広がりをみせております。 兵庫県尼崎市の「あま咲コイン」は、地域通貨を利用してポイント還元キャンペーンを実施。また、20%分のポイントが上乗せされる電子版商品券も発行。地域限定のポイントを付与することで、一度来てもらったお客さんに、旅行先としてもう一度、来てもらうきっかけにもなるそうです。 国連のSDGs、持続可能な開発目標の達成と地域経済の活性化につなげる観点から健康づくり、百歳体操などですけど、健康づくりや地域ボランティア、ごみ'拾いですけど、町の出前講座の受講、また、買い物時にマイバックを持参した人にポイントを付与するなどSDGsにかなった行動に応じて地域通貨を付与する取り組みはいかがでしょうか。 取り組んだ人にはスマートフォンの専用アプリまたは専用カードに電子地域通貨のポイントが記録される仕組みであります。これまで六郷地域や市川地域、三珠地域のポイントシールやカードなどそれぞれでしたが、電子通貨の活用により商店で現金を受け渡す機会が減り新型コロナウイルスの感染リスクも下げられます。 公共の利益をしっかり守るSDGsの行動の成果をポイントにして見える化することで、自分の利益にもなり、地域経済にも貢献できることを実感できるはずです。ぜひ地域通貨を導入してはと考えますが、本町のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  電子地域通貨導入の検討はについてでありますが、現在、本町では新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の活性化および生活支援として、心の絆商品券を第2次まで発行し、町民の皆さまに有効にご利用いただいているものと認識しております。 第2次の商品券配布に際しては、町民の皆さまに各庁舎に受け取りにご来庁いただくなどご協力をお願いいたしましたが、速やかにそして確実に皆さまのお手元にお届けすることは、課題の1つであると考えております。 ご指摘のように、西伊豆町では民間事業者トラストバンクが展開する「チーカ」というサービスを利用して電子地域通貨を運用しておりますので、先進例とし取り組み状況をお教えいただくなど、コロナ禍における新たな生活様式の中の有効な支援手段のひとつとして研究させていただいております。 本町においては、すでに昨年の夏から商工会の斡旋などもある中、あるキャリアのキャッシュレスシステムの導入も進んでおり、それを有効に活用することは商店にとっても新たな負担増にならず有益でありますから、SDGs、これは持続可能な開発目標の推進を念頭に、本町にとってどんな取り組みが一番ふさわしいのか、さらに検討を重ねてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 キャッシュレスシステムの活用ということで、今、ご答弁をいただきましたが、進めているということでしたが、具体的にどちらかとご相談をされていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  現在のところ、具体的にどことどういうふうなというところはまだやっておりません。いろいろな事例を収集しながら、本町に合った一番いい方法を見つけ出そうということで、検討しているという答弁になっております。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  先ほどの西伊豆町では、先ほど町長のご答弁の中にもありましたけど、地域通貨プラットホームサービスチーカというものを取り入れております。 事業の目的に合わせて、独自の地域通貨を設定することができます。地域ポイント事業の統合や、プレミアム商品券電子化、SDGsポイントなど、さまざまな事業や施策を実現することができます。広い年齢層に対応するスマホアプリと、カードの2種類がありますので、スマホを利用していない年齢層にも提供可能であります。 冒頭申し上げた、百歳体操に行ったらポイントが付くとか、ごみ拾い、ボランティア活動をしたらポイントが付くというようなことを取り入れていまして、そうすることによって皆がそれで健康寿命も延びて、町として保険料軽減につながったり、またポイントが付くことで励みにもなりますので、住民としての意識も高まるのではないでしょうか。地域通貨にSDGsに絡めた地域通貨のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今、まさにそのことに注目して先進例を収集しているところです。そして、この施策をある程度政策として決定する過程では、年代層に関わらず、ご高齢者にとっても使いやすいというような視点も当然必要ですし、世代間の中で違和感のないようなもの、バランスのいいそういう地域通貨、そうしたものを考え出していくということは、大事なことではないかと思っております。 今、検討に入っておりますので、いい結果というか、ご報告ができる日が早ければいいなというように思っているところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  いい結果を期待しております。 お願いいたします。 前文の中でも触れましたけど、今、例えば六郷でお買い物をすると、シールをくれるんです。市川三郷町だとあったかカードがあって、それは500円券になったりということで、お買い物ができるんですけど、町として統一したものというのは、お考えはありますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  先ほどから出ております地域通貨ですが、私も西伊豆のサンセットコインは一部ですが体験させていただきました。とても便利でよいシステムではないかと思っております。 今の質問の商店で買い物したときの、旧町時代からやっていたシステムだと思いますけど、六郷のシール展開とか、市川大門のあったかカード、旧三珠にもいつの時代に終了したか分かりませんが、シールを集めるようなシステムもあったと記憶しております。 そのへん、商工会とか、いろいろな先ほど町長の答弁にもありましたが、先進事例を参考に、統一できるものであれば、合併していますので、全町で通用するようなもの、そのへんを商工会ともよく、商店、今現在やっているシール展開、あったかカードにしても、それぞれの参加店がいろいろな負担をしながら続けてきているものだと思いますので、そういう負担に見合って導入したほうが活性化につながるとか、店にとっても有利であるというものを見つけながら、検討をしていきたいと思います。 また、西伊豆町も姉妹町ですので、導入したその地域通貨について、導入後のランニングコストだとか、メリット、デメリットを情報交換しながら、うちの町にあったものを研究していきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。ぜひSDGsに絡めたポイント付与もご検討をいただきたいと思います。 昨日から、町長も先ほどおっしゃっておりました、第2弾の心の絆商品券が利用開始となっておりまして、町民の皆さまも本当に喜んでおります。昨日も、うちの近く、火曜日がいつも地域おこし協力隊の移動販売が来るんですけど、さっそくうちのご近所の方も、この商品券を使ったりとか、あと昨日は、六郷の台とか、神有とか、あっち方面だったんですけど、そこの方々もみんな使ってくださったと言って、とても喜んでおりました。本当に感謝を申し上げます。ありがとうございます。 いずれにしましても、本町の地域経済が活性化することを心から祈っております。 以上で、一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第3番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 なお、消毒のため、暫時休憩といたします。     休憩 午後7時50分-----------------------------------     再開 午後7時50分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 続いて、第2番、笠井辰生君の一般質問を許します。 第2番、笠井辰生君。
    ◆2番議員(笠井辰生君)  議長の許可をいただきまして、一般質問をさせていただきます。 最後になります。いましばらくのお付き合いをよろしくお願い申し上げます。 コロナ禍中の町内地場産業への支援策について。 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が5月にひとまず解除され、しばらくの小康状態から、再び感染拡大の兆しが見え始めてきています。冬に向け、本格的な再流行を前に、この春からの町の施策と効果については適宜振り返り、PDCAのCですね。これからのシーズンに備えていただきたいと考えます。 コロナ禍は、町内の産業にも大きなダメージを与えています。町には商品券の配布事業等、国にはGoToキャンペーン等の施策を進めていただいてきましたが、ウィズコロナの状況の出口がまだ見えない現在、本町の地場産業の今後が心配されます。 夏の書き入れ時のイベントがほぼ全滅の花火産業、公共施設が使えず展覧会や稽古事の休止から需要が低迷する和紙産業、そしてリモートワークによる押印の見直し論に始まり、河野行革大臣の発言により来春の卒業記念ハンコが一斉にキャンセルされるなどの壊滅的な打撃を受ける印章産業に、それぞれ持続可能な支援が必要です。 本町の地場産業に関して、新型コロナ感染症の影響をいかほど把握されているのかについて、特に印章に対する河野大臣の発言の影響はいかほどかについて、町内地場産業への支援策の県や関連団体との連携の状況について、後継者育成事業の進捗と今後の展開について伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井辰生議員の一般質問にお答えします。 コロナ禍中の地場産業への支援策についての1点目、新型コロナ感染症の影響の把握についてでありますが、まず花火産業では、全国各地で大規模な花火大会が中止となり、7月・8月・9月の最盛期においては、80%から90%の減収となっており、在庫数も例年の1.5倍から2倍と経営状況は非常に厳しいと聞いております。 和紙産業では、障子紙においては大きな影響は出ていないものの、書道半紙・手漉き和紙ではイベントや稽古事の自粛、手漉き体験の減少等の影響が出ております。さらに、町経由で受付けたセーフティネット融資等をみても、各社に影響が出ていることは承知しております。 2点目、印章に対する河野大臣の発言の影響はについてでありますが、大きな影響としては、卒業記念のはんこを取りやめるケースではないかと思います。また、手彫り印章のみならず、印章関連事業すべてに影響が出ているとも聞いております。 3点目、町内地場産業への支援策の県や関連団体との連携の状況についてでありますが、花火産業におきましては、神明の花火倶楽部はじめ町内団体と協力し、協賛金を募ったサプライズ花火や、神明の花火応援企画クラウドファンデイングの実施、神明の花火特別番組の企画、百貨店においての市川三郷町花火フェア等を実施してまいりました。 和紙産業、印章産業におきましては、各組合への補助金の継続、首都圏および百貨店で開催されるフェアヘの出展を計画しています。また、国や県における補助金や無利子等の有利な融資の周知および利用を積極的に働きかけ、実施してまいりました。印章に関しましては、町独自の印章購入助成金、成人式における実印の贈呈は引き続き実施してまいります。 4点目、後継者育成事業の進捗と今後の展開についてでありますが、手漉き和紙の後継者は、現在2名の方が今年度オープンいたしました市川手漉き和紙夢工房において技術の習得と品質向上に努めております。 花火産業では、各社とも世代交代をし、後継者に引き継がれていると承知しております。 印章業では、40代の職人が4名いますが、家内工業のため、なかなか外部からの後継者育成は難しいところです。 現在、地域おこし協力隊の方が3名、町内で活動していただいておりますが、手漉き和紙や印章業においても地域おこし協力隊の募集を行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。コロナ禍で影響を受けている本町の地場産業ですけれども、売り上げが減少したところは、国の持続化給付金等もありましたけど、町が窓口になっているのがセーフティネット、それの受付等で状況は産業振興のほうでも、商工観光のほうでも把握をしていただいていると考えています。 雇用については、困窮の現状を把握されているでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  雇用については、細かい情報は入手しておりません。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  雇用も国のほうで雇用継続助成金という制度がありますけど、企業経営者も個人事業主も被雇用者も状況は大変厳しい現状です。最善の対策を町にも取っていただくためにも、組合や商工会と協力するなどして、各事業の現況と、支援のニーズなどの、事業者へのアンケート、実態調査をすべきではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  実態調査についてですが、どこまで可能かは分かりませんが、検討をしてまいりたいと思います。 その実態調査には、商工会や組合、県の労働部とも連携をして、できる範囲で行っていきたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ハローワーク、鰍沢のハローワークの所長とお会いしたときに、有効求人倍率、やはり1.0を切ってかなり厳しい状況です。 これは1つの自治体でどうこうできる状況を超えている数字でありますので、特に国の施策が重要でないかと思います。経済が持ち直すのは、早くて3年という見方をしているところもありますので、国の大きな政策がかなり大きな影響力があるのではないかと思っております。できる限りいろいろな場所で、国からの支援について発言していきたいと考えております。 町は町としての努力の仕方がありますから、それはそれとして、しっかりやっていく必要があると考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  3年、回復までにかかるかもしれないということで大変、これからいろいろ不安の中で、やはり進んでいかなければならない状況があります。何とか町としても、いろいろさまざまな施策を、国、県と協力して進めていただければと願うものです。 はんこですけれども、河野大臣のはんこをなくす発言や、印章産業を侮辱するSNSの投稿には、長崎知事が率直に怒りを表明していただいて、産地の声なき声を代弁してくださいました。 国会の自民党はんこ議連の竹本前会長は、大阪15区で、大阪もはんこ産業がとても盛んな土地なんですが、大阪府・市が今年1月に打ち出しているのは、はんこレス、ペーパーレス、キャッシュレスの3つのレスだと、逆風です。コロナ禍の中、すっかりはんこレスがはやり言葉のようになってしまいました。 国では、7月の閣議決定で、行政手続き上の押印の見直しには、すでに触れられていたのですけれども、そこには見直した際の影響については、慎重に進めるということもあったのですが、河野大臣のパフォーマンスでみんな吹っ飛んでしまった感じがいたします。 このピンチをせめてチャンスにとらえるのには、この騒動で、くしくも上がったこの町の知名度はんこの町市川三郷町をここで一層アピールし、はんこ本来の価値、手掘りの職人の手仕事の価値を発信することで、はんこを持つなら甲州手彫り印章だねという取り組みに、逆に切り替えられないかなと、こういった取り組みの支援が町にも求められると考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  まさに笠井議員が、今ご指摘になりました点、山日の記者ノートに、私、後半のほうで書かせてもらったんですが、甲州手彫り印章は、特別な価値のあるものだと思っております。現在の名工、そのほか本当に誇れる高い技術を必要とするものです。 うちの家内が、たまたま六郷だったということで、はんこの話を聞くと、まず印材を選択して、字入という、逆さ文字ですね、字入をして、あら彫りをして仕上げをするという工程も聞きました。その字入がとても難しい技術であるというように聞いております。これはとても誇れる技術で、こういうときこそ、甲州手彫り印章の価値を発信し、みんなに知ってもらう、今までなかなかそこまで知っていただくことが、足りなかったように思うんですが、この機会にそのことをしっかり発信するということもできるのではないかと思っております。 笠井議員のご提案に、まったく同感でございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  久保町長、よくさすがご存じでいらっしゃるなと思いました。字入、すべてのはんこを彫る職人さんが、逆さ文字で書きいれられるかというと、そうでもなくて、限られた方でないとなかなか難しいというふうに聞いております。 ぜひこの甲州手彫り印章の価値を、この機会に一層高められたらと願っております。 そしてまた、地場産業としての振興には、県も力を入れてくださっていますけれども、本町の和紙、印章、花火の地場産業については、県の産業振興課が担当なさっているのではないかと思うんですけど、地場産業振興担当や、かいてらす県地場産業センターなどとの連携状況はいかがかなと思いまして、お聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  県との連携ですが、おっしゃるとおり県の産業労働部、産業振興課、その中に地場産業担当がおります。県との連携もことあるごとに連絡を取り、情報交換をして連携を図っているところです。 その中で近年実施してまいりましたブランドプロモーション事業とか、東京での展示会出展なんかもそちらからいただいた補助金や情報を活用しているところです。今後も、続けていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 ピンチをチャンスにするためには、知恵と工夫が必要になるのではないかと思います。山梨は、ワイン県で売り出しておりますけれども、ワインのラベルに和紙を使う、ボトルの封蝋、バックスキャップですか、に例えば押印してもらう、またはボトルのラベルにも押印してもらうですとか、また和紙の封筒に封蝋として、家紋印などを押してもらうとか、そういった提案型のものも、なかなか実現は難しいかもしれませんけれども、この機会ですから、いろいろなはんこの魅力をアピールしていければということを思っております。 そして、地場産業の後継者、育成事業ということで、市川手漉き和紙の夢工房ですが、こちらの体験の申し込みや商品開発などの運営状況についてお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  市川手漉き和紙夢工房の運営状況や、商品開発についてですが、昨年度の事業で工房を整備いたしましたが、4月1日からすぐにオープンして始めたかったところですが、コロナの影響で延びてしまい、実際のオープニングを8月になって行いましたが、体験とかは、今、今回の一般質問の中にも出てきていましたが、青洲高校の青洲学ということで、峡南地域学の中で体験をしてもらったり、市川小学校、中学校の生徒も手漉きの体験をしてもらっています。数名ですが、一般の方の体験もありました。 それから、最近ですが、大学生からチラシ用に手漉き和紙を使いたいということで、注文も入っております。 それから、商品開発の件ですが、FMラジオに出たり、新聞などにも載っていると思いますが、後継者の女性の方2人いますが、女性の感性を生かしたものということで、名刺、はがき以外にも、コースターとか、イヤリングなどのアクセサリーなども研究をしてもらっています。そのほかも需要を開拓して、今までになかった和紙の魅力が伝えられるようなものを考えていきたいと思います。 また、うちの課の商工係ですが、消費生活の啓蒙活動を行っております。電話詐欺とかのチラシをつくったり、カレンダーをつくったりしていますが、そんな商品というか、啓蒙の品にも和紙が使えたらということも考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。女性2人の後継者が非常に熱心に商品開発にしても、取り組んでいただけているということで、とても心強く思います。 数名とはおっしゃられましたが、一般の体験の方もいらっしゃるということで、ぜひこれを数十名、数百名に増やしていけるように取り組んでいただければと期待をいたします。 この夢工房で、花火や印章とのコラボレーションなどは考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  地場産業の花火、印章、和紙のコラボレーションなんですが、具体的なものではありませんが、構想は考えております。また、地場産業や特産品のツアーも検討しているところであります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 いろいろ期待できる内容がこれからありそうで、とても楽しみにしております。 先ほど、町長からのご答弁で、地域おこし協力隊でも和紙、花火、印章にも受け入れを検討していただけるということで、ありがとうございます。以前、受け入れ態勢の部分ですとか、就業の環境面、条件面等で見送られたというようなことも聞いておったのですが、ぜひこの機会ですので、市川三郷へ来て、和紙を漉いてみよう、はんこをつくってみようという人の呼びかけをぜひ全庁を挙げてしていただければと思います。 次に移ります。 六郷インターチェンジ周辺の活性化策について。 六郷地区の人口減少は近年深刻にとても感じております。地域の高齢化や若年層の減少により、町内一斉清掃や河川の除草作業等の維持継続が困難になっている現状があります。また、地域行事や、寺社の例大祭等、伝統行事の運営にも影響がでてきている現状がございます。 六郷インターチェンジは、供用開始、増穂インターの開通から3年、下部温泉早川インター間の開通から1年経過しました。交通量は着実に増え、来夏に南部インターまで開通すれば、静岡県の駿河湾、物流の大動脈の東名高速道路、新東名高速道路、富士山静岡空港とも結ばれます。 ストロー効果対策を今こそここで講じまして、全面開通が活性化の起爆剤となることを望むものです。 そこで、六郷インターチェンジ周辺の活性化に関して、PFI活用を目指した事業の進捗状況について、地域経済牽引事業の重点促進区域とする県の物流等基本計画との連携状況について、コロナ禍における地方移住希望者の取り込みについてお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  六郷インターチェンジ周辺の活性化策についての1点目、PFI活用を目指した事業の進捗についてでありますが、新型コロナウイルスの影響下ではありますが、デベロッパーや民間コンサルなど、複数の業種との協議は、以前同様に継続して行っております。PFI事業に限って検討するということよりも、民間の参入を促す方向を念頭に検討していただいており、来年度期待される中部横断自動車道の六郷インター以南全線開通に向けて静岡県の複数の業者にお声掛けをいただいているようですが、まだ具体的な回答を得るには至っておりません。 引き続き、幅広い業種向けにお声掛けいただくなどさまざまな可能性を排除せず協議を継続してまいります。 2点目の、地域経済牽引事業の重点促進区域とする県の物流計画との連携状況についてでありますが、これまでの協議の末に、昨年夏に山梨県より、山梨県物流等基本計画において、土地利用調整に関する農振法や、農地法の特例措置を受けることがかなうエリアとして、重点促進区域の1つにご指定いただきました。山梨県においてはPRチラシなどを作成し、機会あるごとに広報していただけていると伺っております。 残念ながら、山梨県からは、これまで具体的な交渉に至るまでの成果は上がっていないとの報告もいただいており、今後ともさらに山梨県とも協働する中で粘り強くPRに励んでまいります。 3点目の、コロナ禍における地方移住希望者の取り込みについてでありますが、新型コロナウイルス感染症予防のため、例年のように移住希望相談など行えていない現状ではありますが、7月には地域おこし協力隊員として浜野雅子さんが千葉県より移住されてきましたし、農泊を体験された首都圏在住の方が、豊かな自然や地域の皆さまとの触れ合いの中で、本町を気に入っていただけ、移住を希望されているというお話もいただいておりますので、地道ではありますが地域の皆さまとの連携を生かす中で、さらなる成果に向けて確実に進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  第2次総合計画の最初の5年スパンのもう4年目になります。重点プロジェクト、賑わい創出プロジェクトのよってけし、泊まっていけしの中でも、中部横断自動車道の六郷インターチェンジ開通と、将来の高速道路網の発展を見据えて、町の特産品や農産物等を手軽に購入し食すことで本町の魅力が体験でき、併せて町民の憩いの場となるような交流拠点の整備の検討を進めますとあります。 この取り組みの進捗についてお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 企画係長、望月直人君。 ◎企画係長(望月直人君)  現在までデベロッパーやコンサルなどと協議を進めておるところですが、現状、具体的な進展はございません。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  町長のご答弁でもPFIより民間の参入を促す方向でとございましたが、PFI、民間の資金と経営能力、技術力、ノウハウを活用し、公共施設等の設計建設を運営を行う公共事業の手法がPFI、それに対して民間による物流拠点とかの参入を呼びかける、これは県の物流計画にも即したものだと思うんですが、これを町として六郷インター周辺に整備の方針を掲げているものに対しては、もっと主体的、主導的に旗を振って音頭を取って進める必要があるのではないかと思うんですけど、こういった活性化のためにも、地域住民への説明ですとか、アンケートを取るなどの意向調査、地元の意向、合意形成のサポートを町ですべきではないかと考えますがいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町で道路を、交通高速道路体系については中部横断自動車道があるんですが、本町では今取り組んでいるのが、町道岩間・久那土線、新宇野尾トンネルまで行く道路が、土木整備課の努力もあって、歴代課長が大変苦労されたんですが、実を結んで、用地買収が可能になり、工事が着手でき、繰り越し明許をして、令和3年度の工事になると思うんですが、可能になります。さらに三沢・市之瀬間の西八代縦貫道の関係が整備されてきて、さらには落居・鹿島トンネルの今交渉をしておりますが、それが開いて、山田川右岸側に出て、今の県道では幅員が狭すぎまして、センターラインが引けない道路ですから、山田川の右岸側に新しい道路を引いて、そして岩間・久那土線の六郷インターのあの道路に何とか結び付けられるような構想も、実は描きつつあるんです。 そういうことをしていくと、六郷は一気に、だから一つひとつ細かい点も大事ですが、面的にしっかり整備をしていくということが大事ではないかと思います。 花伊電線が撤退をしたことは、会社経営とかいろいろあるんでしょうけど、私の見たところでは、道路整備が基本的にできていなかったんですね。工場へ入るのに、大型トラックが入れないような条件の中で、工場誘致をして、あそこに工場が出たんですが、大きいトラックは違う場所で荷物を降ろして、小さな車で工場に運び込むというような条件ですから、これは企業立地としては非常によくないと思っています。 ですから、その周辺整備も重点ですが、面的にもう少し六郷地域全体をどのように、基本的には県道は1本しかありませんので、何とかそこをいろいろなことで、開発していくということを合わせて、将来展望し、考えていく必要があると思っております。 最近、言志四録、しるしですね、その中の言志録に「機は前に見えるもの」というところがあるんですね。 これを読むと、しっかり政策決定する上でも、将来を展望してしっかり構想をしっかり練って、政策立案するということが、今様に書いてあるんですね。これは江戸時代に読まれた言志四録の中の1行ですが、そのことも一生懸命学びながら、今、地域活性化のためにどういう手を打つべきかということを、特に六郷地区に関しては、そういう視点が必要ではないかと思って、答弁をさせていただいております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 行政当局のご努力、ご尽力により六郷インターからの新宇野尾トンネルへの道の開通ですとか、それがまた三沢・市之瀬バイパスのほうにも波及的にメリットがつながっていく。それに県道の拡幅等も、非常に実現に向けていきたいものなんですけども、現実問題、中部横断道が開通してから、今の県道、かなり交通量、しかも大型車両が増えて、危険は増している状況です。増穂のインターというか、黒沢バイパスから六郷インターへは国道のほうへ誘導してほしいくらいなんですけど、六郷の狭いところを通らないで、そういう現状と丁寧に進めなければいけないということも、国家百年の計ではないですけれども、早急にはできないことも分かりますが、現実問題、六郷の人たちがああなってほしい、こうなってほしいと思ってから、ずいぶん時間が経ってしまいまして、気が付くと六郷小学校もあと5年、10年すると、入学児童が10人を切ってしまうのではないかというくらいまで、不安な状況になってきてしまっています。 今ここで、やはり先に向けて丁寧にということももちろん大事なんですが、現実の目に見えるビジョン、こういった方向性というものが求められているのではないかと思います。 今、花伊電線さん、撤退のことについてのお話がありましたが、この跡地の整備方針について、現状はいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 企画係長、望月直人君。 ◎企画係長(望月直人君)  現状につきましては、周辺も含め、活用策は検討中、未定というところであります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  その六郷インターになかなか企業誘致や宿泊施設等、整備の推進が進まない何か原因、理由等はあるのでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 企画係長、望月直人君。 ◎企画係長(望月直人君)  先ほど町長もお話しましたとおり、道路状況というのも1つの問題かもしれません。 あと現状であれば、新型コロナウイルスの影響で出店計画の延期、中止なども開発に慎重になっているお話もお聞きしております。 また、近年水害においてのハザードマップ、浸水想定エリアへの開発にも慎重になっているともお聞きしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。 課題が道路状況、そうしまして先ほどの町長がおっしゃられるように、やはり道路の改善、水害ハザードに関する部分、そうしましたら排水、先ほど国土強靱化の話もございましたが、明らかに5メートル、10メートルということが推測されるのであれば、その水を逃がす方策、対応をぜひ早急にとっていただきたい。そして安心して企業誘致とか、あるいは宅地の整備につなげられるような状況にしていただけるよう望むものです。 最後ですけど、都会からの移住希望についてですが、やはりわが町に興味を持ってきてくださる方がいるというのは、大変心強く感じます。首都圏や静岡からの距離も遠くなく、JRや高速道路のアクセスもある状況、岩間の駅から富士山も見えますし、そうした部分、そこに地場産業、先ほどのこともございますが、ぜひ地場産業のPR、そしてそれに取り組んでみないかという声掛け、働く世代の呼び込みを望むものです。はんこを彫ろう、和紙を漉こう、花火を上げようというようなところで、市川三郷トータルで、活性化につなげられればと思います。 最後にご意見を伺って閉じたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  六郷エリアは、とてもいい場所ですし、私は市川三郷町の中でも誇れる場所であると思っています。小学校の児童数の心配をされましたが、心配はいらないと思います。住宅政策もきちんとやりながら、私は住むのには一番人情細やかで、本当にいい場所であります。六郷地域の発展は間違いないと思っておりますから、いろいろな施策をしっかり面的に考えながら、あるいはある程度スピードを上げてやらなければならない、今、ご指摘のような点もありますが、バランスよく地域の発展のために、いろいろな施策を展開してまいりたいという思いで今おります。 ○議長(笠井雄一君)  2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございました。 私のほうも汗をかいて取り組んでいきたいと思います。 これで終わります。 今日はどうもありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第2番、笠井辰生君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後8時30分...